見出し画像

このままずっと濡れていたいの...

あと...

もうわずか数日で

2020年の夏が終わる。

私は、

つい先日...

大学3年の夏の終わりの出来事を

ふと思い起こしていた。

その..

ちょうどこの時期の早朝のこと...

当時のカレと私は、

大学の仲間たちと

新宿で夜通し遊んだ後、

始発でカレのアパートに帰るところだった。

最寄駅に降り立ち、

お互いに眠気でフラフラになりながらも

しっかりと手を繋ぎ 歩いていると・・

急にひどい土砂降りに見舞われたのだ。

いまだかつて

経験したことのないほどの強烈な雨。

地面を叩きつけるような

非常に激しい雨だった。

もちろん..

二人とも傘は持ち合わせていない。

前方が全く見えないくらいの

あまりにも激しすぎる雨に...

私たちは

もはや立ち往生するしかなかった。

雨音もかなり激しく、

堅く手を握り合うカレの声すらも

もはや聞き取れないくらいだった。

カバンも靴も服も・・

もう何もかもが

すべてびしょ濡れで...

全身がものすごーく

重たくなってしまって....

まるで

体に重石をつけられたかのようで...

なおさらのこと

前に進みづらいのだ。

でも.....

自然相手のことだ。

怒りの矛先がどこにもないのだから・・

私たちはもう...笑うしかなくって...

思いきり二人して笑い合ったのだった。

カレは

目をつぶりながら・・

叩きつける土砂降りの雨空に
顔を向け..

そして..

大きな口を開けて

雨水を口に溜め込んでみたり、

ビニール袋にも溜め込んで

" この雨水、記念に持って帰ろうや... "

..と、笑いながら私にそう言ってきた。

まるで少年のような瞳で....

少年がやるようなことを

あれこれと試みながら

土砂降りを思いきり楽しんでいるカレ・・

私はその様子を微笑ましく見守りながら

そんな無邪気なカレのことが

とってもとっても愛おしくなって

思わずカレに抱きついていったのだった。

その日は たしか...

土曜5時台の早朝だったと思う。

車もまったく通らない

人の気配もまったくなく

辺り一面は

ひっそりと静まりかえっていて

ただただ雨音だけが

強く大きく鳴り響く中で

私たちはびしょ濡れの状態で

強く強く抱き合いながら

キスしあったのだった。

まるで

ドラマの中のワンシーンのような

このシチェーションに...

私は心の中で・・

こんなにも激しい土砂降りに見舞われることも...
そんな中でこうやってカレと強く抱き合うことも...
そして全身濡れたまま..キスをしあうことも...

きっと、この先おそらく....

絶対に...

起こり得ないんだろうな・・

だったなら...

カレと土砂降りの中で

このままずっと濡れていたい・・

抱き合いながら..

キスしあいながら...

....そんなことを思っていた。

そして..

なんとかして

カレのアパートに着いて....

私たちは玄関でお互いに..
お互いの服を脱がせ合うのだが、

あまりにもびしょ濡れ状態で
服が体にピッタリと
まとわりついてしまっていて
なかなか脱がせられなくって...

そこでまた二人して大笑い。。

ようやく脱ぎ終わり、、

二人で一緒にシャワーをして
雨に濡れた体を綺麗に洗い流した。

そして...

クーラーをガンガンに効かせた部屋で
二人そのまま裸のままで...

とっても肌触りの良い
薄手の大きな茶色いブランケットに包まりながら
じゃれ合っている内に・・
お互いがお互いを欲しくなり...

私たちは熱いキスを交わし合いながら
思いきり濃厚なセックスを楽しんだのだった。

その後、

私たちはお腹が空いて、、

近くのコンビニで食べ物を買って
レンタルショップで
DVDを数本借りた。(当時はビデオだったかな..)

何の洋画だっただろう...
ちょっと忘れてしまったが...

私はそのストーリーの所々で感動して
涙で頬を濡らしまくったのだった。

そのストーリーの途中では

激しい官能シーンにも出くわして..

私たちはまた再び 抱き合いたくなって...

お互いを求め合い...

そして...

深く深く...

愛し合ったのだった。

私は

カレの舌が

私の唇を押しながら

そぉーっと入ってくる...

その瞬間がたまらなく好きだった。

お互いに舌を絡ませ合いながら...

次第にカレの繊細な指先が・・

私の右の乳首の先端に

そーっと触れた..

その瞬間・・

私は思わず....

......と、

これ以上

調子に乗って書くと・・

乙女な文章とは かけ離れてしまうので、、

この辺で...汗.。。。

...と、

まぁ...

大学3年の...

夏の終わり頃の

その日は・・

早朝から土砂降りで全身が濡れ..
シャワーに濡れ...
ベッドで抱き合って
体の一部が濡れ..
洋画に感動して頬が濡れ...

そして..

再び抱き合って...

一度は乾ききった 体の一部が・・
また徐々に濡れ始め...

もう...

濡れる...

という行為を

一日中....

思う存分に

味わい尽くした日となったのだった。

濡れる ...

という行為は、

とても気持ちがいい行為であって...

まさに...

快感.....っていう言葉が

とてもしっくりくるように思う。

そして...

濡れる ...

という行為は、

肌だけでなしに..

心の奥底までをも潤してくれる...

まるで

乙女の媚薬のようなものだ。

でも、、

でもだ・・・

同じ

濡れる...

という行為でも、、

悲しみの涙に濡れる...

という行為は、

人生において

より少ない方がいい。

そして...

なるべくなら避けたい・・

悲しみの涙が頬を伝う瞬間ほど、

心が苦しくなるものはない。

だから私は...

悲しみで涙する時は

絶対に頬を伝わらせまいと

瞬時に目頭に

服の裾を当てがって

今にもこぼれ落ちそうになっている

悲しみの涙が 

頬を伝うことを

必死に阻止している。

嬉しい涙で

頬が濡れちゃうことは大歓迎だ

でも..やっぱり人間だから・・

人生は誰もが

嬉しことと悲しいことの繰り返しなのだ。

悲しい涙も避けては通れない。

...なんだけど、、

自分の努力によって
避けられる悲しみならば...

なんとかして避けたいよなって思う。

だから...

さぁ・・

私も... そして..

あなたも....

悲しみに暮れる前に

やれることを探そう。

誰かのnoteを読むでもいい。

本を読むでも...

長閑な風景写真を眺めるでもいい。

心落ち着かせる音楽を聴くでもいい。

美味しいものを食べるでも...

美味しいお酒を口にするでも....

でも...

それでも...

苦しくって悲しくって...

どうにもならないっていう時は・・

ユウリハセガワの

サロン・ド・ユウリへ 

どうぞ いつでもお気軽にお越しください。

そんなお辛い状況下にある 

あなたのお心に ユウリが そっと優しく寄り添います。

 ✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨✴︎✨

本日もユウリのnoteにお付き合い頂き、
ありがとうございます。

しかし...

淡い思い出というのは

いつまでたっても色褪せませんね..

私とあなたとの関係も・・

いつまでも色褪せずに

ずっとずーっと...

末長く続いてくれますように・・

大学時代・・・

若かったあの頃は

言ってみれば...

ほぼサンデー毎日の...

ロングバケーションのようなもので...

時間は無限にあるものと勘違いしておりました。

そう信じて疑わなかった。

時間は有限なのに・・

世の中には、

一分一秒でも生き抜きたいと

思っている人もいるというのに・・

非常に純粋無垢で愚かで

無知だったあの頃・・

年を重ねるごとに

時間の大切さというものが

深く深く身に染み入ります。

私は今、

時間というものがすごく愛おしい。

その1秒1秒が・・

とても愛おしくてたまらない。

きっときっと、

あなたもそうだと思う。

絶対そうだと思うのに・・

まさしく今、

あなたがこうやって....

あなたのその貴重な時間を削って

私のnoteを読んでくださっていることに

深く厚く感謝いたします。

いつも本当にありがとうございます。

大学時代のひと夏の...
淡くてステキな思い出と..

素敵なあなたに出会えたことに

心から....カンパーイ!!

カンパイ1のコピー

*************************************

✴︎悲しみの涙に暮れる前に..暮れているあなたへ・・✴︎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?