海の音 - umi no oto - by FURUNO

船舶用電子機器メーカー古野電気株式会社の公式note。世界中の海をフィールドとするFU…

海の音 - umi no oto - by FURUNO

船舶用電子機器メーカー古野電気株式会社の公式note。世界中の海をフィールドとするFURUNOの社員、パートナーさんと一緒に海の魅力やちょっとした発見を紡いでいきます。お届けしたいのは「自由で心地のよい海の世界」、読んでくださった皆様にとって海がちょっぴり身近になりますように。

マガジン

  • 海が私の仕事場です!

    FURUNOで働く社員のほとんどは多かれ少なかれ海に関連する仕事をしています。 彼らはどんな希望を持ってFURUNOに入社し、何を想い日々業務に携わっているのか、 社員ひとりひとりに迫るマガジンです。

  • 海辺の水彩画

    海辺に立ち、眺める景色。 海風がそっと頬を撫で、潮騒のリズムに心導かれる。 それはどことなく懐かしく、心落ち着く豊かな時間です。 そんな情景を優しい水彩画のタッチと文律でお届けします。 *本記事は2016年〜2022年までBoat Fishing誌にて連載されていた「海辺の水彩画(絵・文 岡本 幸雄)」を再編集したものです。当時の面影とともに水彩画の世界観をお楽しみください。

  • -SPIRIT of FURUNO- 挑戦者のストーリー

    見えないものを見るために。FURUNOは創業以来、挑み続けてきました。徹底して現場を見つめ、そこに見合う技術で問題を解決する。世界初の魚群探知機の実用化も、この姿勢から生まれました。 FURUNOとそのパートナーが挑む物語を紡いでいきます。 ※マガジンタイトルは2020年に引退した実験船「スピリットオブフルノ21」より

  • 自動運航船で世界をリードせよ!

    今、世界に先駆けて、日本の海運業界が大きな変革点を迎えています。 デジタル技術を活用した運航状況や船内外ナビゲーション、エンジンなどの機関システムの見える化が急激に進んでいます。 そして、その先に目指すものは"無人運航船"の実現。 競合他社とも手を取り合い、オールジャパンで進められている無人運航船プロジェクト。長年航海計器で業界を支えてきたフルノの目線で取り組みを紹介します。

  • 海のためにできること

    漁業や海運、レジャー、、、海によって私たちの豊かな生活は支えられています。 私たちFURUNOも海によって育ててもらった企業です。そんな海がいつまでも美しく、多様な生物の住み家であり続けますように。私たちに出来ることを考えます。

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最近の記事

  • 固定された記事

【note運用1周年】オウンドメディアをどう育てよう?フルノ公式note振り返り。

こんにちは。海の音編集部です。 この度、2023年7月17日の海の日をもって、フルノ公式note「海の音 - umi no oto -」の開設から1年を迎えました。 改めて日頃訪問してくださっている皆様、いつもありがとうございます! さて、今回の記事は"note開設から1年でどのような効果があったのか"ということを、3ヶ月ごとのアクセス数や実施した社内アクションも交えて振り返ります。これからnoteを始める企業さんや運用間もない担当者さんのマイルストーンのような記事になれば

    • 風通しの良さ、高知の漁業への『愛』、暖かい気持ちで溢れるフルノの高知営業所です。

      四国山脈と土佐湾で囲われた高知県は、昔から漁業が盛んに行われてきた地域です。みなさんの高知県といえば、"鰹の藁焼き"なんて印象もあるのではないでしょうか。他にもカンパチやマグロ、サバ、ウツボやマンボウなど魅力的な海産物が豊富にあります。 そんな高知に、フルノは創立20年目の1968年に高知営業所を設立しました。設立からおよそ半世紀、お客様の近くで漁業を支えてきた高知営業所をご紹介します。 カバーするのは高知だけじゃない? 船と共に移動する高知のフィールドエンジニアの仕事

      • 運河沿いぶらぶら -東京・天王洲アイル-/海辺の水彩画

        東京駅から山の手線を浜松町駅で下車。そこから羽田空港行きの東京モノレールに乗ると5分で最初の駅「天王洲(てんのうず)アイル」に着きます。 天王洲アイルは、東品川臨海部の再開発街区に位置する広大な人工州です。「天王洲」は海中の土砂が堆積してできた州の名称で、「アイル」は島を意味する英語です。 かつては殺風景な流通倉庫地帯でしたが、東京湾ウォーターフロント開発の先駆けとして都市開発が進み、今では高層のオフィスビルやマンションが林立し、運河沿いには洒落たレストランやカフェが並ぶオ

        • 新規事業のサポーターからプレイヤーに転身。その両面を知る人が見据える"フルノのテクノロジーを集結して社会課題を切り開く未来"とは。

          "水の中の魚が見えたら" そんな想いをテクノロジーを活用して実現し、誕生したものが魚群探知機です。創業者であり、魚群探知の産みの親である古野清賢が持っていた『想いを実現するスピリット』は「見えないものを見る」というフルノの事業テーマとして今に引き継がれています。 そのテーマに沿って、フルノでは船・海に関連する事業だけでなく、医療器具や気象レーダーなど身の回りの様々な製品・ソリューションを生み出してきました。 そして今、フルノで新たに取り組みを始めた分野が『気象・防災』の分野

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        【note運用1周年】オウンドメディアをどう育てよう?フルノ公式note振り返り。

        マガジン

        • 海が私の仕事場です!
          23本
        • 海辺の水彩画
          8本
        • -SPIRIT of FURUNO- 挑戦者のストーリー
          10本
        • 自動運航船で世界をリードせよ!
          3本
        • 海のためにできること
          11本
        • 航海計器の進化論
          15本

        記事

          運河の街 小樽/海辺の水彩画

          絵・文 岡本幸雄 小樽は北海道開拓時代の玄関口として発展してきました。当初は沖泊めした本船からハシケ(台船)を使って荷揚げ作業が行われていましたが、次第に取り扱う荷量が増え、搬送作業の効率化のためにハシケが接岸できる長い水路が必要となりました。そこで大正12年に完成したのが小樽運河です。 小樽運河は内陸部を掘り込んだ一般的な運河ではなく、日本で唯一、海岸の「沖合埋め立て方式」で築かれました。そのため、元の海岸線に沿って緩やかに湾曲しているのが特徴です。当初の全長は1,14

          運河の街 小樽/海辺の水彩画

          2023年の総振り返り!出演者に聞く「どうでした?」

          早いもので、今年も残すところわずか。 読者の皆さま、ご拝読いただきありがとうございました。 「海の音 - umi no oto - 」も2年目。去年以上に色んな方々に会い、その声を聞かせていただきました。そしていただいた声を文字に変えて、トータル"50記事"もnoteに投稿することが出来ました。 そんな2023年を、noteに登場してくれた社員の方々と共に振り返りたいと思います。 自分たちの取り組みを知ってもらい、社員皆さんの参加を促したい!従業員エンゲージメントサーベ

          2023年の総振り返り!出演者に聞く「どうでした?」

          "航海で最も緊張する瞬間"をデータで支援したい。理想と現実の差に挑む若手エンジニアに聞く開発ストーリー【自動運航船シリーズ vol.3】

          海運業の担い手不足や離島航路の維持などの社会課題の解決策として期待が高まっている"自動運航船"。 オールジャパンで進んでいるこのプロジェクトを長年航海計器で業界を支えてきたフルノの目線で取り組みを紹介している「マガジン|自動運航船で世界をリードせよ!」 第三弾は離着岸支援システムを紹介します。 今回お話しを伺ったのは入社2年目の若手エンジニアである生口 幹也さんです。 航海で最も緊張する瞬間? 感覚の部分をデータで提供したい 離着岸とはその名前の通り、船を岸に付けたり、

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          1枚の絵から生まれた"繋がり" - 鹿児島の"うんまか深海魚"を日本の子どもたちに届けたい -

          2023年夏、小学3年生のプレゼンテーションに心を打たれて、ひとつのプロジェクトが始まりました。 それは鹿児島の"うんまか深海魚"をこども食堂へ提供するというプロジェクトです。沢山の方々の繋がりで実現したこの企画の先には子供達の笑顔がありました。 海洋インフォグラフィックコンテントで奏大くんに出会いました 2023年8月19日(土)、東京都で海洋インフォグラフィックコンテストが開催されました。 フルノは昨年度からこのコンテストに協賛しており、今年は初めて審査員としてコン

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          須磨の海を守るんだ「すまうら水産」/海辺の水彩画

          絵・文 岡本幸雄 2014年、神戸のウエストコースト須磨海岸。そこに須磨海苔生産の危機を救うために立ち上がった男たちがいます。 「オレたちがこの須磨の海を守るんだ!」 須磨で生まれ育った若手漁師らは悩み、考えぬき、燃える気持ちを胸に「すまうら水産」を立ち上げました。事業は順調に進み、今では生産設備の整った海苔工場で、年間3千万枚の須磨海苔を製造するまでに成長しました。 須磨沖での海苔作りは、10月に育苗し12月から収穫が始まります。1月頃に最盛期を迎え、収穫は4月まで

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          こんな時代だからこそ、企業もわざわざ文章で伝えたいことがあるのです。

          先日、note proさんの利用企業セミナーに登壇させていただきました。 70名近い参加者の方々、ご視聴いただきありがとうございました。 今回のセミナーではフルノ公式note「海の音 - umi no oto -」立ち上げのための準備段階からまずは1年間継続した中でやってきたこと、これからより発展させるためにやりたいこと、それら過去、現在、未来の3つのカタチをnote proモデレーターの中田さんとお話ししながら伝えさせていただきました。 その振り返りとして、noteを始

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          ETCでこんなことができる?物流の2024年問題へ挑むETC活用ソリューションに迫る!

          「ピコーン!カードが認証されました!」 愛車のエンジンをかけた時に聞こえるこの声、聞き馴染みのある方が多いのではないでしょうか。そう、ETCです。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフルノはETC車載器のメーカーでもあります。 しかし、フルノが作っているのは車載器だけではありません。フルノは約50年に渡って、高速道路の料金収受用装置(ETC車載器を検知するゲート側のアンテナなど)の設計・製造に携わっています。このETC車載器とゲート側装置の両方を製造・開発してい

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          方位の進化。現代の羅針盤、サテライトコンパスᵀᴹ徹底解説。

          フルノ公式note「海の音 - umi no oto -」で何度かお伝えしているメッセージがあります。 「ぜひ船を見かけたら、上の方でクルクル回っているレーダーにご注目ください!」 しかし、今日はもう少し目を凝らして見てもらいたいものがあります。 レーダーのさらに上の方に個性的な形をしたアンテナがありませんか? 手裏剣のような形だったり、サーフボードのような形だったり、不思議な形をしています。実はこの異なる2種類のアンテナは同じ製品、その名も"サテライトコンパスᵀᴹ "と言

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          魚群探知機誕生の地「五島」/海辺の水彩画

          絵・文 岡本 幸雄 なかなか明けない7月の梅雨空を横目に、雨の五島列島を旅しました。 小雨の長崎から船に乗り福江に上陸。港近くにある上皇上皇后両陛下もお泊まりになったという老舗ホテルに連泊しながら、ここをベースに島内や上五島方面を巡ることにしました。 五島は、九州の最西端にあり長崎港の西方約100㌔に位置しています。福江島や中通島など5島を中心に140もの小島からなる南北に延びる列島です。島全体が自然海浜や海蝕崖など変化に富み、ほぼ全域が西海国立公園に指定されています。

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          知られざる社内図書館の仕事。それはエンジニアの共創を生む拠点でした。

          2年前に新たに開設されたフルノの研究開発棟"SOUTH WING"。 その1階には広々としたロビーが設けられ、昼休みには多くの社員がおしゃべりしながらランチをとったり、就業時間中でも会議室とは少し違った雰囲気で気軽にミーティングが行われていたり、憩いの場・交流の場として活用されています。 このスペースの中でも目を引くのは一番奥に置かれたちょっとおしゃれな書籍棚。たくさんの雑誌が並べられていますが中にはマニアックなものもチラホラ。海運や技術系の専門誌が置かれているのがフルノら

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          サーモン養殖の本場、ノルウェーの養殖を知る

          養殖といえば、真っ先に思いつくのは何の魚でしょうか。 「サーモン?」 「タイ?」 「ブリ?」 「カンパチ?」 今回はサーモンの養殖がさかんなノルウェーのお話です! (世界で約240万トン養殖されており、その半分の約130万トンはノルウェーで養殖されているのだとか・・・) FURUNOはノルウェーにも拠点があります。 Furuno Norge ASで働く養殖のスペシャリスト(養殖入魂な) ポールさんに来日していただき講演会を実施しました。 ☆フルノ豆知識:FURUNOで

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          AIを活用して魚を見る/養殖・魚体重推定システム

          今回はAIを活用し、魚の大きさなどを計測することができる養殖入魂なシステムを紹介します。 今回ご紹介させていただきますのは、生け簀の中にいる魚の「重さや長さ」の平均をAIを活用して推定する「魚体重推定システム」になります! 目次「なんで魚の重さとか長さを知る必要があるの?」 「今まではどうしていたの?」 「実際にどんなシステムなの?」 「私達はカメラを売っているわけではありません」 「なんで魚の重さとか長さを知る必要があるの?」 皆さまからの心の声が聞こえてきまし

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