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航海計器の進化論

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船の必需品、航海計器についてのマガジン。漁船、タンカー、ヨット、船の大小に関わらず、船の中は実は電子機器が沢山搭載されています。概要や実際の使われ方から開発秘話まで、「見えないも… もっと読む
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記事一覧

方位の進化。現代の羅針盤、サテライトコンパスᵀᴹ徹底解説。

フルノ公式note「海の音 - umi no oto -」で何度かお伝えしているメッセージがあります。 「ぜ…

後継者をそっと見守る。漁家の安心・安全を支える船舶の位置モニタリングサービス"イ…

「やっぱり船がどこにいるかだけでもわかると自分の気持ちが楽になるんだよな」 浜坂漁協組合…

「陸で待つ人たちにも航海の安心を届けたい」そんな想いから"イチダケ"は生まれました…

突然ですが、船舶の航行において一番重要な情報はなんでしょうか。 私は"位置情報"だと考えて…

海底が職場。過酷な環境で働く機械、"ゾンデ"をあなたは知っていますか?

突然ですが皆さん "ゾンデ" って言葉を聞いたことはありますか? おそらくほとんどの方が初め…

世界中の漁業の『未来』を担う、次世代 ”スマートブリッジ”とは何だ?!

現在、世界各地の漁業は大きな問題を抱えています。 漁獲数の減少。IUU漁業(違法・無報告・無…

釣れる魚、釣れない魚を見極める?! 最新機器を使いこなす遊漁船キャプテンと釣行へ!

1月某日、大阪南部、田尻漁港に籍を置く遊漁船「FxF KIX」を訪れました。この船にはフルノのフ…

フルモデルチェンジを果たしたフルノの"最新"魚群探知機。その中身を徹底解剖!

魚群探知機を作り続けて75年、プロ向けからプレジャー向けまで様々なラインナップを揃えているのがフルノの強みです。 そして2023年の春、待望の新製品がリリースされることとなりました! 従来の機能を引き継ぎつつ全く新しい機能も加わったプレジャー向け魚群探知機「FCV-600/800」です。 新製品の発売を前にFURUNOフィールドテスターである小野信昭さんにフルノの実験船に乗り込んでいただき、その出来栄えをレビューいただく機会を持ちました。 この新しい魚探、一体今までと何が違

魅惑の"氷上ワカサギ釣り"、そのカリスマの1日に密着取材!!

"厚い氷に穴をあけ、その穴から魚を釣る" たったそれだけのことなのに、なんて魅力的なんだ! …

魚群探知機はここまできた!最先端の魚探は魚を探すだけじゃない?!

古野電気が魚群探知機を世界で初めて実用化して70年以上が経ちました。 当時はまだ戦後直後、…

"インチキ"と言われた探知機が世界のスタンダードへ。漁師と向き合い続けた"魚探誕生…

こんにちは。12月3日は「何の日」かご存知でしょうか? 国際障害者デー、カレンダーの日、某有…

62歳、独りぼっちで始まった新プロジェクト!?日本中のセーラーを支えたトラッキング…

「製品開発の裏側にはきっとストーリーがある」 これが古野電気がnoteを始めた理由です。 会社…

航海の安全を見守る船の"目"、世界トップシェアを誇るFURUNOのレーダーに迫る!

私たちFURUNO社員は一つのクセがあります。 それは"船を見るとついつい最初にレーダーを見てし…

日本人セーラーを支えた"トラッキングシステム" その裏側を大特集!!

あまり普段人目に付かない古野電気ですが(自分で言ってて少し悲しい)、 2021年および2022年、2…

自由気ままなボートフィッシングの魅力。FURUNOフィールドテスター小野信昭さんに聞く「探究心を満たす魚群探知機の活用法」(前編)

「世界中のユーザーが満足する製品を」 それは創業以来から変わらないFURUNOの目指す理想のカタチです。 おそらくメーカーと呼ばれる企業様は皆同じ想いを持っていらっしゃると思います。 製品作りでは社内のいろんな部署が知恵や経験を出し合って、そして時間をかけて企画、設計、テストと進んでいきます。 その中で、ユーザー目線のニーズで製品をレビューしてくれるのがフィールドテスターと呼ばれる方々です。 フィールドテスターには製品や開発中の試作品を実際に船に取り付けてもらい、フィッシ