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航海計器の進化論

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船の必需品、航海計器についてのマガジン。漁船、タンカー、ヨット、船の大小に関わらず、船の中は実は電子機器が沢山搭載されています。概要や実際の使われ方から開発秘話まで、「見えないも…
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記事一覧

"未来の当たり前"を目指して 「仮想現実」で作る新しい航海のカタチ

海運業の担い手不足や離島航路の維持など海に関わる社会課題の解決策として期待が高まっている…

空を見れば、魚がどこにいるかわかる。世界初のバードレーダー開発物語

プロローグこのナブラはふとかぞ! 海の中にいる魚を空から探すレーダーシステム 『魚は海の…

方位の進化。現代の羅針盤、サテライトコンパスᵀᴹ徹底解説。

フルノ公式note「海の音 - umi no oto -」で何度かお伝えしているメッセージがあります。 「ぜ…

後継者をそっと見守る。漁家の安心・安全を支える船舶の位置モニタリングサービス"イ…

「やっぱり船がどこにいるかだけでもわかると自分の気持ちが楽になるんだよな」 浜坂漁協組合…

「陸で待つ人たちにも航海の安心を届けたい」そんな想いから"イチダケ"は生まれました…

突然ですが、船舶の航行において一番重要な情報はなんでしょうか。 私は"位置情報"だと考えて…

海底が職場。過酷な環境で働く機械、"ゾンデ"をあなたは知っていますか?

突然ですが皆さん "ゾンデ" って言葉を聞いたことはありますか? おそらくほとんどの方が初め…

世界中の漁業の『未来』を担う、次世代 ”スマートブリッジ”とは何だ?!

現在、世界各地の漁業は大きな問題を抱えています。 漁獲数の減少。IUU漁業(違法・無報告・無規制な漁業)の問題。また日本国内では人手不足や高齢化といった人的問題もあります。 これらの問題はスーパーに並ぶお魚のお値段が高くなったり、将来食べられなくなるお寿司のネタが出てくるかも・・・などと、私たちの生活にも大きく影響します。 そんな中、漁業の形が大きく変わるのではないか?と国内外で注目を集めているシステムがあります。それは次世代統合漁労システム、Integrated Fish

釣れる魚、釣れない魚を見極める?! 最新機器を使いこなす遊漁船キャプテンと釣行へ!

1月某日、大阪南部、田尻漁港に籍を置く遊漁船「FxF KIX」を訪れました。この船にはフルノのフ…

フルモデルチェンジを果たしたフルノの"最新"魚群探知機。その中身を徹底解剖!

魚群探知機を作り続けて75年、プロ向けからプレジャー向けまで様々なラインナップを揃えている…

魅惑の"氷上ワカサギ釣り"、そのカリスマの1日に密着取材!!

"厚い氷に穴をあけ、その穴から魚を釣る" たったそれだけのことなのに、なんて魅力的なんだ! …

魚群探知機はここまできた!最先端の魚探は魚を探すだけじゃない?!

古野電気が魚群探知機を世界で初めて実用化して70年以上が経ちました。 当時はまだ戦後直後、…

"インチキ"と言われた探知機が世界のスタンダードへ。漁師と向き合い続けた"魚探誕生…

こんにちは。12月3日は「何の日」かご存知でしょうか? 国際障害者デー、カレンダーの日、某有…

62歳、独りぼっちで始まった新プロジェクト!?日本中のセーラーを支えたトラッキング…

「製品開発の裏側にはきっとストーリーがある」 これが古野電気がnoteを始めた理由です。 会社…

航海の安全を見守る船の"目"、世界トップシェアを誇るFURUNOのレーダーに迫る!

私たちFURUNO社員は一つのクセがあります。 それは"船を見るとついつい最初にレーダーを見てしまう"ということ。 そして、そのレーダーがFURUNO製だったらちょっと幸せな気持ちになります。 「商船向けレーダー全世界シェア44% (2021年度 当社調べ)」を謳う世界トップメーカーとしてのプライドがそうさせているのかもしれませんね。 だからこそ、船の上でFURUNOロゴが入ったレーダーがクルクルと回っているのを見ると誇らしい気持ちになるのも事実です。 今日はそんなレーダーの