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AIを活用して魚を見る/養殖・魚体重推定システム

今回はAIを活用し、魚の大きさなどを計測することができる養殖入魂なシステムを紹介します。
今回ご紹介させていただきますのは、生け簀の中にいる魚の「重さや長さ」の平均をAIを活用して推定する「魚体重推定システム」になります!

目次

  1. 「なんで魚の重さとか長さを知る必要があるの?」

  2. 「今まではどうしていたの?」

  3. 「実際にどんなシステムなの?」

  4. 「私達はカメラを売っているわけではありません」

「なんで魚の重さとか長さを知る必要があるの?」

皆さまからの心の声が聞こえてきましたので、お答えします。

「魚の重さ」は「魚のお値段」に大きく影響します。
大きい魚だと高価なイメージがあるのではないでしょうか。
小さい魚ですと食べられる部分が少なくなり、安くなってしまったり、売れなかったりすることもあります。

つまり、できる限り魚を大きく育てる必要があります。
養殖に取り組んでいる方は、お魚が大きくなっているのか、病気になっていないか、入念に注意しながら魚を育てているそうです!!

「今まではどうしていたの?」

魚の養殖をしていく上で大切なことなのでもちろんやっていましたが、
実際に魚を網で捕獲して測ったり、水中カメラの映像をもとに、魚の大きさを計算したりと負担になっている業務でした。

そこでこの「魚体重推定システム」を使うことで、養殖に携わっている方々の作業を少しでもサポートできるのではないかと考えております!!

「実際にどんなシステムなの?」

弊社システムはカメラを2種類用意しており、生け簀の大きさ・生け簀の中にいる魚の数によって最適なカメラを提供させていただきます。

まずは、カメラを生け簀の中に入れ込みます。

大体3分~5分程度、カメラで生簀の中を撮影すると
その画像をもとにAI解析を実施し、魚の重さ、大きさの平均を推定します。

当社ならではの画像処理技術を利用、魚の輪郭をくっきりとさせた映像に!
海の中が濁っていても正確に解析できるようになっています。

解析結果は以下のように表示されます。

弊社のこだわりポイントとして
正確に魚体重が推定できているかランク判定も行っており、
Aランクの確度が高いデータをお客さまに使ってもらっています。

さらに、「なぜこのような結果になったか、前回に比べて結果はどうなったか」などの解析結果レポートも個別に作成し、配布しています。

お客様に水中カメラや数値データのみを提供しているのではありません!
だからこそ、私達はここまでやります!

「私達はカメラを売っているわけではありません」

最初の記事でも書いたことではありますが、
私達の使命は「お客様の安定した漁家経営」に貢献することです。

そのための1stステップとして
「魚体重推定システム」を今回ご紹介させていただきました。

今後とも皆さまと一緒にどのようなサービスがあれば良いのか
一緒に考えて、形にしていければと考えております。

引き続きチャレンジする姿勢を忘れず
養殖入魂で取り組んでいく所存であります!

執筆 曽田 竜輔

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