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【フリースペース企画書:企画趣意】"思い立ったら(フリースペース)へ" ~FUNRISE Stories~

このマガジンは、教育に関する非営利団体「FUNRISE」が現在立ち上げようとしている"子どものためのフリースペース"の企画書のnote版です。

子どもたちは満たされているのか?

企画書note挿絵 (3)

「帰りたい!!」

教室に響き渡る子どもの声...

これに対して私は

「なんで嫌なのに学校に来ているのだろう...」

と心の中で思いました。

ただ、「来なくても大丈夫だよ。帰ってもいいんだよ。」とは立場上言えないですし...。

モヤモヤを感じながら学校で日々働いていました。

子どもたちのなかには学校内外の人間関係、学習、進路、家庭についての不安を抱えている子が一定数います。

そして、そのような不安が一因となって学校を休んだり、不登校となったりする子もいます。

小中学校は「義務教育」と言われます。この「義務教育」の義務とは保護者に対する「保護する子女に普通教育を受けさせる義務」です。子どもたちが学校に通う義務ではありません。
もちろん、子どもには教育を受ける権利があるのですから、子どもが学校に行きたいのに行かせないのは義務の不履行であり、権利の侵害です。

そして、子どもが学校に行きたくないと言っている場合、子どもは"学校以外の教育"を受ける権利を有しているはずです。

ですが、今のところ「学校に行かない」(いわゆる不登校)という行動は子ども・家庭にとっての最終手段であるように感じます。本当に学校に行きたくないという状況にならないと不登校という手段はとられていないのではないでしょうか。

現在、子どもの居場所づくりに関する取り組みが広がっています。私たちはそれに加えて子どもたちの「分かる!」「できる!」につながる取り組みを行ってまいります。

企画書挿絵案 (1)

教育は学校の専売特許なのか?
→"学び"は学校の外にもある!むしろ学校の外の方が多い!

企画書note挿絵 (4)

今の時代、検索サイト、動画サイトには無数の情報やハウツーが揃っています。また今の時代に限らなくても、私たちは様々な言葉や表現、知識を本や漫画、アニメ、ゲームから学んできたのではないでしょうか?

私たちFUNRISEの無料塾「久喜つばめ学習会」のように無料で学習支援を行う団体も全国にはたくさんあります。この流れは行政、民間企業にも拡大していて、経済的な不安によらず全ての子どもたち、家庭に学習支援を行う仕組みが整い始めています。

私たちは初見のことを全て学校で学んできたわけではありません様々な体験を通して知識や技能を掴んできたのです。

そうはいっても、家庭や子どもによって経験してきたことは様々ですし、獲得した知識や技能、そしてそれらの程度も様々です。このような状況を平均化するのが学校であると考えます。あくまでも公平感を持って知識や技能を"平均化"するための場所なんです。

このように見ていくと、教育における"学校の絶対性"が弱まってくるのではないでしょうか。

私たちは学校を否定するわけではありません。教育における"学校の絶対性"を否定し、学校外のスペースで、様々な体験を通して子どもたちが知識、技能を獲得できるような施設を立ち上げたいと考えています。

それがFUNRISEの考えるフリースペースです。

FUNRISE 守屋春輝

非営利団体 FUNRISEって?

FUNRISEの概要

企画書挿し画像2 (8)

これまでの活動

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次節:「企画の背景」に続く


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