パラノーマル・アクティビティ
私ホラー、まじで苦手です。
まっじっでっ見たことない!!!!!!
けど見ちゃった。酔っ払って友達と真夜中に。
酔っ払ってたらまあなんとかなるよね。
ベチャベチャに怖い
paranormal(パラノーマル):科学的に説明できない、超常的な
という意味らしいです。
簡単に言うと悪霊に取りつかれちゃう女の子とその彼氏の話。
女の子がケイティで彼氏がミカって名前なんだけど・・
この物語まずさ、ミカが全面的に悪いよな!?笑
完全にミカが悪いやろ・・おいおいミカ・・
って思いながら見てました。
ミカが挑発するのよ、悪霊を。
ケイティやめてってつってんのに!
やめてって言ってんのに!!!!!
「大丈夫だから〜」とか言って。大丈夫じゃないじゃん!怒
ミカみたいな彼氏はやめたほうがいいよ。
ケイティ早く別れないよ!って映画見ながら言ってた(笑)
趣旨違う(笑)
モキュメンタリーホラー
まじでホラー見ないんであんまりわかんないんだけど
公開された当時は「モキュメンタリーホラー」として
ちょっと話題になったそうですね。
ちなみにモキュメンタリーとは↓
映画やテレビ番組のジャンルの1つで、フィクションを
ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法である。
モキュメンタリーは擬似を意味する「モック」と
「ドキュメンタリー」を合成したかばん語であり
「モックメンタリー」「モック・ドキュメンタリー」ともいう。
つまりドキュメンタリーっぽいけど嘘の話!ってことです。
ドキュメンタリーっぽいからリアルさが増すし
CGが発達した昨今、ありえない【非日常】生物を具現化して
映像にすることが簡単になってしまったけど
当時のこの【日常に潜む恐怖】というじわじわ攻めてくる怖さが
良かったのかもしれない。
2010年あたりの公開だし「モキュメンタリー映画」のはしりと言われてる作品らしいです。
ぶっちゃけた話、前フリが異常に長いです。
前半つまらん。ホラーあんまり見ない私でも
これはホラー求めてる人からしたらこの部分いらんやろうな〜
みたいなのは結構あった。
話の進み方としては、ミカが撮ってるホームビデオ目線で進んで
二人が寝てる間に録画したビデオに怪奇現象が映ってるって感じなんだけど・・
まじで正直な話、私は「19夜目」からくらいでよかった(笑)
その辺から怖くなってくる(笑)
こんだけ言ってるけどラストはマジで怖いよ!
久々に「ブギャーー!!!」って言いながら
友達の手握った(笑)
パラノーマル・アクティビティの見方
あまりにもホラーに無知なので、いろいろ調べてみました。
すると「パラノーマル・アクティビティの見方」っていう記事が出てきたので
ご紹介します。
まずパラノーマル・アクティビティは今作だけじゃなくて
かなりの本数の続編が出てるみたい!
※以下参考サイトより引用
③は①の日本版続編であり①の4年後の物語となっていますが、他の作品と比べて繋がりが少し薄いので視聴しなくても続編が分からなくようなことにはなりません。
ただ他の作品に関しては、前作などの謎が明らかになるような展開もありますので、見る順番に関しては注意してください。
また本シリーズは時系列が入り組んでおり、時系列的には【④→②→①→②のラスト→③→⑤→⑥→⑦】の順番となっています。
しかし①で最初の事件が起こり、その事件に関係する過去の事件や原因などが明らかになっていくという仕組みとなっているので、時系列を追うよりも、上記の図のように公開された順に視聴することをお勧めします。
映画製作におけるホラー映画の位置づけ
また小難しいタイトルつけちゃったけど(笑)
大学で映画製作を勉強しているときに、ホラーって実は
講義で必ず見させられます。
基本的に日本の現役映画監督って
ホラー映画の監督から初めて有名になっていく人が多いです。
なぜかというと
・低予算で制作できる
・人物、場所など限られた最低限度の準備で制作できる
・「恐怖」という人間の一番あらわになりやすい感情なのでヒットしやすい
という駆け出しには手をつけやすいのが「ホラー映画」です。
私も何度も勉強・研究のために見ようとしました。
でも怖くて講義中も目瞑ってた(笑)
このパラノーマル・アクティビティも
低予算・短時間の撮影・無名の人物で構成されながら
アイデアと演出によって恐怖をうまく表現していると思います。
アイデア勝ちみたいなところがありますよね、ホラーって。
洋画ホラーと邦画ホラー
さっきパラノーマル・アクティビティの続編の紹介をしたけど
あの中には日本の映画もあるみたいで
洋画ホラーと邦画ホラーの違いについても、私の思うところを
紹介しておこうと思います。
洋画と邦画のホラーはまず恐怖を与えるのに用いられる
手段が異なって来ると思います。
日本はそもそもホラーというジャンルに力を入れている国!。
証拠と言ったらあれだけど、日本の作品は「Jホラー」っていう呼称がついてるくらい!
コレ完全に大学のときの授業の受け売りだけど(笑)
『恐怖の哲学』っていう本より、ホラー映画の定義条件が以下↓
1.登場人物が何らかの脅威に直面して、
その脅威をもたらす対象に恐怖・嫌悪を抱く状況が主に描かれている。
2.その描かれた脅威の対象は、多くの人々が通常
恐怖・嫌悪の情動を抱くと予想されるものである。
3.鑑賞者も描かれた対象に対して恐怖・嫌悪の情動を抱くことが
作り手の主な目的として意図されている。
ホラー映画において登場人物が怪物などに恐れるのは
観客にどのように反応をすべきかの見本を示すためです。
登場人物が見せる恐怖の表情などは、観客が鑑賞する対象でもあり
観客にどうすべきかを命じる教示でもある。
ホラー映画では登場人物の情動を観客の情動に反映させることを狙いとしていてこれを「鏡像効果」と言います。
「鏡像効果」があるために、ホラー映画では登場人物が恐怖や嫌悪を抱く描写を映すものとなっている。
ホラー映画が鏡像効果によって射影している情動は
恐怖だけではありません。
驚きや嫌悪、諦めといった恐怖を生み出す状況に伴う
他の情動も観客に射影されます。
登場人物は作中においてこれらが混ざり合った情動を抱いていて
それによって観客の抱く情動も混ざり合ったものとなります。
その中でも特に重要なのが恐怖と嫌悪の混ざり具合!
例えば映画「エイリアン」に出てくる怪物。
この怪物は鋭い爪や牙をもっていて
どこか人間らしさがある体を持っているけど、恐ろしい体のフォルムをしている怪物です。
でもこれだけでは、見方によってはカッコいい存在にもなり得てしまいます。
だから全体的にベトベトしたような粘液がついてたり
口からは涎が垂れていたり、、、
ホラー映画に出てくる怪物には嫌悪を感じさせるような特徴が必ずあります。
上記の定義を踏まえた上で
「このような作風のものがいわゆるJホラーである」といえるような定義というもものは存在しません。
あくまで作品の傾向の一つとして見られるものであって、
日本におけるホラー映画すべてがそれに当てはまるわけではないということを先に述べておきます。
Jホラーの特徴として挙げられるのが、日本の怪談などを基にしているという点です。
恐怖の対象として描かれるのは幽霊です。
監督鶴田法男、脚本小中千昭による、視聴者から取り寄せた
現実の心霊体験を映像化したオリジナルビデオ「ほんとうにあった怖い話」シリーズはJホラーの原型といわれる作品であり、怪談演出を発展させた実話テイストを持つ作品だと言われています。
その後、「女優霊」や「リング」なども実話テイストで描きつつも怪談としての様式美を保ち、更に現代的なツールであるビデオテープと都市伝説を絡めて、Jホラーの潮流を起こしはじめました。
Jホラーの最大の特徴は「日常を描くこと」です。
多くのホラー映画で美術を担当した斎藤岩男さんが
Jホラーの面白さは、全くの地獄を見せるのではなく、
日常にありながら、そこに怖さが潜み、不特定対数の人間に迫ってくるという恐怖である
と述べています。
つまり、日常の中において幽霊を描くことがJホラーにおける恐怖なのです。
洋画にも幽霊は出てきますし、見えない恐怖を扱った映画も多々あります。
しかし、出てくるにしても、新しく住む家だとか、バカンスに来たホテルだとかに唐突にやってきます。
現れることに理由なんて殆どありませんし
本当の【日常】に現れることがほとんどないような気がします。
邦画ではあまり見かけませんが、洋画の「異界への恐怖」
というものを扱ったものに「ウィッカーマン」というものがあります。
これも自分の知っている世界とは違う世界に行ってしまうことが恐怖のキーになっています。
「ウィッカーマン」には、怪物どころか、幽霊も出てきません。
明らかに違う場所に行ってしまったことが怖いのです。
邦画の場合は、事件は身近で起こり
舞台は身近な場所であることが重要な要素です。
巡り巡ってやって来るところは因果という感じ。
欧米的個人主義と日本的村社会の差のような気もしてるけど・・
【日常】がコワイか、【非日常】がコワイか。
この違いに尽きるよね。
そして、それを踏まえると
「パラノーマル・アクティビティ」って洋画だけど
【日常に潜む恐怖】というJホラー寄りで
だから当時人気になったのかもしれない!
と思いました。
説明長。我ながら今回の記事長。
論文かよ。
この辺にしときます(笑)
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