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音で画く、音を編む。

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その日の夜、僕は「音画」を目指しているのだとはっきり解った。数年考え続けていた事への解答だった。 だから何をしても許されるし、現実に何をしても良いのだと思う。 自分の中で制約をつ… もっと読む
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2018年6月の記事一覧

99%のシンガーソングライターは同じ曲を作る

99%のシンガーソングライターは同じ曲を作る

僕は弾き語り系シンガーソングライターの曲を編曲するという仕事がほんとうに嫌になってきているのだが、

その一つが、99%、シンガーソングライターが作る曲は同じだということ。

毎回同じようなリズムパターン、楽器、和音。その作業の繰り返しに飽きてしまった。毎回別の人と仕事をしてるのに、曲は同じ。

編曲家になるために、様々な楽器、リズム、和音、ジャンルのことを習得したはずなのに、仕事では1%くらいし

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ドラムンベース(Drum and Bass)をレーベル単位でご紹介

こんにちは。
これから、このアカウントで、毎度コラム未満のボリュームで、ドラムンベースのリリースがメインのレーベル(特に大手レーベルのサブレーベルや、大手レーベルではないレーベル)を紹介する、というのをやっていこうと考えています。

世間では、曲紹介、アーティスト紹介、レーベル紹介、様々な音楽を紹介するインターネットコンテンツが存在していると思います。
今回は、私がレーベル単位で紹介しようかなと思

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"チルアウト"を言語化する

"チルアウト"を言語化する

初めまして、L&G GLOBAL BUSINESS, Inc. 代表/ホテルプロデューサーの龍崎翔子と申します。
HOTEL SHE, OSAKAやHOTEL KUMOIなど国内に5ヶ所ホテルを企画・運営しているのですが、ホテルづくりをする上で、「チルアウト」という概念をすごい大事にしています(チルとホテルの関わりについてはこのnoteの最後の方で)。

そんなこんなで、色々な方に「チルとは・・・

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芸術のセンスとは、パターンを読み取ることである。

例えば、音楽を演奏したり創作したりするとき以外でも

「センス」

というものはよく問題になる。例えば、音楽を聴くセンスがいい、センスのいい音楽を聴いている、と言われる人は確かに存在する。つまりはそれを評価する側の視点になってみてもセンスという言葉によって、ある意味で評価されているということである。

たしかに、実際「ああこの人はセンスがいいな」と思うこともあるし、もちろん作り手のことなどを考えて

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パソコン音楽クラブ「DREAM WALK」によせて

パソコン音楽クラブ「DREAM WALK」によせて



音楽について語るとき、具体的な内容を語る事ができない。
音楽理論に関する知識も、背景となる文化の理解もほぼない。
ただ「良い!」とか「わからん!」とかそういう気持ちがあるだけだ。
それでも何か具体的な話をしようと足掻くと、自分の今まで触れてきた音楽(多くもなく、偏りもある)との共通点を必死に探す。
どこかで聞きかじったジャンル名やアーティスト名と無理矢理に紐づけて「○○っぽくて良い」なんて根拠

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クラウドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」で自主制作CDを作ったお話

クラウドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」で自主制作CDを作ったお話

私事ながら4/15にフレンドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」でCDを制作資金をご支援頂いての自主制作CDをつくりました。

そのリリースまでの雑感というか備忘録というかを、いつかまとめてみようと考えていたところ、ちょうどアルバム制作を予定されている #宅録お母さん よりご質問を頂いたので、お答えしてみたいと思います。

<目次>
Q1. なぜ配信ではなくCDのアルバムを作ったの?
Q2

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