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セイのカクリツ:「多様“性”」に満ちた未来をいきる

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太古の時代、生物の「性」は一つのみであり、細胞分裂や株分けで自分のクローン体を増やすだけだった。そこから「メス」と「オス」に分化し、遺伝子交換によって生殖するようになったのは「多… もっと読む
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2017年10月の記事一覧

マーシャ・P・ジョンソン その生と死

マーシャ・P・ジョンソン その生と死

世界ではまだLGBTQへの風当たりはつらい。一方でその権利が認められているような国でもたびたび憎悪による暴力や犯罪は後を絶たない。私の住むアメリカでは、特にトランスジェンダー女性がその犠牲になる事が多く、トランプ政権になってからというもの露骨にその数字が上がり続けている。それまでは犯罪に巻き込まれる多くのトランスジェンダー女性が夜のストリートで働くセックスワーカーであったり、そうと知らずにいい関係

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かわいい服が着られない。

かわいい服が着られない。

先月友達にあげたスカートのことが頭の片隅から離れない。
膝丈のフレアスカートで、黒のギンガムチェックの柄で、その上を覆う形で黒のレース生地が乗っている。品のよい、誰が見ても文句なしにかわいい、と形容するスカートだった。もちろん私だってかわいいと思っていた。ただ、似合わなかった。どうしても、自分がこのスカートを着る側の人間だと思えなかった。

そもそもが、自分で買ったものではない。母親が自分用に買っ

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あなたが代わりに「怒ってあげる」必要はない。

あなたが代わりに「怒ってあげる」必要はない。

「LGBTの人への冒涜だ!」と大炎上したフジテレビの保毛尾田保毛男問題。

ネット上でも様々な意見が飛び交っていましたが、私はミッツ・マングローブさんの「保毛尾田保毛男を狩る、分別できない人たち」というコラムに一番共感しました。

何はともあれ、『差別的なものに蓋をする』だけでは、何の意味もないことにそろそろ気付かないと。『多様性への理解と配慮』なんて聞き分けの良さそうな言葉を軽々しく口にするのな

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「保毛尾田保毛男」問題

ミッツ・マングローブ「保毛尾田保毛男を狩る、分別できない人たち」https://dot.asahi.com/amp/wa/2017101300080.html

を読んでモヤモヤした気持ちを書き綴ります。
ミッツさんのコラムに対する反論ではないです。そもそもエクスキューズが散りばめられていてはっきり反論できるようなものでもないし。

当時これによって心を傷つけられた当事者も多い「とんねるずのみなさ

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