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ヴェネツィアングラスの島 ムラーノ島 【イタリア】

イタリアにある世界有数の観光地、ヴェネツィアは大小合わせて177の島々から構成されています。

リアルト橋やサン・マルコ寺院がある本島の他には、島に教会しかないサン・ジョルジョ・マッジョーレ島(noteはこちら)、家々がカラフルなブラーノ島(noteはこちら)、共同墓地しかないサン・ミケーレ島、ヴェネツィア国際映画祭の舞台であるリド島、そしてヴェネツィアングラスのムラーノ島が有名です。

今日はムラーノ島について紹介したいと思います。

Comet Glass Star(ガラスの彗星)という作品


「ムラーノ島はヴェネツィアングラスの生産地として有名」と書きましたが、これには悲しい歴史があります。

13世紀に貿易で栄華を極めていたヴェネツィア共和国は、他国にヴェネツィアングラスの生産技術が流出するのを恐れて、全ての工房と職人、その家族をこの島に強制移住させ、島外に逃げ出したものには罰を与え、逆に功績を残したものには多大な褒賞を与えるという政策をとりました。
その結果、この島はヴェネツィアングラスの一大生産地となりました。

島内を流れる運河は幅広く、橋の上でぼーっとすると気持ちが良いです。

ブラーノ島は本島に比べると格段に人が少ないため、人混みに疲れた人もここでリフレッシュできると思います。

ヴェネツィアなのにこの閑散具合は心が落ち着きます。

どこを切り取っても絵になる素敵な島です。


島内にはムラーノ・ガラス美術館(伊:Museo del Vetro)というヴェネツィアングラスの歴史がわかる美術館があります。

ヴェネツィアングラスのシャンデリア。
とても繊細な作りで高そうです…!!

昔のヴェネツィアングラスです。
数百年前にすでにこんなに美しいものを作っていたのですから、卓越した技術を持っていたのですね。

ヴェネツィアングラスでできたウミガメ。
このような精密な柄も表現できるのがヴェネツィアングラスの特徴です。

これちょっと欲しいかも…!!

ヴェネツィアングラスは鮮やかな色と極薄かつ美しい曲線を表現できることが特徴とも伺いましたが、ここまでとは思ってもみませんんでした…!!

美術館へのアクセス

場所 Fondamenta Marco Giustinian, 8, 30141 Venezia VE, Italia(Google Map
営業時間 11月1日から3月31日までの間 10:30 〜 16:30
     4月1日から10月31日までの間 10.30 〜18:00
料金 大人14ユーロ(約1,700円)
 公式ページ https://museovetro.visitmuve.it/en/home/


ヴェネツィアングラス購入時の注意点

ヴェネツィアングラスを買った〜!!と思ったら実は安価なメイド・イン・チャイナ品だったという事態があるようです。
せっかくヴェネツィアまで来たのに中国品を買わされるなんて、悔しくて仕方ありませんね。

安すぎるガラス製品は中国製品の可能性があります。
とはいえ、相場を知らない観光客が中国製品かどうかを見抜くことは非常に難しいです。

そこで頼りになるのがこちらの認証です。

こちらの認証シールが貼られているお店だと、安心してムラーノ島産のヴェネツィアングラスが購入できます。

まあお値段見たらびっくりするのですが…(笑)

ちなみに50%OFF!!とか書いてあるお店には近づかないほうがいいいです。
50%OFFなんて嘘で、毎日その価格で売っています。
毎日閉店セールをしている時計やカバンを売っているお店とやり口は同じです。


ムラーノ島へのアクセス

ムラーノ島へも水上バスで移動します。
本島のF.te Nove "B"という停留所から、4.1番もしくは4.2番の水上バスに乗って、Murano Colonnaという停留所まで向かえば良いです。
所要時間はおよそ10分です。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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