ウィーンの水族館兼撮影スポット Haus des Meeres - Aqua Terra Zoo 【オーストリア】
ウィーン滞在3日目。
正直言って暇を持て余していました。
事前に大した下調べをせずにやってきたためにこういう事態に陥ります。
自分の駄目なところです。
ただこういう抜けがあるために、また来たいと思えるようにもなります。
そういう都合の良い解釈をしたところで、暇を持て余すのには変わりありません。
こういう時は寝る前にトリップアドバイザーなどを参考にして翌日の行き先を決めます。
するとウィーン市街に水族館があるというのです。
そういえば海外で動物園や水族館に行った経験って少ないなと思い、行ってみることにしました。
今回訪問したのは、ウィーン美術史博物館（note）から徒歩15分、最寄駅から徒歩3分の、Haus des Meeres - Aqua Terra Zooです。
Haus des Meeres はドイツ語で、直訳すると海の家です。
こちらが入り口外観です。
入り口には各国の言葉でWelcomeに相当する言葉が書かれています。
この水族館は、もとはと言えば大戦中に要塞（砲台）として利用されていたものを、公営の水族館として利用しています。
ちなみにこの入り口の反対側はロッククライミングの練習場になっています。
利用できるものはなんでも利用してしまえ！ということですね。
では展示物を見ていきたいと思います。
一階部分では普通の魚の水槽やサメの標本が展示されていました。
海外といえど、日本と展示方法はそれほど変わらない印象です。
ん…？海外…？
ウィーンどころかオーストリアは海に面していない国ですので、国民は普段生きている水棲生物に触れ合う機会が少ないはずです。
そうした国にも、国民のために公営の水族館があるというのは素晴らしいことですね。
コイは自由に触って良いとのことでした。
繁殖力と生命力が他の魚類と比べて段違いだからでしょうか。
上の階に登ると…
南米原産のハキリアリがいました！！
生体を見たのはここが生まれて初めてした。
ハキリアリは葉っぱを切り取って運び、その葉でキノコを栽培し、そのキノコから糖分を得るという他のアリとは全く異なった生態をしているアリです。
ざっくりいえば、ハキリアリは農業をするアリなのです。
ハキリアリの展示のため、水槽の周りにハキリアリ専用の通路チューブが張り巡らされていました。
自分の何倍もの大きな葉を運んでいるハキリアリはとても健気です。
きっとここでハキリアリの餌であるアリタケを栽培しているのでしょう。
ドイツ語はさっぱりわからないのですが、ハキリアリの生態について解説しているのだと思います。
水族館に来ているというのに、ハキリアリで最も興奮してしまいました。
続いてタツノオトシゴの水槽に来ました。
水槽に入った魚は撮影が難しいです。
水槽の中にはたくさんのタツノオトシゴがいました。
（写真でうまく伝えられないのが残念です）
何かわかりますでしょうか？
タツノオトシゴの幼生です！！
こちらも生まれて初めて見ました。
鳥やさ猿が展示されているゾーンもあります。
カメレオン。
カメレオンの仲間でしょうか…？
イグアナくん。
餌を食べるヒゲゴシキドリくん。
お気づきでしょうか…ワニがいることを…？
この水族館の特徴は、動物との距離が非常に近いことです。
動物たちに近づいて、その仕草を観察していくと思わぬ発見があって、とても面白いですよ！
こちら4枚のアクリル板が合わさった水槽です。
日本だと1枚に合わせてカーブさせるのですが、こういう展示だと万華鏡に近い表現で魚を楽しめます。
時間を置いてもう数十枚撮っておきました。
チンアナゴは海外でも大人気です。
名前は忘れましたけど格好いいトカゲです。
生きる化石、オウム貝も展示されていました。
海なし国家なのに贅沢な展示だと思います。
最上階にはカフェテラスがあり、また展望台も兼ねているためウィーン市街を一望できます。
シュテファン寺院（note）の塔から見る風景よりも、よっぽど良い写真が撮れるという方もいらっしゃいます。
撮影場所に困ったらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
最上階（11階）ではヒョウモンガメなどにも会えますよ。
ウィーンの定番観光地を巡るのに飽きた人にもオススメしたい場所です。
アクセス
名称 Haus des Meeres - Aqua Terra Zoo
住所 Fritz-Grünbaum-Platz 1, 1060 Wien, Austria（Google Map）
最寄駅 地下鉄３番線でNeubaugasse駅（Google Map）下車徒歩3分
営業時間 9:00〜18:00（木曜日のみ21:00まで）定休日原則なし
料金 18.9ユーロ（約2,300円）
公式webサイト https://www.haus-des-meeres.at/en/Home.htm
最後までお読みいただきありがとうございました。
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