エッセイ【 イタチごっこ 】⑤You Tubeの話
主に、ボランティアをして生きています。
「 ボランティアをして生きていこう!」
そう決めたとき、もう一つのアイディアが頭を巡った
「 You Tubeをやろう! 」
おれは半年前、
会社をやめて2週間ゲストハウスに引きこもった。
ここで【 自分と向き合う 】ことに決めた
具体的には、
朝起きたらモーニングノートをつける。(A4ノート3ページ)
モーニングノートで思いついたことをカフェで空想する。
その他、読書・映画鑑賞・音楽制作など。
こんなことをした
意識高い系みたいで嫌だったけど、
それでもいまの自分にはこれが必要な気がした
理由なんてそれだけでいいんだ本当は
この生活を経て、
おれはボランティアが好きなんだ、ということがわかった。
そして、
絵本も好きなんだ!ということもわかった
きっかけは友だちの家に泊まりに行ったときのことだった
友だちの家に泊まりに行くと、おれはよく
友だちの子どもに読み聞かせをしていた。
夜になり友だちが
「 じゃあ寝かしつけてくるねー!」
と2階にあがって
1人になったとき、
ふと絵本を手に取った
そして、アサヒ糖質ゼロを片手に改めて読んでみると
「 えっ!絵本ってこんなにおもしろかった!?」
と驚愕してしまったのだ
絵本をいまいちど読み返してみると、
美術作品としての完成度が高いし、
なによりストーリーが秀逸
「 これってこういうことを言っているんじゃないの?」
という哲学的な見方もできるし、
もちろん教育学的な観点も含まれている。
「 あれ?絵本って実はすごいんじゃないか?」
「 子どものみならず大人も楽しめるものなんじゃないか?」
と思いはじめてきた。
なるほど
意識することがなかったが、おれは
友だちに子どもが生まれたらよく出産祝いで
おすすめの絵本を送っていたし
↑ おれが良く友だちの出産祝いに送っていた絵本『もいもい』!
ボランティアをしていたときも、
絵本の読み聞かせを誉められていた。
よく考えたらおれは
絵本に関するエピソードをたくさん持っていたのだ
おれはたぶん絵本が好きなんだ
でも
絵本が好きだなんて
いままではずかしくて言えなかった。
ずっと「 男の子なんだから 」と言われて育てられてきたから
しかも、長男。
知らぬ間に本当は大好きな
子どもと遊ぶことや絵本を遠ざけてきた。
意識しないようにしてきた。
だってこのご時世だ。
” ロリコン "なんて言われたら一巻の終わり。
でも、もう気づいてしまった。
おれは子どもと遊ぶことが得意だし、
絵本を読むのが大好きだ。
そこからおれの空想がはじまった。
ただ「 好きだ!」と言ってても何にもならないので
You Tubeで伝えていくことにした。
You Tubeはもともと興味があった。
でも、踏み出せなかった。
だって
YouTuberなんてはずかしいじゃん。
でも
読書をしていくうちにアウトプットの大切さを知り、
「 やってみようかな?」という思いが強くなった。
そこから
【 ボランティア YouTuber イタチ 】
と名乗り、You Tubeでの戦いがはじまった。
はじめに思いついたのが
【 読み聞かせ 】
いまはコロナ禍で家の中で過ごす機会が増えてきた。
そのため、子育てにストレスを抱える親御さんたちのために
子どもが集中できる読み聞かせ動画を配信しようと考えた。
また、リモートでもボランティアができるという
裏コンセプトも含まれていた。
「 よーし!これはウケるぞー!」と意気込んでいた
しかし!
調べていくうちにある問題が見えてきた
それは
【 著作権 】である。
絵本にももちろん著作権があり、
いま上がっているYou Tubeの読み聞かせ動画は
実はすべてグレーであることがわかった。
というかむしろ、
消されていないだけで本当はブラックなのだということがわかった。
その証拠に、
おれはあきらめきれず
絵本の出版社にかたっぱっしからメールを送りつけた。
6社ほどの出版社に送りつけた結果、返事はすべて
【 NO! 】
であった。
なんてこったいっ!
さっそくつまずいてしまった…
その夜はゲストハウスに隣接しているBARでしこたまビールを飲んだ。
次の日、二日酔いに苦しめられながらわたしは考えを巡らせていた
そして、気づいた
「 あれ?表紙だけならいけるんじゃね?」
そう思って出版社にまたメールを送りつけた。
するとなんと!
「 表紙だけならOK!」とのこと。
やったー!と喜んだのも束の間
「 え?表紙だけでどうやって読み聞かせすんの?」
また、BARでしこため飲むはめになったのである。
その後、もうあきらめかけ読書や映画鑑賞をしていたが、
「 読み聞かせじゃなくてもいいんじゃない?」
と思えてきた。
いままで読み聞かせにこだわっていたが、
別に読み聞かせじゃなくてもいい。
おれが伝えたいのは
「 子どものみならず大人も楽しめるんじゃない?」
ってことだ。
ということで
【 絵本を紹介するYou Tubeチャンネル 】
にシフトチェンジした。
そのタイミングで仙台に引っ越し、
早速1本目の動画を撮った。
【 いかりのギョーザ 】という絵本と、
【 嫌われる勇気 】という自己啓発本から
人間の【 怒り 】について動画を撮った。
絵本と自己啓発を結びつけるなんて
なんて斬新なんだっ!
もう自信しかなかった!
「 これは伸びるぞー!」と意気込んでいたが、
その結果っ!!!
惨敗した…
まったく伸びない…
いや!調べたら本数を増やしていかないと伸びるものも伸びないらしい!
そこから立て続けに動画を出した。
その結果っ!!!
うんともすんとも伸びない…
めげずにショート動画をあげたり、サムネを変えてみたりした。
その結果っ!!!
こうなりました!
もう地獄でした
伸びる方法を勉強して戦略立てて、
のどからっからになりながらも動画を撮って
飯も忘れて編集してるのに
まったく伸びない
友だちからは
「 何がやりたいの?」
「 やり方間違ってるんじゃないの?」
「 おもしろくない 」
とさんざん言われ、
はずかしさと悲しさと怒りで
すっかり灰になってしまった
何をしていても虚しい
なんとかしなければと思い
You Tubeが伸びる方法を再度調べてみたが
結局、ジャンルが悪いという話に行き着く
それはもう
死ね
と言われているようなもんである
その頃の動画ではとうとうおれが画面から消えていた
「 もうやめようかな 」と思っていたそのとき、
「 大丈夫? 」
と1件のLINEが入った。
友だちのNである。
Nはおれの最近の行動に
「 え?」とか「 なんで?」
とか言っている友だちが多い中、1人だけ
「 やったー!!!」
と素直に喜んでくれた友だちである。
思えば大学の頃からずっとNはおれのイエスマンでいてくれた。
他の友だちがおれの意見に「 違うんじゃない?」
という中Nだけは
「 すごい!」
と言って聞いてくれる
そんな友だちだった。
おれは恥も何も捨てて、すがる思いでNに聞いてみた。
「 どうすればYou Tube伸びると思う?」
するといくつか問題点がわかってきた。
1.動画が長い
おれの動画はだいたい20〜30分。
長い。
むしろ絵本1冊でよくこれだけしゃべれたもんである。
そして、
2.有益かどうかわからない
「 おもしろい動画 」
という言葉があるが、これは正解でもあり間違いでもある。
どうしてもみんな「 おもしろいかどうか 」
で動画を見ている気になっているが
実は
「 有益な情報を得られるかどうか 」
の方が重要なのである。
例えば最近流行りの
暴露系YouTuberなんかでいくと
「おもしろいから観てる!」
と思いがちであるが、
本当はそんなことどうでもよくて
「有名人の知り得なかった情報を知りたい!」
ということが本音なのである。
この2つを考慮した上でこんな動画をつくってみた。
すると!
いままでの動画よりも伸びている!!!
続けてこんな動画をつくった。
初期のころの動画は100回もいかず頭うちであるが、
【 子どもがよろこぶしかけ絵本7選 】
はいまや再生回数300回を超え、いまだに伸び続けている。
この頃からだんだんといいことが舞い込んでくる。
・複数のボランティア先から動画制作の依頼をされる(仕事として)
・あるボランティア先から正式にスタッフにならないか?と声をかけられる
特にうれしかったのは、
手紙をもらったことである。
ボランティアのときに
「You Tube観ました!後で読んでください!」
と言ってお手紙をいただいた。
突然のことでびっくりしたが、
中には
私の生き方が斬新で面白いと思ったこと、などが書いてあった。
そして、最後の
「応援しています!」の一文に涙がでた。
そのころからnote.の方でもたくさんコメントをいただけるようになり、
金もなく社会的地位もないただのニートであったが
いままで生きてきた中で一番幸せを感じていた。
それから、ボランティアに関する動画も出してみよう!ということで
こんな動画も出してみた!
このシリーズはいままでの動画の中で一番伸び率がいい!
サムネなのか、内容なのかそれはよくわからないが
すごく伸び続けている(^^)♫
あと、
ボランティア先であったおもしろかった出来事を
AIに読み上げてもらっているショート動画も伸びている!!!
多いもので1000回再生を超えている動画もある。
いまはこのスキルを生かして現職では広報を担当している。
↑Instagram(インスタグラム)でリール動画をあげています!
子どもたちの心あたたまる動画をつくっていますので、
ぜひチェックしてみてください(^^)♫
また、副業として、動画制作の依頼も変わらずいただいている。
ということで
何になるかまったくわからないYou Tubeだったが、
最終的に仕事になって
わたしのライフワークの一つになった。
同じようにいま、
You Tubeや他のことにチャレンジしてみたい
と思っている人がきっといると思う。
そんな時、必ずまわりからは
「そんなことして何になんの?」
と説明を求められる。
でも、
説明なんて必要ない。
なぜならきっと理解されないし、
それはあなたにしかわからない。
やらない理由なら100万個思いつく
だけど
やる理由は
いつだって一つだけ。
「 やりたいから 」
ただそれだけ。
そして、
うまいやり方も効率的なやり方もない。
「 ある 」と言ってる人がいるならそれはそれで一つの正解。
だけど、そのやり方で
あなたの目指すものはきっとつくれない。
どうか弱みをぶちまけながら
面倒くさい人だとまわりに思われながら、
あなたの信じる道を歩み続けてください。
絶対に願いは叶います。
これだけは本当です。
でも
あなたの思い描いてる形では決してないんだけどね(^^)♫
いかがでしたでしょうか?(^^)
仕事をやめてボランティアをしようと決めてから約半年。
うれしいことやツラいこと
いろんなことがありました。
そんなこれまでのことやこれからのことを
少しずつ綴っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします(^^)✨
他にも、
・ボランティア、絵本を紹介するYouTubeチャンネル
・YouTube音楽チャンネル
などやっておりますので
ぜひご視聴いただけると幸せです(^^)✨
最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)
それでは!
ばいばい(^^)♫
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