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言いたいことは言わないと。

大切な人に裏切られた。大切な人に傷つけられた。

もうあの人とは口なんて聞くものか。二度と顔を見せないでくれ。


そのように思ったことはありますか?
自分の大切に思っていた人の裏切りはしんどいですよね。抑えきれない怒りを覚えてしまったり、悲しさに溢れてしまいどうしようもない気持ちに満たされてしまったりします。

ですが、本当にその人はあなたのことを裏切ったのですか?事実確認はしましたか?なぜその人はあなたが嫌だと思う行為をしてしまったのですか?

~喧嘩別れしないために~


今回は、空島編にて、話し合うことの大切さを考えます。

本音は言わないと伝わらないよ。

空島編にて、ある2人の男がいました。その男とはジャヤの〝カルガラ〟と植物学者の〝モンブラン・ノーランド〟です。

カルガラの住むジャヤという島では、原因不明の病のせいで、島中の人々がどんどん亡くなってしまいました。ジャヤの人々は神の怒りをかってしまったと感じ、神の怒りを抑えるために、神に生贄を捧ごうとします。

そんな中、島に上陸したノーランドはこの病は〝樹熱〟という病であるとすぐに理解し、樹熱は感染力の強い伝染病のため、すぐに対処する必要があると考えます。ですが、ジャヤの人々は病の対処のために生贄の儀式をしていることに驚き、そんなものは意味がないとノーランドは儀式を中断させ、島に祀られている神を殺します。

カルガラを始め、島の人々はノーランドのことを憎みますが、ノーランドは儀式ではこの病を止めることが出来ず、適切な対処をする必要があると説明します。そして、ノーランドは島で樹熱の特効薬を島で見つけ出し、島中の人々を病から救いました。

カルガラは神を殺したノーランドのことを最初は信用できず、恨みましたが、島中の人々のことを救ってもらい、心の底からノーランドのことを感謝しました。そして、絶望を乗り切った2人は親友になりました。

ONEPIECE第290話「〝シャンドラの灯〟」

ノーランドは植物の研究のためにと島に少しの間滞在しました。カルガラはノーランドのことを感謝し、ノーランドが島で滞在することを認めます。

ノーランドが島に滞在する一番の目的は、樹熱に感染した植物の除去でした。樹熱という病の恐ろしい所は、人間に感染したあと、植物にも感染し、樹熱が植物にも感染してしまうと、島中の人々と植物に感染を広げ、最終的に樹熱に感染した島を滅ぼしてしまうことです。

樹熱の脅威を知っていたノーランドは島中を調べ上げ、樹熱に感染した植物を除去しました。しかし、ノーランドが除去した植物のなかに島の人々が大切にしている植物もありました。

ノーランドの考えを知らなかった島の人々は大切にしていた木々を切り捨てたノーランドのことを裏切られたと感じ、ノーランド達と話すことをやめました。

親友になったカルガラとノーランドでしたが、カルガラはノーランドの言動を理解することができず、ノーランドに怒りを覚えます。ですが、島を救ってくれた感謝もあるので、ノーランドの前に姿を出すことをやめました。

ですが、ノーランドはカルガラとどうしても話したいとカルガラの下に訪れますが、カルガラは自分の前に二度と顔を出すなとノーランドのことをさらに突き放します。

カルガラはノーランドの言動に怒りを覚えてから、ノーランドと話すことをやめ、ノーランドのことを避けました。そして、ノーランドはカルガラと話す機会を失い、なぜカルガラは急に自分たちに怒っているのか理解することもできません。

つまり、カルガラはノーランドに失望し、話し合いをすることをやめてしまったのです。ですが、カルガラの娘は自分の父親とノーランドがそんな別れ方をしてほしくないと感じ、なぜノーランドは島の人々が大切にしている木を切り倒したのかノーランドの仲間に聞きます。

そして、ノーランドは島を守るために、木を切り捨てたことをしり、同時にノーランドたちは、島の人々がなぜ自分たちに怒っていたのかも知ります。ノーランドは島の人々を守るためとはいい、島の人々が大切にしている木を説明無しに切り倒したことを申し訳ないと感じ、そのまま島を去ろうとします。

一方、ことの事実を知ったカルガラはこのままノーランドと分かれてしまってはすぐに謝罪をしに行きます。

ONEPIECE第291話「〝ここにいる〟」

そして、ノーランドが出航する直前に2人は和解することができました。


自分の大切な人に裏切られたことはショックが大きく、同時に簡単に許すことが出来ません。また、大切だからこそその人のことをそれ以上嫌いになりたくないので、直接話し合いをすることをやめてしまいます。

ですが、もし、本当に大切な人なら、絶対になぜその行為をしてしまったのか理由を知るために話し合いをするべきです。

ノーランドとカルガラは寸前のところで、事実確認がお互い出来たので、一生のお別れをすることにはなりませんでした。ですが、もっと早い段階で話し合いをしていたのならば、お互いに距離を生むことはなかったでしょう。

これはお互いに原因があります。
ノーランドは確認をせずに、島の植物を切り倒してしまったこと。
カルガラはなぜ島の植物を切り倒したのか、理由を知ろうとしなかったことです。

どちらも悪いのです。
この2人に足りなかったのは、話し合いです。
お互いに本音を言わなかったのです。

ノーランドも意地を張らずに、事実を知ったあと、カルガラに謝罪をすれば良かったのです。

ONEPIECE第291話「〝ここにいる〟」

カルガラの娘のおかげで2人は和解することができました。


あなたは大切な人と喧嘩別れしていませんか?

本当に大切な人なら、しっかりと相手の意見を聞いてみてはどうでしょうか?大切な人を失ってからでは遅いですよ。


今回は、以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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