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いつか息子に聞かれたら「パパも育休とったんだよ」って答えたい

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#育児休業給付金

こんな育短制度があれば、パパも利用したくなる!【後編】

こんな育短制度があれば、パパも利用したくなる!【後編】

前回の記事で、私の考える育短制度の概要をお伝えしました。
育短でも給付金を受け取れる制度です。
今回は、その育短制度で取得期間と給付金の具体例を挙げてみました。

取得期間と給付金の関係私の考える育児休業給付の支給額の上限をまとめてみると、こんな感じです。

育休 180日目まで 月額賃金の67%
育休 181日目以降 月額賃金の50%
育短 1歳の誕生日以降 月額賃金の25%

月額賃金を100

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3歳まで育休が取得可能になれば、待機児童問題が解決する?【後編】

3歳まで育休が取得可能になれば、待機児童問題が解決する?【後編】

前回の記事(前編)で、3歳まで育休が取得可能になっても、待機児童問題は解決できないことをお伝えしました。
今回はその続きです。
待機児童問題を解決する方法を考えてみました。

2歳児には3歳児の3.6倍の保育士を配置しなければならない年少さんと乳児さんでは、かなり違います。

保育園の経営がかなり違ってくるのです。

この保育園の経営に待機児童問題が絡んでくるのです。

保育園の経営に直結する保育

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育児休業給付金で実質8割の月額賃金がホントに保障される?

育児休業給付金で実質8割の月額賃金がホントに保障される?

前回の記事で、育休を取得したいと思わなかった男性は、その理由として「収入を減らしたくなかった」「配偶者や祖父母等、自分以外に育児を担う人がいた」ことを挙げていました。
今回の記事では、これら2つの理由のうち、「収入を減らしたくなかった」について、考えていきたいと思います。

収入とは月額賃金だけではない育児休業給付金により、180日までは賃金月額の67%、それ以降は50%の収入を得ることができます

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社員に育休を取ってもらうと、会社の利益が増える!?

社員に育休を取ってもらうと、会社の利益が増える!?

前回の記事では、男性が育休を取得したいと思わなかった理由「収入を減らしたくなかった」について考えました。
その結果、ボーナスが多ければ多いほど、育休を取ると収入が減ってしまうことが分かりました。
育児休業給付金の実態は、世間で言われる実質8割からは程遠いものでした。
そこで今回は、他の視点から考えてみました。

年収ではなく生涯収入で考えるほとんどの会社がボーナスをなくし年俸制にすることで、育児休

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給付金がなくて3年も休んでいられないから、育休は3年もいらない?

給付金がなくて3年も休んでいられないから、育休は3年もいらない?

当時の安倍首相が「3年間抱っこし放題での職場復帰」を成長戦略のひとつとして掲げたのは2013年4月。
今のところ、育休3年にはなっていません。
育休は3年もいらないということで収まってしまったのでしょうか。
今回の記事では、育休は3年もいらないとの主張について考えてみました。

全6回
第1回「実際に3年も取得できない」
第2回「3年も取るとスキルを失う」
第3回「女性の活躍支援につながりにくい」

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こんな育短制度があれば、パパも利用したくなる!【前編】

こんな育短制度があれば、パパも利用したくなる!【前編】

前回の記事で、育休と育短を切り分けない制度について考えてみました。
その中で、制度に盛り込みたい条件を挙げました。
今回は、その条件を満たす育短制度を具体的に考えてみました。

働く時間ゼロなら育休、減らすなら育短育短では、育児休業給付の支給対象になりません。

育短を取りたいと思っても、収入が減ってしまうので取りづらい。

働きながらの育児は、本当に大変です。

できることなら、働く時間を減らし

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