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本当の自分をさらけ出して/安江沙碧梨②
親の心子知らず。
子の心親知らず。
親子であっても、すべてがわかりあえることは難しいものです。
富士通レッドウェーブのポイントガード、
安江沙碧梨選手(コートネーム:サオリ)は親の思いに応えようとするあまり、
どこかで自分の心を見失っていたのかもしれません。
いや、何が親の心で、何か子の心か、つまりは自分の心さえ、わかっていなかったのかもしれません。
幼いと言われればそれまでかもしれませんが、
敷かれたレールのうえで/安江沙碧梨①
自立した大人になってほしい――
子どもが大人になる過程で、よく聞く言葉です。
スポーツ選手も同じようなことを、学生時代にコーチから聞かされたかもしれません。
自立し、主体的に動ける選手にならないと、いい選手にはなれないぞ、と。
とはいえ、その自立が実に難しい。
大人になっても、その難しさを痛感する人は多いのではないしょうか。
富士通レッドウェーブのポイントガード、
安江沙碧梨選手(コートネーム:
安住をよしとせず、まだ見ぬ世界へ/伊森可琳②
バスケットでも、バスケット以外でも、
旺盛な好奇心で、自らの世界を広げてきた
伊森可琳選手(コートネーム:カリン)。
彼女の「旅」は今、新たな章に入っています。
会社と地域とファンとのつながりによって
レッドウェーブからオファーを受けた伊森選手は、
自らの好奇心で磨きをかけてきた検索力を駆使し、
レッドウェーブがどんなチームかを知ろうとします。
練習試合をしたことがあるとはいえ、
新たな人生の
好奇心は海をも超える/伊森可琳①
人生はよく「旅」に例えられます。
旅の楽しさのひとつに、
新しい扉を開ける、
つまり知らないものに触れて、見聞を広げることがあります。
富士通レッドウェーブのスモールフォワード、
伊森可琳選手(コートネーム:カリン)は
そんな「旅」を楽しんできました。
今もそれを楽しんでいます。
夢はニュージーランドの羊飼い⁉
伊森選手は中学、高校、大学と日本一を経験しています。
しかし彼女はエリートでも、
2年目のリスタート/山下詩織②
学生時代に3度の大ケガを負い、
それでもチャレンジできる環境に感謝して、
レッドウェーブに入団した
山下詩織選手(コートネーム:シオ)。
今や山下家のなかでも最高身長となる184センチは、
レッドウェーブにとっても貴重なビッグマンのひとりです。
しかし、試練は続きます――
ケガで大きく出遅れたルーキーイヤー
アーリーエントリーとして、ファイナルの舞台を経験。
ルーキーイヤーに向けて、自然と気
ケガをしたからこそ気づいたこと/山下詩織①
スポーツにケガはつきものです。
残念ながら、それは認めざるを得ません。
大切なことは、そのケガをどう受け止めて、
どう立ち向かっていくか、ではないでしょうか。
富士通レッドウェーブのパワーフォワード、
山下詩織選手(コートネーム:シオ)も、
数々のケガに見舞われてきた選手のひとりです。
それでも山下選手は足を止めませんでした。
前に進めない時期もありましたが、
足踏みをしながらでも、次の一歩を踏
宙に舞え、ショウタ/後藤祥太アシスタントコーチ②
コーチの語源は、
人や荷物を目的地へ確実に届ける「馬車」に由来すると言われます。
高級ブランドのロゴからもそれはわかります。
届ける、すなわち導く。
富士通レッドウェーブの後藤祥太アシスタントコーチもまた、
選手たちを、彼女たちが目指している場所へ導くため、
日々、奔走しています。
点を線につなげてレベルアップへ
ショウタさんがレッドウェーブのコーチになって今季で3年目。
選手たちの変化には
普通の少年がレッドウェーブのコーチになるまで/後藤祥太アシスタントコーチ①
誠実さは大きな推進力になります。
たとえ苦難や苦悩に阻まれそうになったとしても、
誠実であり続けることで、
新たな道は開けてくるものです。
富士通レッドウェーブの後藤祥太アシスタントコーチ。
ここでは親しみを込めて「ショウタさん」と呼びます。
そのショウタさんの人となりを知っている人は少ないかもしれません。
試合会場で見せる笑顔だけではない、
誠実さと熱い心で、
今のレッドウェーブに欠かせない、
したたかに、しなやかに/宮澤夕貴②
富士通レッドウェーブに新しい風を吹き込んだ
宮澤夕貴選手(コートネーム:アース)も、
3年目のシーズンを迎えています。
原点回帰と言ってもいい、
しかし、かつてとは異なるレベルでオールラウンダーへの道を走り出しています。
しかも自らの進化を心から楽しむように――。
オフコートの“人間・宮澤夕貴”
身長183センチ。
コートでは、長くて、きれいな髪をうまくまとめ、
指先のネイルが程よいアクセン
アースがアースに戻るとき/宮澤夕貴①
2年前、“波”は確かに新しい風を掴みました。
その風もまた、手探り状態とはいえ、
“波”ともに吹く心地よさを感じていました。
富士通レッドウェーブのパワーフォワード、
宮澤夕貴選手(コートネーム:アース)。
日本を代表する3ポイントシューターがレッドウェーブに移籍し、
新しい風を吹かせたのは、2021-2022シーズンのことです。
その年、レッドウェーブは6年ぶりのファイナル進出を果たしています
未来を信じているからこそ/奥伊吹②
もがいていた学生時代。
しかし、けっして諦めることなく、
ほんのわずかでもいいから今日の自分を越え、
明日の成長を信じて、前に進もうとし続ける。
それが夢の扉を開かせるパワーになるのです。
富士通レッドウェーブのスモールフォワード、
奥伊吹選手(コートネーム:イブ)は
今を越え、未来を信じて、
太陽のような笑顔を湛えて、コートに立っています。
実はレッドウェーブのファンでした
大阪薫英女学院
「雨降って地固まる」バスケット人生/奥伊吹①
人生には晴れの日もあれば、雨の日もあります。
その雨が連日続くこともあります。
鬱陶しい……。
そう思うこともありますが、
世界中を見回しても、これまでにやまなかった雨はありません。
いかにその雨を凌いで、青空を待つか。
青空が広がれば、濡れていたはずの地も固まっていきます。
あとはその大地を踏み込んで、青空に向けて思いきり羽ばたくだけ。
富士通レッドウェーブのスモールフォワード、
奥伊吹選手(
いつだって全力で、うまくなりたい!/赤木里帆②
大学時代に、自らが「これ」と思えるバスケットに出合った
富士通レッドウェーブの赤木里帆選手(コートネーム:ヨウ)。
しかしそれが富士通での1年目に苦しむ要因にもなります。
レギュラーシーズン全24試合のうち(うち4試合が不成立)、
出場できたのは9試合に留まります。
前年のインカレでMVPを獲得した赤木選手からすると、
たとえルーキーイヤーだとしても、悔しい思いはあったはずです。
ただ、そこで簡
強豪チームで学んだ学生時代/赤木里帆①
中学時代から全国大会を経験し、
高校は名門、桜花学園高校へ。
東京医療保健大学では今なお続くインカレ6連覇の礎を築きました。
そんな学生時代を振り返ると、
“エリート街道まっしぐら”
と、受け取られるかもしれません。
しかし富士通レッドウェーブのガード、
赤木里帆選手(コートネーム:ヨウ)は、
けっしてエリートではありません。
むろんそれだけの実力は持っていますが、
むしろ周囲の環境に助けられな
いざ、2年目のシーズンへ/江良萌香②
高校生活最後の1年を大きなケガと、そのリハビリで過ごした
富士通レッドウェーブの江良萌香選手(コートネーム:ウル)。
しかし、それまでの実績と将来性を買われ、
Wリーグのアイシン・エィ・ダブリュ(現アイシン) ウィングスに入団します。
日本最高峰の舞台は甘いものではありませんでした。
しかし、精神的には苦しんだけれども、
レッドウェーブに移籍するまでの5年間があったからこそ、
Wリーグで戦う基礎は
恥ずかしがり屋の裏側/江良萌香①
体を動かすことは大好きだけど、
どこか恥ずかしがり屋で、積極的に前に出ようとはしない。
そんな少女がバスケットボールに出会って、
少しずつ変わっていく。
成長していく――。
富士通レッドウェーブのシューティングガード、
江良萌香選手(コートネーム:ウル)は
これまでさまざまな壁にぶつかりながら、
そのたびに自分で考え、出した答えを信じて、それらの壁を乗り越えてきました。
スピード感と楽しそうな