パーソナルトレーナー藤井自伝114

運動がどうしても続かない人へ

僕の指導経験の中で、どうしても運動が続かない人はたしかにいる。
自分自身でもやりたくないと思うことはあるものだ。
でもそんな方に向けて朗報だ。
僕の数千人の指導実績を統計して、どのようにすれば無理なく継続できるのかお伝えしよう。
このやり方であればほぼすべての人が無理なく継続していくことが可能になるのだ。

まず、大事なことは運動が続かない原因を調べること。
経験上、理由は大きく分けて3つある。
まず1つ目は

1,自分に合っていないこと
これは気力であったり、体力であったり、生活環境、いわゆる今の自分に合わないことをやっているということだ。
例えばまともな運動をここ何十年まったくやっていなかったのに、いきなり毎日HIITを行うなんていうのは自殺行為である。
HIITは高強度インターバルトレーニングのことだが、普段から運動を生業にしている人でもやりたくないほどキツイのに、いくらダイエット効果が高いとか言われていたとしても運動初心者ができるものではない。

初心者であればまずは効果的な運動ができる準備をしてから臨むのがベストだ。
リハビリ感覚で始めると良いと思う。
なのでとりあえずネットで調べて、これをやれば痩せる!的なことを行うだけでは駄目だということ。
情報優先ではなく、しっかりと自分の体と相談して徐々に慣らしていく事が大事。

ダイエットと思うとみんな簡単に痩せられると思うのか、間違ったことを選択しがちである。
ダイエットをスポーツに例えてみよう。
野球を始めて初日でいきなり試合をすることはありえないだろう。
まずは試合ができるようになるための練習から入る。
キャッチボールとか素振りとか、そこから走塁や守備、バッティングの練習、そしてゲッツーやカバーなど応用を効かせていくわけである。
僕がやっていた柔道でも最初は受け身から始まる。

ダイエットにおける運動も同じで、まずは簡単な事から始めて体が慣れてきて徐々に難易度を上げていく。
最終的に野球でいえば試合ができる状態になって始めて試合(本番)になるわけだが、ダイエットで本当に効率的でやりたかった運動に写っていくわけである。
筋トレだっていきなり100キロから始める人はいない。
自分の上がる重さから徐々に上げていくのである。

しっかりと自分の体に向き合って、ダイエットだからと舐めずに一歩一歩前へ進む気持ちで取り組みたいものである。

続く

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