パーソナルトレーナー藤井自伝178

ゼロカロリー食品は太るのか?

果たしてゼロカロリーのものであれば食べても太らないのか?
低糖質なお菓子であったり、糖質やカロリーがゼロのゼリーなどダイエッターに味方した食品がたくさん販売されている。
それに応じるようにして、ゼロカロリーなら太らない、いやゼロカロリーでも太る、といったどちらともとれる情報が配信されているのも事実だ。

今回は実際にゼロカロリーの食品は太るのかどうか、理由も含めてお伝えしていく。

まず結論としてゼロカロリー食品を食べても太らないのは事実だ。
もちろんカロリーが無いからである。
たしかに100gあたり5kcal未満であればゼロカロリーと表記して良いことになっているから、実際にはカロリーがあるという見方もできるが、1kg食べても50kcalに満たないのであるから、太ってしまった場合はゼロカロリー食品ではなくその他の食生活などに問題があるのだろう。

じゃあなぜ、ゼロカロリーでも太る、と言われているのかだが。
それはゼロカロリー食品に間接的に太る要因があるからである。
でも太る要因であるカロリーは100gあたり5kcal未満というわけである。
じゃあなぜ太ると言われるのか、その主な理由は2つ。

1つ目は食欲を増進させる作用があるということだ。
これはカロリーの無い甘みが過食の原因を引き起こす可能性を示唆していて、ゼロカロリー食品とはつまり甘味料、添加物によって甘みを得ているわけである。
この添加物には食欲を必要以上に増進させる作用が認められている。
つまりは他の食品の食べすぎの原因になりうるということだ。
そのため、食欲を抑え食事量を適量にできるのであれば太らないわけである。
その他、依存しやすいという点も太る要素の一つになる。
食欲と依存で普通の食材を過食してしまうともちろん太るわけである。

2つ目が腸内環境を悪くするということだ。
甘味料など添加物のとり過ぎで悪玉菌が増え腸内環境が悪くなれば太りやすい体質になってしまうのである。
ただし、添加物なんてものは何にでも入っているわけで、摂り過ぎなければ大きな問題にはなりえないと思われる。
カロリーが無いから太らない、といって1日に何パックもゼロカロリーゼリーを食べている、何リットルもゼロカロリージュースを飲んでいる、などでなければよほど悪い影響は無いだろう。

答えとしてはゼロカロリー食品を摂ってもカロリーがほぼ無いため太ることはなく、ただし食欲が増進し依存しやすいため、そこをコントロールさえできれば太らないというわけである。
ゼロカロリー食品はむしろダイエット中の食のストレス解消にもなるので、上手く活用することで円滑に痩せることができるようになる食品であると考える。

続く


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