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社会復帰計画記録その264

わたしがまだ自分が躁うつと診断されたってことを言えなかった、と言うか、言うのに躊躇いがあったときの話。

あの頃は約束してた予定をキャンセルしてしまうことがほとんどで、だけど、自分が躁うつ病だってことを言い出せなくて。

でもそんな中、高校時代からの友達に勇気を出して話すことに決めた。

その時期は、好きなグループのライブに行く約束を結構していたから、ちゃんと事情を話さなければと思ったから。

正直、めちゃくちゃこわかった。

それ以降態度が変わったらどうしよう、とか、なんて返信がくるんだろう、そもそも返信くれるかな、とか。

今考えたらそう思うことも友だちに対して失礼に値するけど、あの頃はとにかくすべて自分を責めていたし自分に自信がなかったし、自分が大嫌いだったから。

でも本当にそんな悩みはただの杞憂で、
その子がこう言ってくれた。

「だって◯◯は◯◯じゃん」

って。
◯◯は、わたしのあだ名ね。

すごくシンプルな言葉だけど、シンプルな言葉だからこそ心底救われた。

あの当時のわたしは自分が"躁うつ病"というレッテルを貼られてしまったと思い込んで、もう元気な時の自分とは別人なんだと本気で思っていた。

でもその子が、あなたはあなたじゃんと言ってくれたことで、あぁわたしはわたしなんだって少し思えるようになった。
本当に救われた。

もちろんそのあとも病気に苦しみ続けたけれど、あの時心から救われた感覚は今でもハッキリ覚えてる。


同じような苦しみを抱いていて、でも自分の周りにはそう言ってくれる人がいないという人がもしいたとしたら、わたしが全力で伝えたい。

あなたはあなたじゃん!!!!!!


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