フジヤマクラリネットスタジオ

🇺🇸ボストン音楽院卒。山口県でクラリネットスタジオをしています。クラリネットのこと、音楽…

フジヤマクラリネットスタジオ

🇺🇸ボストン音楽院卒。山口県でクラリネットスタジオをしています。クラリネットのこと、音楽でのまちづくりのこと、web3でのクラシック音楽の可能性などを考えています。オンラインレッスン、英語でのレッスン等受付中。

マガジン

最近の記事

教養としての音楽 -13-:LISTEN 「The Late Baroque Period part1」

オンラインのテキストやプレイリスト、クイズなどにアクセスができなくなってしまい、追加購入も海外のためできなくなってアナログで、テキストを要約しながら原稿を作っています。テキストをザクっとゆるっとまとめただけのものですが、楽しく学ぶことができました。 テキスト"LISTEN"、今回はUNIT 3: The Eighteenth Century のチャプター9「バロック後期」の前半をしました。 Lesson 9 The Late Baroque Period バロック後期(前

    • クラリネットアンサンブル:グランドマンのカプリス

      山口県にあるクラリネット教室です。 今年前期に取り組む3曲の練習を始めています。 4月のアンサンブルは「グランドマンのカプリス」 作曲家 クレア・グランドマン オハイオで生まれニューヨークで亡くなった、アメリカの作曲家 (1913– 1996)ヒンデミットに師事し、(クラリネットソナタがあります!)50年の作曲人生の中で100以上の作品を学校やプロの吹奏楽団のために残しました。このカプリスは1961年に作曲されました。 今年前半は「演奏スタイルを考える」としていました

      • オケスタサロン④ベートーベン6番:Orchestra Rep class

        オーケストラスタディを学ぶ本日のオケスタサロンは、 ベートーベン 交響曲第6番「田園」クラリネットオケスタの代表です。 ほとんど100%に近い確率でオーディション課題に入るマストのレパートリーです。本曲の中で初めてオーケストラのクラリネットを聴き、その音色がとても暖かく、クラリネットが大好きになった、、、という話しをよく聞きます。 実際に音源を聴きながら、まずクラリネットが第一音を奏でるところまで。 スコアを確認しながら、他のパートはどうなっているのか、一緒の音を演奏

        • 教養としての音楽 -12-:LISTEN 「The Early Baroque Period part2」

          前回、驚愕のレジストレーション期限切れということで、オンラインのテキストやプレイリスト、クイズなどにアクセスができなくなってしまい、追加購入も海外のためできないことが判明。どうしたものかと1週間空いてしまいました。 とにかくアナログに、テキストを要約し、日本語でまとめ、プレイリストもYoutubeから探して聴くというスタイルにしました。相変わらず参加をしてくださる方もいて嬉しい限りです。自分の学びのため、新しい発見が毎回あります。 テキスト"LISTEN"、今回はUNIT

        教養としての音楽 -13-:LISTEN 「The Late Baroque Period part1」

        マガジン

        • 教養としての音楽
          13本
        • ステップアップクラリネット
          4本
        • Up in the Sky チャレンジ
          6本

        記事

          ステップアップ・クラリネット :音階編① (Scales)

          レッスンを受けたことがない方へこのシリーズは、特に、現在クラリネットをしているが、これまでに専門的な教えを受けたことがない方や自己流でやっているが伸び悩んでいる方などに、願わくば、お近くに講師を見つけて技術を磨いてほしいとの思いで進めていきたいと思っています。 スケール&エチュード強化チャレンジとして4月から8週間チャレンジとして取り組んでいます。 現在進行中 → チャレンジ内容はこちら Albertのスケール24 Varied Scales and Exercises

          有料
          500

          ステップアップ・クラリネット :音階編① (Scales)

          "衝撃事実判明” 教養としての音楽 -11-:LISTEN

          シリーズ第11回目を控えて準備をしていたところ 急にEbookにアクセスできなくなった プレイリストも聞けなくなった 慌てて、詳細を尋ねてみたところ、、、、、、、 アクセスコードが期限切れ 本を購入したら、ずっとアクセスできるのかと疑わなかったのに。180日間のみ。 あとは追加購入とのこと。 しか〜し 日本(米国、カナダ以外)ではその手続きができない、と どうしましょう。 テキストに記載のプレイリストをYoutubeで検索して、聴いていくしかないのか。。。。

          "衝撃事実判明” 教養としての音楽 -11-:LISTEN

          教養としての音楽 -10-:LISTEN 「The Early Baroque Period part1」

          シリーズ第10回目はUNIT 2: Early Music のチャプター8「バロック初期」の前半をしました。 ルネサンス期の最新はマドリガルであった 初期のバロック期はword painting を誇張しすぎてかえって滑稽になってしまった傾向が。 以前では不協和音とされていた音を使用したり、コントラスト比較するリズムを使ったり、誇張させていった。 反対にマドリガルとは相対する方向に向かうものも。word paintingが幼稚なものであるとし、一つの歌のラインで表現。 

          教養としての音楽 -10-:LISTEN 「The Early Baroque Period part1」

          最終回・みんなで演奏!:"Up in the Sky" Challenge. -6-

          【Up in the Sky チャレンジ】 こんにちは。フジヤマクラリネットスタジオのフジヤマです Up in the Sky西邑由記子さんの作品で、素敵な短い曲です。高度な技術は必要としませんが、メロディラインをどう捉えるか、ハーモニーとどうマッチするか、など初級の方から経験豊富な方までじっくりと取り組める作品です。 チャレンジ内容は下記リンクあり↓ チャレンジ最終回参加者が集まり、それぞれ演奏していただきました。  クラリネットをやりたい、と楽器を持参してレッスン初

          最終回・みんなで演奏!:"Up in the Sky" Challenge. -6-

          ②Clarinet スケール&エチュード強化チャレンジ:プラン発表

          いよいよキックオフ4月1日にDiscordにて説明会開催です。 チャレンジ内容指定の(下記参照)スケールとエチュードに自分のペースで取り組んでいく、とシンプルなもの。 基礎はとても重要、しかし何のために、どんなことに注意して取り組めば良いか、そして繰り返しの作業なので飽きが来てしまいがち。それをみんなで取り組んで、楽しみながらレベルアップしていこうというもの。期間は8週間。 スケール Scalesアルバート:J.B.Albert planA ゆっくりじっくりプラン:シ

          ②Clarinet スケール&エチュード強化チャレンジ:プラン発表

          教養としての音楽 -9-:LISTEN 「The Renaissance part2」

          シリーズ第9回目はUNIT 2: Early Music のチャプター7「ルネサンス期」の後半をしました。 ルネサンス末期 ジョスカン・デ・プレ 前回は教会音楽まで、今回は世俗音楽 Mille Regrets :解説付き(字幕をつけてどうぞ) テキストにあるプレイリストのものではありませんが、こんなのを見つけました。 とても興味深いです。 冒頭から、これはジョスカンの作品ではないかもしれないと! 解説を聞きながら再度このシャンソン作品を味わってみましょう パレスト

          教養としての音楽 -9-:LISTEN 「The Renaissance part2」

          Clarinet スケール&エチュード強化チャレンジ

          (english follows) フジヤマクラリネットスタジオです。 先日予告しましたが、4月(早いですね)から日本は新学期ということで、気分新たにさまざまな門出があることでしょう。  スタジオとしても、何かモチベーションアップになればと思い、基礎の基礎、スケールとエチュードを共に取り組んでみたいと思います。 スケール全調解説動画アップしています。詳しくはこちらステップアップクラリネットまで (Apr12) チャレンジ内容指定の(下記参照)スケールとエチュードに自分の

          Clarinet スケール&エチュード強化チャレンジ

          ラストアドバイスと練習:"Up in the Sky" Challenge. -5-

          【Up in the Sky チャレンジ】 こんにちは。フジヤマクラリネットスタジオのフジヤマです Up in the Sky西邑由記子さんの作品で、素敵な短い曲です。高度な技術は必要としませんが、メロディラインをどう捉えるか、ハーモニーとどうマッチするか、など初級の方から経験豊富な方までじっくりと取り組める作品です。 チャレンジ内容は下記リンクあり↓ 最終ワンポイント一応月末でチャレンジの一区切りとしているので、ラストのワンポイントを演奏しながら撮ってみました。 楽

          ラストアドバイスと練習:"Up in the Sky" Challenge. -5-

          教養としての音楽 -8-:LISTEN 「The Renaissance part1」

          シリーズ第8回目はUNIT 2: Early Music のチャプター7「ルネサンス期」の前半をしました。 ポリフォニーの発展 デュファイ(1400年頃~1474年)DUFAY: Ave maris stella Plainchantに続き、パラフレーズが聞こえます。 一緒に聴いた録音とは異なりますが、参考までに Imitation 15世紀初めのポリフォニーは ほぼ"nonimitative"だったのが末期になり、"imitative"に。 ジョスカン・デ・プレ

          教養としての音楽 -8-:LISTEN 「The Renaissance part1」

          クラリネットアンサンブル:次回4月は

          山口県にあるクラリネット教室です。 今年前期に取り組む3曲の練習を始めています。 3月は昨日開催しました。 1月、2月と取り組んだ「巨匠の四つの小品」4番目のガヴォットを中心に。2拍の「2−1−2−1」と2から始まる拍子感を確認。 シンプルなリズムも、正確さが問われます。 今回も音程の取り方、特に曲終わりの同音、オクターブ違いでも同音で終わるというのはとても怖いですね〜。クラリネットの「ファ」なかなか合いません。低音の方はフラットになりすぎないよう強く吹かないことですが、舌

          クラリネットアンサンブル:次回4月は

          オケスタサロン③:Orchestra Rep class

          オーケストラスタディを学ぶ昨日オケスタサロン開催いたしました。聴講者1名。 ラデツキー行進曲前回も取り上げているラデツキー行進曲。 マーチはテンポが良くて歯切れの良いアーティキュレーションが大事です。 装飾音からのタンギング、同じパターンが続くとばらつきが出てしまいがちですが、ここは良いトレーニングだと思って踏ん張ってやっていきましょう。 クラリネットA管問題ラデツキー行進曲はオリジナルはA管用に書かれています。 B♭管のみ所有されている方でも吹けるようにB♭用に移調され

          オケスタサロン③:Orchestra Rep class

          教養としての音楽 -7-:LISTEN 「The Middle Ages part2」

          シリーズ第7回目はUNIT 2: Early Music のチャプター6「中世の音楽」前回に引き続きの後半でした。 ポリフォニーの発展 PEROTIN 一緒に聴いた楽曲ではないですが、参考までに 後期中世 1250年 リズムの心地よい、RONDOロンド (輪唱、カノン形式)の代表的な作品"Sumer is icumen in" 長調のモードで耳に残る作品 シャンソン nonimitative polyphony Machaut : Dame, de qui tou

          教養としての音楽 -7-:LISTEN 「The Middle Ages part2」