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教養としての音楽 -13-:LISTEN 「The Late Baroque Period part1」

オンラインのテキストやプレイリスト、クイズなどにアクセスができなくなってしまい、追加購入も海外のためできなくなってアナログで、テキストを要約しながら原稿を作っています。テキストをザクっとゆるっとまとめただけのものですが、楽しく学ぶことができました。

テキスト"LISTEN"、今回はUNIT 3: The Eighteenth Century のチャプター9「バロック後期」の前半をしました。

Lesson 9 The Late Baroque Period バロック後期(前)

バロックという名の由来

約1600年から1750年頃の音楽は通常、「バロック」と呼ばれます。これは美術史から借りた用語です。美術史家自身も、この用語を17世紀の宝石商から借りたもので、形状が不規則な大きな真珠をあらわしました。したがって、バロック美術は一時期、不完全、奇妙、または少なくとも偏ったものと見なされていました。しかし、時代を経るにつれてテイストが変わり、もともと否定的な意味合いは肯定的なものに変わっていきました。

絶対主義

歴史家は、1600年から1750年までの期間を絶対主義の時代と呼ぶことが多く
思想家はこの時代を科学の時代と呼びます。科学によって刺激された精神的な気質は、バロック音楽と芸術に大いに影響を与えました

ルイ14世の下のフランスはその規模と壮大さで目立ちました。バロック芸術の輝きと壮大さは、その政治的な機能から派生しています。芸術は感銘を与え、さらには驚愕させることを意図していました。ルイ14世は、歴史上最も巨大な宮殿、ヴェルサイユ宮殿を建てました。

バロック絶対主義の主要な音楽的媒体はオペラ。
舞台デザインのビビエナ家の狭い舞台を大きく見せる技術。

絵画から見るルネサンスとバロックの比較

ラファエロのルネサンス時代の穏やかなマドンナと初期バロックのグェルチーノによるマドンナを比較しました。イエスは母親から身をひねって絵から落ちそうになっており、母親は反対方向にひねっています。背景は穏やかな風景ではなく、乱れた雲の風景であり、ステージ上の照明は肌の明るい部分と暗い影とを対比させており、その違いがわかります。

また、この時代の科学の進歩、興味も大きく影響しています。

人間が自然をコントロールすることも、バロックの形式的な庭園によって象徴。バロックの庭園は、ヴェルサイユ宮殿の絵画で見ることができるように、幾何学的な計画に厳密に従って自然を調整します。

音楽としては、音階がこれまで以上に緊密に(平均律)調律されたことにより、初めて24の長調短調が作曲に使用可能になりました。これは、すべての調を使用するプレリュードとフーガを含むバッハの「平均律クラヴィーア曲集。和声はシステム化され、リズムや音楽的な形式では、規則性が求められました。


などなど↑抜粋して記録してみました。
バロックという名の由来、そして豪華絢爛な宮廷環境や、絶対的な政治背景、科学の進歩など、目まぐるしい時代の流れがあるのだなと改めて思いました。

調律が確定し、楽器の改良もあり、絵画、舞台、芸術に大きな変化があることがとても興味深かったです。

と今回は、政治背景や科学、絵画、景観設計などあらゆる方面からバロックを考えることができました。

来週も続きます。




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