田中圭

アウトドアメーカー勤務の40代ハイカーです。 ハイキングを通じて感じた事、作品の制作過…

田中圭

アウトドアメーカー勤務の40代ハイカーです。 ハイキングを通じて感じた事、作品の制作過程を書いています。https://fuhiker.base.shop

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写真集を作った事で撮りたい写真がより明確になってきた

昨年末に写真集を作りました。 2022年撮影した山の写真をテーマを設けずただ自分の好みで選抜しました。 作るまでに色々試行錯誤しました。 サイズやページ数はもちろんテーマも候補が多くありました。 ですがまずは作ってみる。 その上で改善点やアイデアをブラッシュアップさせていく。 年の瀬というタイミングでようやく重い腰があがり作る事ができました。 個人的にはとても気に入っておりたくさんの人に見て頂きたいと思っています。 今回あえてテーマというかこだわりを書くとするならば「

    • そうだ、台湾へ行こう

      さて、来月の長期連休はどこへ行こうか。 もちろん山登りと写活が目的です。 候補がいくつかあります。 5つの候補 まずは台湾です。 意外と知られていないですが台湾は山の国で国土の3分の2が山です。 標高も富士山より高い山がゴロゴロあるそうです。 候補になったきっかけは職場にいる台湾人のスタッフが1週間ほど帰郷するというのを聞いた時でした。 もともと興味はありました。 自分の好きな山道具メーカーの山と道のハイキングログの内容が心の片隅に残っておりそれが台湾人のスタッフの一言で

      • 自分の本質は“オタク”で“ムッツリ”である

        突然ですがカミングアウトします。 自分の本質は「オタク」と「ムッツリ」がしめています。 山登りが好きです。 ですがもっと好きな事があります。 「作る事」です。 もっと詳しく言うと「自分の好きなモノを作る事」です。 幼少期からそうだったかもしれません。 以前、下記記事でも書かせていただきました。 小学生の頃、友達と外で遊ぶ事も好きでしたが最も熱狂していたのは家で漫画を書く事やオリジナルゲームを作る事、つまり1人の時間でした。 それが原体験で大人になった今も根本は変わっていま

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        • 本業は手堅く副業はデタラメに

          先日の投稿で本業を頑張ると書かせていただきました。 具体的にどう頑張るのか。 それがタイトルにもある「手堅く」につながります。 社会人になり今までの20年間自分は社会や会社、組織を誤って認識していました。 気づくきっかけは、自分が毎朝聴いているVOICYという音声メディアのとあるパーソナリティーの方の発言です。 その発言とは「会社員の顧客はエンドユーザーではなく上司である」です。 ボンヤリと認識していた事をハッキリと言語化され雷に打たれたような気持ちになりました。 考えて

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        写真集を作った事で撮りたい写真がより明確になってきた

          テアラロアを歩くために準備すること

          2025年1月、テアラロアを歩きます。 テアラロアとはニュージーランドを南北に縦断する約3000kmのトレイルです。 とはいえスルーハイク(踏破)するわけではなくて一つのセクションを1週間ほどかけて歩く予定です。 ですが、自分は今まで2泊以上のハイキングを経験したことがありません。 そもそも海外に行ったこともありません。飛行機も1回しか乗ったことありません。 ワクワクしつつも半分以上は不安と恐怖がしめているというのが率直な感想です。 ですが40代のテーマは「変化」です。

          テアラロアを歩くために準備すること

          2023年の総括と2024年のテーマ

          2023年の総括は、年内に書きたかったのですが、間に合いませんでした。 2023年のテーマは「恥を捨てて旗を降る」でした。 個人的には成果があった1年だったと思います。 10月頃まではとにかく未体験に全振りし、未踏の山、初めて行く地方、登山道整備や山道祭といったコミュニティへの参加など活発的に行動し新しい体験を蓄積できました。 一方で11月以降は体調不良や仕事が忙しくなった事で失速し体験は激減しました。 ですがテーマである「恥を捨てて旗を降る」をコツコツ続けたおかげか、1

          2023年の総括と2024年のテーマ

          ついに写真集完成、そして…

          2023年の目標であった写真集がついに完成しました。 以前、試作品を作りました。 その後もいくつか作り、試行錯誤の末完成したのが今回の一冊です。 2021年~2023年の山行の中から36枚の写真を選抜しました。 結果、撮影期間3年、製作期間1年です。 コンセプトは上記記事に書かせていただいています。 そこで今回は掲載した写真を一部公開し解説してみようと思います。 表紙にもしている最もお気に入りの1枚です。 今年の4月に残雪期の立山へ行った際、室堂から垣間見た浄土山です。

          ついに写真集完成、そして…

          豊かさに直結している大事な事

          豊かさときくとお金を想像します。 もちろんお金は大事です。 いや、大好きです。 ですがイコール幸福や充足感、いわゆる豊かさに直結しているかというとどうもそうでもないと思ってきました。 もちろんお金の増加も豊かさに結びつきますが、より大事な事があると気づいたのです。 あくまで個人的な見解です。 役割がある事 まずは役割です。 仕事においてはもちろんですが家庭やコミュニティなどにおいて自分に役割があるという事がとても重要だと感じます。 役割なら何でもいいわけではなくてある程

          豊かさに直結している大事な事

          「盆踊り」で熱狂した理由

          ずいぶん前になりますが、今年の6月に山道具メーカー“山と道”が主宰する「山道祭」に参加してきました。 その時感じた事がとても重要だと思ったので言語化させていただきます。 まず「山道祭」がどのようなイベントかと申しますと、ウルトラライトハイキングが好きなハイカーたちが四国の石鎚山へ集まり思い思い過ごす。 簡単に言いますとそんな感じです。 もちろん出し物もありまして、テントサウナや物販、地ビールや軽食に至るまで様々です。 しかし、一般的な祭りと違って自然を楽しむ事やハイカー

          「盆踊り」で熱狂した理由

          シナジーマップ~2023秋~

          2023年のテーマは「恥を捨てて旗を降る」です。 少しずつですが実践していっています。 思うのは目標に対して急にこの日を境に変わるというのはなくて、徐々にグラデーションのように変化していく。 焦らず丁寧に積み重ねていきます。 一方で大事な事は今の自分の活動の地図を整理しておく事だと思っています。 活動や商品の意図を明確にしエネルギーの流れを可視化する。 「シナジーマップ」というらしいです。 その際キーワードとなり得るのがフロントエンドとバックエンドです。 簡単に言います

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          自分はULハイカーではなかった

          ULとは「ウルトラライト」の事です。 つまり、ULハイカーとは簡単に言いますと超軽量な荷物で山を歩く人の事です。 ULの定義があります。 ベースウェイトと言われる燃料(飲食やガスなど)をのぞくバックパックの重量が4.5kg以下である事。 それで言いますと、自分は過去全ての山行でその条件を満たしてきました。 しかし、タイトルにある通り自分は“ULハイカーではない”と感じたのです。 なぜか。 目的の違い、真ん中に何を置くかの違いだと思います。 道具を軽くするのは手段であり

          自分はULハイカーではなかった

          【ULギア】パランテパックスのバックパックを個人輸入してみた

          一目惚れしたULザックがあり日本では売っていなかったので初めて個人輸入で買ってみました。 ブランド名は「PalantePacks(パランテパックス)」です。 アメリカのULガレージメーカーでここ最近日本のULハイカーの中でも背負っている人を目にするようになりました。 日本のULメーカーといえば「山と道」で私も同社の40Lモデル“THREE(スリー)”を長年使ってきました。 全く問題なくむしろ快適でしたがやや使用シーンが減ってきました。 UL化が進みデイハイクはもちろんテン

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          自分が歩んできた道の中に答えは眠っている

          今、自分が熱狂している事の本質はどこにあるのか。 おそらく幼少期から現在に至るまでその歩みの中に答えはあってそれを手繰り寄せる事が未来をも形成すると思っています。 ちなみに今熱狂している事は「山」です。 イラストの模写 さかのぼる事35年前、小学校の低学年の時の記憶です。 世は全盛のドラゴンボールブームで、皆映画が公開されると熱狂しグッズの所持こそがステータスとなった時代でした。 そんな時、自分が夢中でやっていた事があります。 それは、ひたすらドラゴンボールのイラストを

          自分が歩んできた道の中に答えは眠っている

          刺激と安らぎのバランス

          日々、山を登る理由のひとつに「刺激」を求めている部分は大きいです。 刺激とは未体験であり、緊張感である。 つまり挑戦する事である。 そんな事を以前書かせていただきました。 先日立山へスノーハイキングへ行きその絶景とスケール感はまさに刺激と呼ぶにふさわしく圧倒的な写真の数々は200枚全てがハイライト。 ですが数日ほどたった時ふと感じた事。 「立山の写真、飽きてきた」 そうです。 絶景や刺激といった類いのものはいわば一過性のもので瞬間最大風速はあるのですが長期的にみたとき

          刺激と安らぎのバランス

          立山山行の記録

          先日、立山へスノーハイキングに行ってきました。 久しぶりの遠征。 久しぶりの北アルプス。 圧倒的な刺激を注入されました。 やはり刺激とは「未体験」である。 それを体感できました。 「未体験」には失敗がつきものです。 つまり失敗が多ければ多いほど「未体験」つまり「刺激」の量が多いといえます。 そういった意味でもとても「刺激」の多かった立山山行の記録です。 出発 深夜1時に迎えに来てもらい扇沢へ出発。 あまり車内では寝れないタチですが、さすがに不眠はまずいととにかく目をつ

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          会社に重心を乗せすぎると感覚が“普通”になっていく

          タイトルですでに結論を言っていますががんばります。 最近会社に重心を乗せて働いています。 すると自分の中で退屈な感情が生まれたのを感じたのです。 無味無臭になっていく感覚。 大企業ともなるとルールは多く厳しくなっていきます。 それは分かります。 従業員(人)が多くなるほどチェックポイントをたくさん設ける。 そこをかいくぐって自分をアピールしたり企画を通すゲームもそれはそれで面白いと思います。 しかし圧倒的にスピードが遅かったり制限が必要以上にかかったりとストレスが多いので

          会社に重心を乗せすぎると感覚が“普通”になっていく