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写真集を作った事で撮りたい写真がより明確になってきた

昨年末に写真集を作りました。

2022年撮影した山の写真をテーマを設けずただ自分の好みで選抜しました。

作るまでに色々試行錯誤しました。
サイズやページ数はもちろんテーマも候補が多くありました。
ですがまずは作ってみる。
その上で改善点やアイデアをブラッシュアップさせていく。
年の瀬というタイミングでようやく重い腰があがり作る事ができました。

個人的にはとても気に入っておりたくさんの人に見て頂きたいと思っています。

表紙は「御在所岳」です

今回あえてテーマというかこだわりを書くとするならば「大きさ」です。
A4の一番大きいサイズの1ページに余白なしで写真1枚というスタイルにしました。
迫力とカッコよさを意識しました。

Instagramに投稿している写真も選抜理由は主に同じです。
文章や情報やストーリーは度外視してとにかく“画力(えぢから)”を全面に押し出す。

ハイキング中もそれを意識してカメラを構えています。

あと細かい所では“山8ハイカー2”の割合を意識したり1月から12月の時系列でバランスよく選抜したりと微調整しました。

そして1つ制作すると次なる制作意欲がわいてきます。
やはり未完成不完全でもまず走り出す事が大切だと体感しました。

次の写真集のイメージは「雑誌」です。
もともと構想にあった案です。
モノを作る時は基本的には自分が好きなモノ自分が欲しいモノを意識しようとしています。
“ペルソナ自分”です。
自分は昔から「雑誌」が好きです。
今の時代は雑誌が売れなくなったと言われています。
ですが自分はいまだに雑誌を読みます。
雑誌にのっている“情報”だけ欲しければネットでいいと思います。
しかし自分は「雑誌」というフォルムやビジュアル、質感や存在感が好きなのです。

特に情報に寄った雑誌よりアートやカッコよさにふった雑誌が好きです。
とはいえ文章がなく写真のみだとそれは雑誌ではなく写真集です。

そこで次回作は「写真+文章(割合は7:3くらい)」で「鈴鹿山脈」をテーマにページ数は減らし写真の枚数は増やす。
アート感は残しつつ情報も適度に入れる。
そんな作品にしたいと思っています。

そうすると撮る写真にも変化が起きはじめていて。
今までアウトプット先はInstagramのみでした。

するとInstagramの投稿に合う写真以外は捨てる事になります。
しかし「雑誌」という構想を考えた時今まで捨ててきた写真に光があたりはじめたのです。

Instagramは縦画角で主役は山かハイカーでした。
しかしその条件からはみ出した作品たち。
花や建物や食べ物、横画角の作品たちの出番がやってきました。
そして今後も撮影するにあたって視野が広がった感覚を得ました。

アウトプット先の性格によってインプットの質が変わる。
今後「インテリア作品」や「山の写真の個展」はたまた「写真家」というアウトプット先を増やす事でさらなる進化が期待できそうです。
まだまだ山と写真の遊びは終わらない。

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