春になると毎年思う、身の丈に合った物について
まだまだ寒い日もつづいていますが、衣替えを意識しはじめる3月の今頃、毎年思うことがあります。
私のラックには、2017年3月に購入したトレンチコートが掛かっています。
もちろん今でも現役で、春と秋の楽しみでもある一着です。
このトレンチコート、購入金額は9万7千円でした。
購入したのは今から7年前なので、フルタイム勤務をしていた頃。
今よりも収入が多かった時期です。
それでもこの買い物は、清水の大舞台から特大のジャンプで「そーれぃっ!」と飛び立ったような気持ちでお迎えしたのを今でも覚えています。
支払いは一括ではなく、分割(とりあえず一括で支払って、後から分割にしたのかも)。
もちろん購入前は、持てる力すべてを使ってリサーチしましたが、
手元に届いたときは「あぁ、お迎えしてよかった一着だ」と心の底から嬉しさと温かい気持ちになったのも覚えています。
とはいえカード分割払いということは、一定期間借金を背負っているということ(個人の考えですが)。
自分でも"当時の"身の丈には、まったく合っていない買い物だったと思うのです。
それでも7年経って、お気に入りの一着として着ている今、思うのはこんなことだったりします。
「着続けてきた今、帳尻が合ってきているな」
これは今の私がトレンチの金額に見合っているというよりも、
この3つと、当時ドキドキした購入金額のバランスが取れてきているなという感覚でしょうか。
下の方から3つが、購入金額の位置に少しずつ上がってくるような。
今では購入金額の背丈を、すっかり3つが追い越しています。
「身の丈に合った暮らし」というフレーズを、よく目や耳にするようになったここ数年。
私自身暮らしの整理を発信していることもあって、このフレーズにYesでもありNoでもあるなぁと思ってきました。
「身の丈に合わない」「頑張った買い物」も、暮らしを豊かにしてくれることだって、きっとある。
自分の感覚で、大切な自分へ物を選んでいく。
捨てる・手放すことが暮らしの整理だけではなく、物を選ぶこともそこにつながっていると思うから。
あ、もちろん「高いからいい」「安いからだめ」みたいなことでは、まったくないです。
「自分にとって」です。
そして身の丈に合わない買い物ばかりも、もちろん限度がありますので、その辺は悪しからずで(一応書きました)。
さてさて。私のやりたいことリストの1つが、春が終わったらトレンチをお直しに出すこと。
1年半続けてきたピラティスのおかげで、肩回りがサイズアップしてきた雰囲気なのであります(ムキッ)。
まずは、できるのかどうかも含め、こんなお直しをしてくださるお店を探すところから始めるとしましょうか。
この記事を書いている今朝は、大雨で気温も低め。
出勤にはダウンを着ていきます。
トレンチは来週あたりかな?
ではまた、水曜日朝5時に!
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