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一生に一度は試してほしい「24時間全ての行動を記録する」ためのiOSアプリをリリースしました

先日、Android版がリリースされたTaskChute Cloud、このたびついに、iOSアプリ版も公開のはこびとなった。



TaskChute Cloudって何?という紹介については、Android版リリース時に解説したのでぜひそちらもご覧頂きたい。


iOS版については、ストアに並ぶまでにはまだいくつか超えねばならぬハードルがあり、正式リリースはもう少し先になりそうなので、一足先にβ版という形で使っていただく手はずを整えた。

TaskChute Cloudにログイン後、動作設定ページから、「Betaバージョンの機能を有効にする」にチェックを入れると、以下のようにiOSアプリβ版のインストール方法が表示される。

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TaskChute Cloudユーザーなら誰でもβ版を利用することができるので、これから使ってみよう、という方もまずはsafariやchromeなどのブラウザからユーザー登録をしていただければ、その後、上記の手続きでiOSアプリ版がiPhoneやiPadで利用できる。


さて今回もめでたい日ということで、愛すべきTaskChute Cloudの魅力について語らせていただきたい。


自分に必要なのはどれくらいのタスク管理か?

あなたは【タスク管理】というものを、どれくらいしているだろうか。

この記事では、スケジュール管理や手順書の作成、行動ログの記録や日記をつけたりなど、仕事もプライベートも含んだすべてのやること、やりたいことを管理することを、【タスク管理】と呼んでいます。

私はといえば、タスク管理の本を出したり、タスク管理ツールの開発に携わったり、24時間の行動ログを取り、そのデータを毎日平均2.7時間かけて分析するほどには、タスク管理が好きで、かなり時間をかけているほうである。

しかし正直、自分でもやりすぎだとは思う。ひどいときには6時間くらい、前日の行動ログを分析していることもある。

もはやこれは"業"である。自分はなぜこんなことを考えるのか、こんなことを感じるのか、こんな行動をとるのか、という疑問が毎日尽きず、だから哲学の本を読むのが好きだし、自分の行動ログから、自分という生き物の生体を探るのが、楽しくてたまらないのだ。

昔から勉強するより勉強法を勉強するほうが好きだった。タスク管理で仕事を効率よくこなすことよりも、タスク管理自体を追求するのが結局自分はいちばん好きなのだ。

自分が「つい、やってしまうこと」に勇気をだして時間を使うことの大切さについては、この記事でも書いた。



24時間記録をとるというタスク管理は、必要ない人には本当に必要がない。でも、必要な人は、このめんどうくささに何度挫折しても、何度でも戻ってきてしまう

だからじぶんは、TaskChute Cloudをすべての人に勧めようとは思わなけれど、

自分が24時間、何をしているのか知りたい
自分をコントロールしている感を得たい

という切なる願いを抱える人にとって、TaskChute Cloudは手放せないものだから、そういう人にしっかり届いてほしいとはおもう。そしてこの試行錯誤の沼で一緒に四苦八苦しながら楽しく情報交換したい。

一緒に「オーディオブックを聴きながらランニングでカフェに向かう時間」は読書時間なのか?運動時間なのか?移動時間なのか?みたいな話をしたい。

「創作においてはそもそも、手が動かないもやもやした時間でこそアイディアが熟成するわけで、つまりそういう時間をこそ、沢山確保しなくちゃいけないのに、そういう時間を『無駄な時間』として減らそうとして、手を動かしてかいている時間だけを『創作の時間』として増やそうとするの、なんか間違ってる気がする」みたいな話をしたい。

タスク管理はすべての人に必要だ。でも、その人の性格によって、人生のステージによって、どれくらいの複雑さが求められるかは変わってくる。一生かけて自分にあったツールをさがし、組み合わせ、色々と試行錯誤と取捨選択を繰り返してオリジナルな「タスク管理システム」を作り上げていくことになる。

あなたのそのシステムの中に、TaskChute Cloudが組み込まれていたらとても嬉しい。


タスク管理は自己分析より自己分析できる

最後にもうひとつ、タスク管理のメリットをご紹介したい。タスク管理は自己分析をするよりも、はるかに自分のことがよくわかる。

「自分は一体何がしたいんだろう?」と主観的に考えるよりも、自分が普段どういう時間の使い方をしているのか客観的にデータをみたほうが、事実に基づいた本当の自分が見えてくる。

人生の岐路にあって自分を見つめ直したいけど、何から始めたらいいか分からないというときには、とりあえず何日かタスク管理をがんばってみる、というのはありだと思っている。

タスク管理を始めたとたん人生の見通しがクリアになる、悩みがふきとぶ、なんてことはないけど、でも少なくともタスク管理は身につくし、タスク管理をがんばった数日間は、手元に自分自身のデータが残る。

悩んでいるときの自分自身のデータというのは、端的に人生をおもしろがる素材として優秀だ。10年後に振り返ってみるときっとめちゃくちゃおもしろい。


というわけでぜひ人生の中で一時期くらいは、自分自身が24時間、一体何に時間を使っているのか?知るための記録作りにチャレンジしてみてほしいです。



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