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UMUM田中令の、アート考。

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2018年6月の記事一覧

ちいさな一言、おおきな変化

ちいさな一言、おおきな変化

先日noteに書いた
「うまいね」の封印の記事。

この記事を書いた数日後
新潟県の美大に通う4年生から
「教育実習で引用させてほしい」
というありがたいご連絡がありました。

もちろん、快諾。
実習で彼が目指すこと
わたしが日々の活動で目指すことを共有しました。

この時点ですでに
1人の誠意ある青年に
自分の思いが通じたことや
同じ志をもっている人がいることに
胸がぽかぽかしました。

そして

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進化はプロセスにある。

進化はプロセスにある。

今日は都内の保育園で
コネルテのワークショップ
「えのぐであそぼう」
を開催してきました。

今回参加してくれたのは3-5歳。
大きな布の上で1時間
思いっきりえのぐであそびます。

わたしたちコネルテは
あくまでフォロー。
「これはだめ」
「こうしたほうがいい」
なんてことは言わず
表現の変化とこどもたちの変化に合わせ
絵の具のおかわりをつくり
映える色にかえてみたり
新しい布を出したり
こども

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「うまいね!」を封印した、アートの時間〜実践編 umumアトリエ開催レポート〜

「うまいね!」を封印した、アートの時間〜実践編 umumアトリエ開催レポート〜

前回、今のアートに対する価値観は
なぜ「うまい」かどうかに縛られているのか考察し
これはまじでもったいない!!
という記事を書いた。

「うまいね!」を封印した、アートの時間|Ray Tanaka|note(ノート) https://note.mu/frogizm03/n/nb1bdf29409b8

そして、数々の現場でこのもったいない現象に出会い
おとなの感性にもアプローチすることが大切だ!

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「うまいね!」を封印した、アートの時間

「うまいね!」を封印した、アートの時間

この10年あまり、アートワークショップなどの現場で
「私、絵が下手なので」
「才能ないから」
という言葉をたーくさん耳にしてきた。
打ち合わせから現場まで
言われなかったことはないくらい。
ときに子どもに
「うまくないと怒られるから、(作品)いらない」
なんて言われたりして、とても悲しい。

おいおいおいおい!!
みんなめっちゃ「うまい」に縛られてるよ!!

いわゆる「うまい」作品を写実表

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