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ちいさな一言、おおきな変化

先日noteに書いた
「うまいね」の封印の記事

この記事を書いた数日後
新潟県の美大に通う4年生から
「教育実習で引用させてほしい」
というありがたいご連絡がありました。

もちろん、快諾。
実習で彼が目指すこと
わたしが日々の活動で目指すことを共有しました。

この時点ですでに
1人の誠意ある青年に
自分の思いが通じたことや
同じ志をもっている人がいることに
胸がぽかぽかしました。


そして先日
記事を使った授業の
フィードバックをいただきました。


無事教育実習が終了しました!
研究授業は、結論から言うと大成功でした!
1年生全6クラスで観察して描くスケッチをテーマに授業を行い
最後の1クラスが研究授業でした。
そしてその回でのみ、田中さんの記事を引用した説明を行いました。
その結果、失敗を恐れずのびのびと線を引く生徒が格段に増え
どの生徒もモチーフの観察がしっかりと出来ていました。
授業の最後に、自由に立ち歩いてみんなのスケッチを鑑賞し合う時間を設けていたのですが
"自分もみんなもこんなに描けると思ってなかった!"
という声も聞こえてきました。
あんなに皆楽しい気持ちで授業を終えることができたのは、田中さんの記事のおかげです…
本当にありがとうございました!
とても良い勉強になりました。
(メールにてくれたフィードバックより抜粋)


めちゃくちゃ嬉しいです。
大人のちいさな一言や態度で
変化は生まれるんだ、と実感しました。
自分の気づきが、だれかのポジティブな変化に役立っている。
こんな幸せなことはありません。

彼が授業をした中学1年生が
今までより、ちょっとでもいいから
美術を好きになってくれたらいいな。

そして、何より
見ず知らずのおばさんに連絡をくれた
美大生の彼に本当に感謝です。


表現の発表が著しく簡単になったこの時代
アートやデザインの領域で
よく「パクリ」という言葉を耳にします。
たしかに表現のプロの方々にとって
アイディアは資源であり
他人が無断引用することは時として罪になります。

一方で、教育や保育は思想です。
1人の人間が、自分の思想のオリジナリティに固執し
いつまでも自分の懐に収めていては
その価値は多くの人には伝わりません。

わたしは人生の数々の難所を
アートで救われた経験や
そこから始めた活動での気づき
(☝︎おいおい書きます)を
一緒に体験したり
気持ちを共有してくれる方々に
どんどん引用していただきたいと思っています。

umumのビジョンである
「日本の1億2700万人を自己表現者にする」には
みなさんの協力なしでは間に合わないからです。

特に教育、保育、介護など人と関わる現場のかた
そしてママパパのみなさま。
ご自身の現場で出会うこどもやおとな
ご自身の家族、子育てで
どんどん引用してください。
その際、お声がけいただけると
私なりのアドバイス付きで
今回のように、とても喜びます。


ーーーーー
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※単発でのご参加も可能です!
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