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幸福日和 #003「知らない人へ感謝の手紙を」

こんな言い方をすると、
ちょっと変な人に思われるかもしれませんが、
皆さんは「知らない人」に
手紙を送ったことはありますか?

普通であれば、
手紙とは特定の人に明確な目的があって送るものです。

理由もなく、
勝手に手紙を送ることは迷惑ですが。
それでも誰にでも喜ばれる手紙の書き方があります。

それは、
たとえ面識がない人でも、
「お礼の手紙」を書いて送ることです。

✳︎ ✳︎ ✳︎ 

例えば、皆さんが使っている電化製品や
普段口にしている食品、使っている食器。
それは誰かが作ったものです。

それはメーカーかもしれませんし、
職人さんかもしれませんね。

そうした人に、
その商品を買って良かったこと、
改善したほうがいいことなど。

素直に思ったことを
お礼の手紙として送ってみてください。

そのメッセージは、
相手のためにもなるし、
皆さん自身のためにもなります。

数年後に、誰かがその製品を手にする時には、
より良いものになって、その人の手元に届くかもしれない。

そうやって、
あなたのその手紙が、作り手の心を動かし、
次の誰かのためになることがあるんです。

✳︎ ✳︎ ✳︎ 

僕はその昔、
日ごろ行く飲食店に「匿名でお礼の手紙」を
書くことをしていたことがあるんです。

例えば、あの刺身が新鮮で美味しかったとか、
帰りに靴を出してくれる心配りだったり、
店内のインテリアが素晴らしく素敵な時間を過ごせたなど、
素直に思ったことをお礼の手紙として送るんですね。

実は、そのように手紙を送ったお店は数多くあるんですが(笑)、
数日後に、再びそのお店に行くと、
今まで以上に、皆さん活き活きと働いているように見えますし、
より一層、素敵なお店になっているなと感じることが多いんです。

日常は、お礼を伝えるべき相手で溢れていると思うんです。

日頃使う家電製品などでも、
たとえフランチャイズのチェーン店でも、
カスタマーサポートにお礼の手紙を送るところもできます。

何か「お礼をする」つもりで物事に向き合うと、
自然と人の良い所や、
そのサービスの思いに目がいくものです。

手紙は、思いを伝えるためにあります。
時に、知らないもの同士を気持ちで繋ぐ
大切な手段にもなるんです。

現代のように、
知らない人に誹謗中傷を伝えるのではなく、
知らない人に感謝を伝えてみる。

そんな気持ちを持つだけで、
世の中は少し変わるのではないかと
思っていたりします。




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