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"3"に纏わるビジネスのお話。[後編]

お休みの方も、お勤めの方も、みなさん、おはようございます!
梅雨にも負けず、ふりっぴー★です。

前回投稿しました「"3"に纏わるビジネスのお話。[前編]」が、私のnote記事で一番多くお読みいただけたようで、お恥ずかしながら、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。みなさん、本当にありがとうございました。

今日は、前編に続き[後編]をお送りしたいと思います。
前編では、A社に就職し、新入社員研修で教授してもらった「人を褒める、魔法の “3”」でしたが、[後編]では、管理職になった際に経験した「3つ褒めて1叱る、成長の"3"」をご紹介します。

みなさんに、1wordでもお役に立てる情報があれば幸いです。


2.3つ褒めて1叱る、成長の"3"

前編で少しお話しましたが、私は新卒3年ほどで管理職となりました。

突然のことで驚きましたが、それまでの実績が評価され、東日本最大の売上を誇る現場を仕切ることになりました。不安があったものの、若かった私は恐れを知らず、期待の方が高かったように思います。

さて、管理職の業務ですが、主に以下の内容でした。

1.営業所責任者
2.予算作成(管理)・経理業務
3.人事考課制度の評価(査定)・面談
4.人材育成
5.危機管理対策
6.クレーム対応
7.営業活動(人手不足時)

それまでは、私が輝くためのステージに立っていました
しかし、これからは私が主役ではなく[部下を輝かせる]立場に。

さあ。ここで、A社おなじみ[研修]です。
管理職のための[管理職研修]を受けることになりました。
今考えると、手厚い会社だったなと感謝しています。

※それ以降の人生において、この管理職研修の内容が、私のビジネスパーソンとしての価値を高めてくれました。

管理職研修の主な内容をご紹介します。

・管理職の役割とマインド設定
・マネジメント研修
 1)予算作成と管理方法
 2)人事考課測定の評価・査定方法と面談時の注意事項
 3)人材育成に必要なスキルの習得
 4)危機管理能力の養成
 5)役員、上級管理職との接し方

現在では、管理職研修は一般的に外部機関に委託する企業が多いかと思います。例えば、リクルートさんやリンク&モチベーション(リンモチ)さんなどでしょうか。
ただA社は当時、人事の女性統括部長がキャリアコンサルタントの資格を活かし、全て手作りで新卒研修と管理職研修を企画して行っていたため、完全自社内で実施。自社に合った内容となっていたので、外部の一般的な研修内容だけではなく、より身近で、すっと腑に落ちるものばかりでした。

※余談ですが、その後、彼女は某有名大手企業で、役員・上級管理職専用の研修コンサルタントとシフトされていきました。

当時まだ24~25歳だった私にとっては、研修の内容すべてにおいて目から鱗。それまでワンプレーヤーだった私には、1mmも無駄なことはなく、すべてが新鮮で、ためになるものばかりでした。そして、組織や人を客観的に、そして上から俯瞰して見るようになっていきました。

そこで、様々なナレッジやノウハウを得た私でしたが、とても印象的で、かつ今でも大切にしていることが1つあります。それが

3つ褒めて1叱る

です。

上司は部下に、何かを指摘する際、すぐに問題部分を伝えがちではないでしょうか。ただし、それでは早期課題改善にならず、モチベーション低下につながりやすいです。

そこで、まずは評価できる部分を伝える。そして、課題や問題を伝える。
経験年数が浅い社員ほど、褒める数を増やし、叱る数を減らす。
それが、「3つ褒めて、1叱る」です。

「それは甘いんじゃないか」

そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
確かに、そうかもしれません。
しかし、人間の心は生ものです。「心」「気持ち」「考え」があります。
その気持ちを上手にコントロールしなければなりません。

例えば、改善点が10あるとします。みなさんならどうしますか?

いきなりその改善点を10言っても、なかなか改善しにくいものです。逆に言われたほうは「こんなに私はダメなんだ」と落ち込んでしまうかもしれません。

そこで、A社では[褒めて伸ばす]方法を採用していました。

今振り返れば、新規契約が取れると、みんなが自分のことかのように一緒になって喜んでくれ、気持ちを高めてくれていました。そうすることで、よりやる気も出て、さらに自信もつき、その効果は確かにありました。


もちろん、人によって、そして時と場合によって対応を変える必要はあります。余りにも大きなインシデントの場合は、褒めるどころか、普段見せない姿で強く、きつく𠮟ります。それは、企業のためであり、その部下のためでもあり、何よりお客様のためにでもあるからです。

ですが、「人を育てる」という観点で言えば、「3つ褒めて1叱る」に異論はないように今でも感じています。叱咤激励の[激励]を多めにしてあげる。


ただ、人材育成という観点では、「3つ褒めて1叱る」は通用できるものでしたが、我流に少し変えた部分がありました。それは、その「人」をよく見た上で、「3つ褒めて1叱る」方法だけではなく、「評価できる部分と改善点を先に提示し、改善点にプライオリティをつけ、それぞれ時期を決めて提示する」方法も取り入れるようにしました。

そのきっかけとなったのが、私がその後に転職をし、職種が変わり、業務内容が変わったことです。

KGIやKPIを定め、PDCA・KPTを回していくプロジェクト単位での業務中心となりました。そこで、KPT(KEEP・PROMBLEM・TRY)という考え方を知り、この物事の捉え方を人材育成にも活かせるのではないかと考えました。

ただし、先に提示する場合には「あなたの成長を考えた上で、評価点と改善点を伝えます」と前置きしてからにしています。部下であろうと、いち人として、相手の気持ちに寄り添って。


「3つ褒めて1叱る」、人を成長させる魔法の "3"。

褒めることは、認めること。認めるから褒める。人は褒められ、認められると、より成長していくものですよね。

みなさんも、よければ試してみてはいかがでしょうか。



3.居心地がよかった社長"参"謀

今回は、単なる私の個人的なお話です。読み飛ばしても結構です!

私はA社を辞め、ある会社(B社)でクリエイティブ業務に従事していました。実務未経験からでしたが、最終的には経営側に回り、売上管理や部下の年収査定など、A社でのマネジメント経験が活かせるものでした。

実はその企業に入る前、20代で個人事業主をしていました。ある組織を、経営面や営業面、お客様ケアーなどのサポートをしていました。そのとき感じたこと。それは「私が個人で会社をやるのは向いていない」というものでした。

自らがTOPとなり、会社を立ち上げ、従業員を雇い、自分のビジョンを掲げ、それを達成するためにミッションを定める。そして世にサービスや商材が広まり、ひいては人のためになる。とても魅力的であり、すこぶるやりがいの強いものだと思います。

しかし、私の「働く」スタンスの中に、それはありませんでした。


個人事業主を1年ほど続け、ふと社会人として振り返ったことがありました。それまで働いてきて「やりがいや熱が入ったことはなんだったのか」と。それは

・人のために何かをする。
・大好きな会社のために、何か貢献したい。
・組織の中で、切磋琢磨しながらみんなで成功を分かち合いたい。
・社長や上司のために、何かの力になりたい。

というものでした。

1人で動く、または部下を持って先頭を走るよりも、ある組織の中で、代表の想いに共感し、それに向かって自分の力を発揮したい。そう結論付けました。

そして、B社での「社長の下で”参”謀として働くこと」、つまり企業TOPの「縁の下の力持ち」になることが一番心地よい場所でした。

・誰よりも組織を全体把握している。
・無理難題言う代表の想いを、理解できるように翻訳する。
・代表と社員の懸け橋となる。
・実質、組織を動かしている。

ストレスもありますが、経営側でしか見えない世界があります。

よく社員は経営陣に反発します。しかし、会社にいる限り、双方歩み寄る必要があります。働くことは楽しいことばかりではない。苦しい時期もある。しかし、必ずそこには成長があるはずです。

そう思える組織を作り出すのは、代表よりもむしろ、参謀だと私は思っています。

課題、問題をいかに解決するかが楽しめた、そんな居心地がよかった社長"参"謀のお話でした。

※[3]ではなく[参]にかけてしまってすみません。



以上が、"3"に纏わるビジネスのお話。[後編]でした。
みなさん、いかがでしたか。


私は、組織に属していることを非常に好むタイプです。
私は子どもの頃から人に助けられてきました。
時には人に傷つけられたこともありましたが、そんな私を助けてくれたのも、また人でした。

人は一人では生きていけません。

ただ、人それぞれ特性があります。
ひとりの方が向いている人。人と関わることを苦手とする人。
反対に、人からパワーをもらい、活力となる人。
様々です。

どれも正解であり、間違いはない。
自分を良く知り、それに合った生き方を選択することが一番幸せかと思います。

どちらにせよ、人と関わらないで生きていくことはこの社会は難しいでしょう。

自分のことだけでなく、ちょっとだけ、相手の気持ちを考える。
相手の話に耳を傾ける。自分のことばかり主張しない。

そんな、ちょっとしたことの中に、
[人を褒める]ことが加われば、もっと人との握手ポイントが増えていくのではないでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
前編でお伝えしていた下記のことは、大変申し訳ありませんが、また別のタイトルで別記事にし、いつか書こうと考えております。お楽しみに!

・プレゼンで勝ち取るための"3"つの案
・ブログに必要な具体例の"3"


今日は久々に太陽の日差しが見られそうですね。
みなさま、実りある、有意義な1日となりますように。



・・・・・・・・・・・・
ふりっぴー★わーるど


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