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『○○担当大臣』と名付け『権限委譲』。若手のやる気スイッチをオンにする。

(このNOTEは2分で読めます。約1,300文字)
『マネージャーの仕事は何ですか?』と聞かれたらあなたはなんと答えますか?新卒入社した会社でお世話になっていたマネージャーは『マネージャーの仕事とは権限委譲すること。』と言っていたのを覚えています。

サイバーエージェントCHO(最高人事責任者)の曽山さんの著書である『若手育成の教科書』にも若手が自走して成長する環境を作るには『抜擢』が必要であると記載されていました。ここでいう『抜擢』も言葉を変えると『権限委譲』と同じ意味です。

『若手育成の教科書』の読書感想文が気になる方はこちらをぜひ読んでみてください。

思い返すと、新卒入社した会社で上司だった方はまさに『権限委譲』ばかりをしていました。しかも『権限委譲』された側は嫌な気持ちにならない方法で『権限委譲』されていました。このNOTEでは、当時の上司の『権限委譲』のやり方について書きます。

✅1、『○○担当大臣』で『権限委譲』

前職ではとにかく人手が足りていませんでした。今思い返すといい思い出だと思いますが、ブラックな働き方をしていたと思います。

人手不足が原因で、プロジェクト内で担当者が存在しない領域もありました。そんな領域を見つけると、当時プロジェクトマネージャーだった上司は、『じゃあ、君が○○担当大臣ね。』と言って、その範囲を任せていました。

プロジェクトの社内進捗確認の会議でいきなり『○○担当大臣』という言葉が出てきて、初めて聞いたときは『なんじゃそりゃ!?』と思いました。


✅2、実態は丸投げなのに、嫌な気がしない

今思うと丸投げに近かったと思います。私も例にもれず『○○担当大臣』という役職をいただくことになるのですが、不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。

とても単純ですが、『○○担当大臣』と言われてむしろうれしかったのだと思います。役職が付いたわけではもちろんないのですが、『その領域を自分が責任者として自由にできる!』という思いが生まれました。

『じゃあ、君が○○担当大臣ね。』はまさに『権限委譲』です。

もちろん、激務の中さらに追加で仕事が振られるような状況下で『じゃあ、君が○○担当大臣ね。』と言われたら『このクソ忙しいときに何言ってんだよ。』とイラっとするかもしれませんが、やる気がある若手に対しては効果抜群だと思います。

人が足りていない領域に限らず、くすぶっている若手に対しては『○○担当大臣』と仮の役職を付けてあげるだけでもモチベーションアップにつながると思います。例えば、サイバーセキュリティの特定領域に関して情報キャッチをお願いするときに『サイバーセキュリティ最新情報発信担当大臣ね。』と部下に言ってあげるだけでも気分が上がると思います。


✅3、まとめ

私の実体験をもとにやる気スイッチがオンになる方法を書きました。私が単純すぎるだけかもしれないのですが、『○○担当大臣』と若手に何かしらの『権限委譲』をするだけでもモチベーションは上がります。

ぜひ、やってみてください。このNOTEを読んでいる私の上司の皆さん、ぜひ私に『権限委譲』してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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