アトリエ フラニー

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フラニーって何?

「アトリエ フラニー」、がこのサイトの名称ですが、それではフラニーとは何でしょうか。 このサイトの運営者は化学系の大学と大学院の出身ですが、実は元々文学少年でした。ご多分に漏れず、小学生の頃は(と言っても今から50年以上前のことですので、ご多分に漏れずと言うのはその頃の少年少女の「ご多分」のことです)、ドリトル先生やシャーロックホームズのシリーズを読み、その後は夏目漱石や芥川龍之介、安部公房や山口瞳、そして近年では村上春樹、などの日本を代表する作家を好きになりましたが、海外の

    • 百万弗四人衆

      以前このnoteで、プレゼンの時に言いたいことはできれば3つ、多くても5つ、という奇数の項目にまとめると聴衆に刺さる、とお伝えしました。 しかし、野中郁次郎先生の例を挙げて、4つで世界を描くことも効果的であるとも言いました。本日はその4の事例をもう一つ。 エルヴィス・プレスリーは若い方々にとっても一度は聞いたことのある名前でしょう。ロックンロールの元祖と言われ、キング・オブ・ロックンロール、全世界のレコード・カセット・CD等の総売上げ6億枚以上、世界史上最も売れたソロアー

      • 勉強って?

        とてもお酒の好きな先輩がいます。楽しいお酒で、時には若手社員を同席させて何気ない雑談の中にビジネスで大切なことに触れますが、押しつけがましくなくおしゃべりをするのが上手な人です。 その先輩と若手の席で、「勉強って何でしょうかねぇ」、と尋ねられたことがあります。突然に聞かれたので少し問い惑い、なんと答えたのか忘れてしまいましたが、あれは若い人たちに勉強の大事さを伝えたかったので、自分からではなく、うまく答えろよと期待を込めて聞いてくれたのでしょうが、その場を繕う曖昧な言葉で濁

        • いくつになったら・・・

          「一番じゃなきゃダメですか?」、と言って顰蹙を買った議員がいましたが、やはり何事も始めたからには一番が大事です。一番になるために誰もが努力します。唯一無二の地位。スポーツなんかがいい例ですよね。必ず勝敗がはっきりとつきます。引き分けという結果もありますが、それはただ単にそのようなルールがあるからで、基本的には一番が一番です。 でも、勝ち負けではなく、世の中には二つを同時に眺めてみるとそれぞれの価値を深く理解できることがあります。対比することで一方を理解することができ、他方の

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        フラニーって何?

          仕事って?

          マーフィーの法則をご存じですか。 洗車をすると雨が降る、行きつけのカフェに久しぶりに行ったら臨時休業だった、おろしたての白い服を着て出かけると必ずシミをつけて帰ってくる、等々、よかれと思って行動すると必ず失敗する、なんてことをうまく言い当てた言葉ですね。成功するか失敗するか、確率は状況によって異なるものの、成功してもいいはずなのにどういうわけかたいていは失敗するという人生の経験則をうまく言い表した法則です。 これってビジネスの現場でもよく当てはまります。いえ、必ず失敗する

          新入社員との懇親会後に送ったメール

          新入社員の皆さん、 昨日は皆さん全員とはお話ができませんでしたが、元気のある若々しい笑顔を拝見できてとても楽しいひと時でした。皆さんが学生時代や、あるいはそれ以前から続けている趣味や特技をお話しになり、それぞれの個性を感じることができました。 皆さんは縁あって○○○という△△△会社に入社しました。現実の事業に関することは、インターンという制度を経験したことがあったとしても、大学時代には十分理解が深まるように見たり聴いたり勉強できるような分野ではありませんから、ようやく皆さ

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          あなたのドーナッツはどこに?

          博多華丸大吉が結構好きです。お笑いの聖地・大阪発ではなく、福岡出身ということからも妙に地方色がおもしろく、聞いていてほっとします。おふたりの人柄もあるのでしょうね。 その彼らのネタに「乾杯の音頭」があります。 「スピーチとスカートは短いほうがいい」、なんて昭和の小ネタを挟んだりしながら漫才が進みます。 で、そのスピーチですが、我々世代からすると今は亡きスティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式に招かれて行ったスピーチをまず思い出します。 蛇足ですが、卒業式という

          あなたのドーナッツはどこに?

          愛と誠、あるいは、愛と力

          かつて「愛と誠」と言う漫画があり一世を風靡しました。何度も映画化されテレビドラマになり舞台化もされました。もちろん愛という少女と誠という少年の純愛物語ですが、インド独立運動の指導者でその後初代首相に就任したネルーが獄中から14歳の一人娘インディラ(後に彼女も首相になりました)に宛てた手紙がその題名の由来だそうです。そしてその手紙とは、インド解放闘争で何度も投獄されたためにインディラに誕生日プレゼントを贈ることができないことから、古代文明から第二次大戦直前の時代までの世界歴史を

          愛と誠、あるいは、愛と力

          ひとつ

          国民的グループであったSMAPはメンバー同士の不和がまことしやかにささやかれ残念な結果を迎えてしまいました。解散の前後にはかつてのCDがまた売れ出したり、ファンのみならず日本中が改めてその存在の貴重さを認識しましたね。 そのSMAPの代表作の一つに「世界に一つだけの花」があり、槇原敬之が作詞作曲したことでも記憶に残る作品です。彼が覚醒剤取締法違反で逮捕され自分を見つめ直したときに仏教と出会い、「ナンバーワンではなくオンリーワン」というこの曲の主題は「天上天下唯我独尊」という

          ドレスコード

          例年5月からクールビズと言うことでとりあえずネクタイを外すことが常識のようになってきましたが、今年はコロナで在宅勤務が奨励され、なんだか取り立ててクールビズと言うことが叫ばれていないような気がします。 そこで、ずいぶん前に読んだ記事を思い出しました。この記事は女性に向けた内容で、アメリカでもビジネスシーンにおけるドレスコードやマナーというものはしばしば議論になっている様子が伺えます。 http://www.forbes.com/2009/07/22/office-fash

          組織って大事!

          経営学に関して世界的に著名な学者といえばドラッカーの名前がまず挙がるでしょうが、他にもマイケル・ポーターとか、〇〇とか、△△とか、ってあまり経営学の本を読まないので名前が浮かびませんが、どちらにしても欧米人が圧倒的に多いことは何となく皆さんもご存知と思います。しかし日本人の中にも世界に影響力を与える学者として、一橋大学名誉教授の野中郁次郎先生が「The most influential business thinkers(きわめて影響力のあるビジネス思想家)」と認定され、20

          組織って大事!

          私が言っているわけではありません

          http://www.probabilityof.com/ICON/MATH.jpg

          私が言っているわけではありません

          私は蝶?

          ジュラシックパークという映画を覚えていますか。原作はSF小説ですがスティーヴン・スピルバーグ監督により1993年に最初に映画化され、米国をはじめ世界各国で大ヒット。スピルバーグ映画史上では最大のヒット作だそうです。その全世界興行収入9億1469万ドルという数字は当時世界1位となりました。でも世界1位の座は後にタイタニックが更新しました、残念。その人気を背景に続編がいくつも作られ、日本でも興行収入上位で人気が高いようです。 もちろん恐竜映画ですから恐竜好きの子供たちには絶大な

          長生きは三文の得

          かつてNHKのEテレで放映していたTEDという番組をご存知でしょうか。TEDは1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったそうですが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、それを契機にその名が広く知られるようになりました。ハイテク系の話題も多いのですが、学術・エンターテインメント・デザインなど様々な分野のキーパーソンのプレゼンテーションが魅力的です。無料配信で楽しめるものの、最大のイベントであるTED Conferenceに参加する

          長生きは三文の得

          赤頭巾ちゃん

          「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」では黒・赤・青・白という色彩の名称がそれぞれ名前に入っている友人4人が登場します。なぜ村上春樹は登場人物の名前に色を付けることにしたのか、その理由の文学的な考察は評論家の分析を待つとして、古代の日本には色彩の分類がこの4つしかなかった、とか、中国ではこの4色は東西南北(北=黒、南=赤/朱、東=青、西=白、中心は黄色)を示し世界(宇宙)を表す、とか、守り神として玄武・朱雀・青龍・白虎の想像上の動物がありがたがられていた、とか聞きます。

          ABBAは何でも知っている

          1970年代から80年代にかけて世界的に活躍したミュージシャン「ABBA」をご存知ですか。二組の夫婦で構成する4人グループでありましたが、残念ながらそれぞれ離婚してしまい事実上解散、しかしその歌の多くは現在でもファンが多く、ミュージカル「マンマミーア」がヒットし、その後映画版も上映されました。そのABBAの有名な曲のひとつに「The Winner Takes It All」がありました。悲しくて切ない失恋の歌で、ネットを探せば映像と共にかつての人気に触れることができます。

          ABBAは何でも知っている