読書が苦手な人間に何を薦めるべきか
さて、私は読書をこよなく愛する「趣味は映画の人」です(最近はマトリックスを観ました)。
読書は英語で "Read(リード)" なので、読書をする人で "Reader(リーダー)"。
つまり私はリーダーにふさわしいということですね。恐れ入ります。
さてそんなリーダーの私ですが、最近友人に「なんかオススメの本ない?」と言われることが増えました。
私は根っからの本を薦めて本当に読むやつはこの世にいない学派のメンバーなので、「ない」と言って回避しています。
しかし、この際真剣に考えてみようじゃありませんか。
一緒にこの哀れな友人のために一肌脱ごうではありませんかと。
そこで今回は「読書が苦手な人に何を薦めるべきか」というタイトルで話を進めていきます。
硬い本を薦めるのはただの見栄っ張り
さて、まずは結論から言います。
もし私が薦めるとしたらこの3冊です。
はい、硬い本しか読んでない人には怒られそうなジャンルですね(まあこれにはちゃんとした理由がありますので詳細は後ほど)。
さて、私は「別に本なんか読まなくたって良い」と思っている人間です。
本ではなく経験を重視してます。
まあどれだけ本を読んでも、実践して成果を出さなければ意味がないですからね。
実践のない読書は、ほぼ座学で野球を学んでいるみたいなもんです(もちろん趣味なら別です)。
逆に何も面白くないですね。
じゃあ今まで読書を全くしたことがない人に、何をオススメすべきでしょうか。
たいてい見栄っ張りで、硬い本を読めば頭がよくなると思っている人間は初心者にも硬い本を薦めます。
そんなもん読めるかと。
おそらく初心者の人が読めないのは重々承知で、「おれはこんなすごい本読んでる」って伝えたいのだと思います。
まあ自慢するのは好きにしてくれって話ですが、本を薦めて欲しい側からしたらいい迷惑です。
例えば、あなたは初めて入ったタイ料理屋でテンペゴレンサンバルマタやプラームックヤーンを頼みますかと。
普通、パッポンカリーでしょうが。
普通、ゲーンキョウワーンかゲーンペッでしょうが。
初めて行ったお店であれば、結局は食べやすくてオススメのものを注文するはずです。
であれば、読書初心者にも読みやすくてオススメの本を紹介しなければいけません。
どんな本を薦めるか
さて、本を教えてもらう側に立って考えてみましょうか。
なぜ本を読みたいと思ったのか。
なぜネット検索ではなくあなたに「オススメの本を教えて」と言ってきたのでしょうか。
恐らく、1番の理由は賢くなりたいから。
本を読めばさらに賢くなれるし、どこか読書をカッコいいなと思っているのかもしれません。
また、あなたに教えて欲しいとお願いしたのは、あなたなら私に最適な本を教えてくれるはずという願望があったからだと思います。
だったらちょっとは相手の立場になりましょう。
じゃあ実際にどんな本を薦めるか、冒頭で挙げた3冊について理由を述べます。
『ウケる日記』著:水野敬也
まず、今まで読んできた本で大爆笑をしたことはありますかと。
おそらくクスっと笑えたり、知的な意味(私は頭の中で大爆笑と呼んでます)で興味深いと思うことはあるかもしれません。
でも大爆笑までは経験したことが無いはずです。
この『ウケる日記』だとそれが可能です。100発100中。
私は初めて本を読んで盛大に笑いました。まさにギャハハハです。
文章の表現が抜群にうまくて、文字のサイズやちっちゃい画像で笑かしてきます。
あとストーリーも抜群です。
水野敬也さんのアメーバブログも最高に面白いですが、この本は別格です。
あまり知識として得られるものは少ないですが、読書を楽しいと思ってもらうのに最適な本だと思います。
『まんがでわかる 地頭力を鍛える』著:細谷 功、星井 博文 イラスト:汐田 まくら
「おいおい、なんでマンガなんか出してくんねん」と思った方もいるかもしれません。
しかし、やっぱりマンガはとっつきやすい。
小学生の頃にマンガで日本史を見て、少し興味を持ったこともあるし、それこそ伝記なんかも置いてました。
マンガというのも立派な読書です。絵と文章の比率をちょっといじったくらいの話です。
ならマンガも歓迎すべきです。
このマンガの基になった本もベストセラーで、とっつきやすいです(ちょっと就活し始めた頃に読む本かも)が、マンガの方が分かりやすい。
さらにこの本を薦める理由は、基本的に読書をこれから始めようとしてる人は賢くなりたいという欲が一番強いのかと思います。
そこでまさに本書の内容である「地頭を良くするにはどうしたらいいんだ」という疑問も解消される、一石二鳥なわけです。
ちなみに価格は1,500円ぐらいなので、余裕がある方は読んでみてください。
『超短編!大どんでん返し』著:多数
これも夢中になって読んで、Specialの方も読みました。
まさに始めて読む人向け。
全部短編ですぐ読めて必ずどんでん返しがあります。
あとは特に言うことはありません。
普通に『ミスト』や『GAME』が好きな人なら絶対好きだと思います。
このくらいの軽さが丁度よくて、ここからどんどん難しい本やちょっと硬めの小説にも手を出していけばよいと思います。
さあゲームしながら読書しよ。
おわり
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