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就職や結婚を「なんとなく」で決めるな

さて、今日の晩飯を二郎系ラーメンにするか、それともマンナンライフの蒟蒻畑(温州みかん味)で済ませるか。

まさかこれが今世紀最大の悩みになるとは思いもしませんでした。


ここでもし蒟蒻畑を選んでしまった場合、最悪のどに詰まらせて天から女神が降臨する可能性があります。

反対に二郎系はどうでしょうか?食べたところで何のデメリットもありません。

カロリーは約1,500kcalぐらいありますが、10時間ウォーキングをすればいいだけですし、塩分だって家に帰ってから水を穴という穴から体内にぶち込めばいいだけの話です。

そう考えたらもう選択肢は1つしかありません。

もし死因が ”蒟蒻畑を詰まらせて天に召しますパトラッシュ" なら、幽霊になってから「ララクラッシュにすれば良かった」と後悔することになります。

AppleのPCはマッキントッシュ

やはり大きな器の男になるためには、大きな器のラーメンを攻略しなければいけません。

ということで、すみませんが今日は(というか今日も)二郎系ラーメンに行ってきます。


と、まあ今世紀最大の難問は解決いたしましたので、本題に入ります。

今回はタイトルにもありますが、就職や結婚などの重要なイベントを「なんとなく」で決めるなということが言いたいわけです。

はい、もう言えたので終わります。嘘です。

私が聞いたいろんな人の経験を元に話してみたいと思いますので、まあずっと正座して聞いてください。

つまらない判断軸を持つ危険性

さて、「人生の大きな決断をなんとなくで決めるな」と言われても想像がつかないと思いますので、例を挙げて説明します。

例えば、就職活動(転職活動)をしていて2社から内定を貰ったとします。

A:全国転勤あり、家賃補助(3万円/月)あり
B:全国転勤なし、家賃補助なし

※業種、職種、年収、その他条件は同一とする

さて、上記2社(同じ業種で同じ職種)の内定を貰った場合、どのような判断軸を持って選ぶでしょうか。

以下にありそうな例を置いときます。


<Aの場合>

  • 家賃補助が出るなら、Bより貯金ができそう

  • 補助も出るし、全国転勤はなんか楽しそう

  • 全国各地に知り合いができるのは良いかも

  • どうせなら全国回ってみたいからA

  • どこでも頑張りマッチョ

<Bの場合>

  • 家賃補助は出ないけど、全国転勤はしんどい

  • 地元の友達と気軽に会えるのは精神的に良いと思う

  • 安い地域に住めば別に家賃補助なんかなくてもいい

  • いまの彼女(彼氏)と別れたくないし、遠距離も嫌だ

  • どこでも頑張りマッチョ


まあこんなところでしょうか。

どちらも同じ業界と職種で年収も同じであれば、どちらを選んでもほとんど一緒です。

違うのは全国転勤かそうでないか。


じゃあこの中でどれがマズイかというと、「なんか楽しそう」や「しんどそう」などの理由で選んでしまった場合です。

正確に言うと「深く考えずに狭い考え方や直感で選んでいる」ということです。

ここでちょっと、彼女の誕生日を祝うときを例に挙げて解説してみましょうか。

彼女の誕生日を祝うときの思考

さて、大事な大事な恋人の誕生日を祝うとき、どのような思考になっているか。

  • 彼女の欲しいものは何か。それは過去に欲しいと言ってたものか、今後も使える実用的なものか、現時点で嬉しいと思ってもらえるか(時間軸で考える)。

  • お祝いする場所はどこにするか。もっといい場所はないか、夜景はキレイか、どのジャンルの料理にするか、予約の時間は何時にするか(比較で考える)。

などなど、彼女(彼氏)の誕生日を祝うとき、普通はいろんなお店を比較したり、喜んでもらえそうなものをあらゆる角度から考えて、総合的に判断すると思います。

そう、総合的に判断するわけです。

誕生日に見たシルク・ド・ソレイユ

しかし前述した企業の条件の場合、「なんか楽しそう」や「しんどそう」など、狭い視野でそれも感覚的な判断で決断しようとしていました。

「いやいや、そうは言ってもそんな大事な決断を感覚で判断したりしないでしょ」と思っている方もいるかもしれません。

私の周りにはそれで判断して後悔しまくってる人間を何人か知っています(まあ私の場合は1社しか受からなかったので、選ぶもクソも無かったんですが)。

AかBの企業に進んだ場合の現実的な未来についても考えてみましょうか。


<Aの未来>
初期配属は地方に始まり、数年後は本社勤務。彼女ができて結婚して、課長や部長になっても転職しない限り、全国転勤からは逃れられない。その代わり、昇給や昇進のスピードは速く、年収も平均以上に貰える。

<Bの未来>
初期配属はいま住んでるところから職場は近く、実家暮らしで通う同僚も多い。数年たってもエリア内を異動し、結婚して家を買っても通勤圏内なので家から通える。ただし、昇給や昇進のスピードは遅く、全国転勤よりは年収に差が出る。


こんなところです。ここで伝えたいのはどっちが良いとか悪いとかではなく、就活の時に選択した「なんとなく」の判断が、ここまで人生を変える影響力を持つということです。

バタフライエフェクトはある

もちろん、途中で全国転勤がない会社に転職すれば転勤は回避できます。

しかしこれが「転勤があるかないか」ではなく、AとBで全く違う業界や業種で選ぶ場合は?

もし転職活動をしたとしても、過去の経験が見られて、新卒でIT系なら次もIT系、メーカー営業ならメーカー営業に進むのが一般的です。

例えばIT系に進んで、ITの資格を2つ3つ取ったならば、次の転職先もIT系の確率は高くなります(現実的に考えて急にウェディングプランナーになろうと思っても、未経験からの転職はなかなか難しいかと思います)。

つまり最初の小さな選択が、後々のキャリアをある程度決定づけてしまいます。

ちょいグロ

となると、人生を大きく変えるようなイベント(就職・結婚・一軒家の購入・子供を何人もつか)など「なんとなく」で決めてはいけない場面って結構あります。

そんな大事な場面を直感だけで判断するのは、私は最悪だと思います。世間的には「結局、直感が一番正しい」とか、「行動してから考えろ」なんて言いますが、絶対に後悔しかありません。

例えば「子供何人持つか?」の問いに行動してから考えたところで、もう取り返しがつかなくなってます。もはやアホです。

一軒家の購入も詳しく調べずに買って、隣人がヤバいヤツだったら普通に地獄です。

大事な場面ではあらゆる角度から調査して、総合的に判断する。そうじゃないと後悔してしまいますよ、という話です。

まあ、しょうもないイベントはノリと勢いで決めた方が面白いのですが。

おわり

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