🇫🇷食紀行企画！パリ五輪開幕直前・フランスで見つけた美味しい「日本食」をご紹介！

《飲食ブランド60業態展開中！》フォーシーズ公式note編集部

2024年7月17日 17:18

note編集部のぶたさんです🐽

今年の夏は、2024パリ五輪が開催されますね！
パリ五輪が目指すのは「最もサステイナブルな大会」。

セーヌ川での開会式や、観光名所を会場にした競技場も見どころですよね。

そういえば、外食事業を取り仕切る馬場社長にインタビューした時、インバウンドに向けてフォーシーズの飲食店に何が必要かって話になって、

・英語メニュー
・ピクトグラムを使ったアレルギー表
・ヴィーガンメニュー開発 etc…

なんて盛り上がったけど、フランスの飲食店はオリンピックに向けてどんな対策をしてるんだろう。

…って、さすがに現地に見に行くわけにもいかないしなぁ、でも思い立ったが吉日とも言うし？

\\ びゅーーーん！！ //

コロナ明け4年ぶりだからか、街も色々新しくなっていて新鮮！
パリ市庁舎はオリンピック一色で、めちゃめちゃ上がります！！
スーパーでのお買い物も楽しいなぁ……ん？？

「焼き鳥」はまだしも、「サーモン、チーズ、柚子」って謎すぎる！！
€3.29 (約550円) と結構よいお値段だから、期待して購入&試食🍙

一口食べて驚愕。
まさかの………「酢飯」！！

お米はちょっと固めで、ユニークなお味ですね🥺
(寿司が酢飯だから、おにぎりも酢飯で作っちゃったのかなぁ？)

日本文化がフランスで進化している。。
もしかしたら、オリンピックで世界中の人がこのおにぎりに出会って、パリおにぎりが世界スタンダードになってしまうのでは？？
しかも最近、おにぎり専門店が増えているというではないか。

よし、だったらおにぎりがパリで受け入れられるためにどんな工夫がなされているかを調査してみよう🤔

というわけで、「突撃！隣のおにぎり屋さーん！！」

O-komé

まず1軒目は、地下鉄4番線と10番線が通るオデオン駅(Odéon)にほど近い場所にあるO-komé。

ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris) や、サント・シャペル(Sainte-Chapelle) といった有名観光地が集まる中心地にお店をかまえています。

洗練されたO-koméの店先は、たくさんのパリジャンが立ち止まるほど。
おにぎり以外にも日本酒、抹茶、海苔まで取り揃えられています！

おにぎりは5種類。
1つずつ頼むこともできれば、セットで頼むこともできます。

小さめでとってもクリエイティブな見た目。
色々食べてみたいなぁ、ということで、贅沢に「4種+おかず」セット(€19.90)にしてみました！

どんな味なんだろう……んんん？？！ * 現在はメニューが異なる可能性があります。

お米がもっちもち！！
日本で食べる懐かしいおにぎりだけど、味はどこか新しさを感じる。。

日本から遠く離れたパリでなぜここまで本格的なおにぎりを再現できるのでしょうか？
オーナーの Jill ORIOL 氏にお話を伺いました。

― 日本のおにぎりの味なのに、新しさも感じました。このお店はどういうコンセプトなのでしょうか？

本物のおにぎりを広めたいと思って始めました。

このお店で働くスタッフも、日本人や、日本にルーツのあるフランス人ばかりです。でも、寿司に比べたらおにぎりはまだまだ知られていません。ですので、日本人にもフランス人にも受け入れられるよう、日本文化にフランス文化を足して、お店もおにぎりも美しく魅せることを意識しています。

― 確かに、店内もおにぎりもとてもキレイです。
パリで受け入れてもらうために、他に具体的にどんな工夫をされたのですか。

セットメニューを考案したのも工夫の一つです。
例えばフランス人は、前菜+メイン+デザートをすべて食べる習慣があります。
日本人のようにお昼をおにぎりだけで済ませることはありません。
そこで、フランス人にも日本人にも楽しんで頂けるよう、単品の他にセットメニューを作って、

おにぎり3個＋付け合わせ1個 (前菜 or デザート) (13.90€, 約2,300円)
おにぎり4個＋付け合わせ2個 (前菜 or デザート) (19.90€, 約3,300円)

で、組み合わせて選べるようにしました。

― フランス人でも日本人でも、自分に合った食べ方ができて良いですね！
　 そもそも Jillさん自身は、なぜおにぎりに興味を持たれたのですか？

日本に2年ほど住んでいたからです。
私の前職はパリにある「ソニー」で、退職してからパリで出会った坂本明氏と、新潟の食材をパリで展開する事業「Kinasé」を始めました。
その一環で家族と一緒に日本に住むことになり、日本文化を好きになりました。
だから、このお店にあるものは、抹茶と海苔以外はすべて新潟産のものなんです。

― まさかパリでこんなに食材にこだわったおいしい日本食を食べられるとは思いませんでした。ありがとうございました！

インタビュー中もお客さんが絶えることはなく、おにぎりの流行を肌で感じることができました。

また、「英語メニューを置く」のような表面的な対策ではなく、日本人とフランス人の価値観や習慣に注目して、どちらにも親しまれるように仕掛けたのが成功の秘訣のようです！

フランス旅行を計画中の方、あるいはフランス滞在中で日本食が恋しくなった方はぜひ、行ってみてはいかがでしょうか？

▼O-komé インスタグラム

https://www.instagram.com/okomeonigiriparis6?igsh=MTdqb24yaXBiZDVlZg==

まだまだパリおにぎりを探求してみたい・・・

（次回に続く）