【就活生に届け】~21年卒本人が語る「就活の時に一番知りたかったテレビ番組のリサーチャーのリアル
こんにちは、テレビ番組のリサーチ会社フォーミュレーションnote編集部です!
21卒だった私。コロナ禍での就活した最初の世代
コロナ禍になってからすでに3年が過ぎましたが、そんな中そろそろ就活準備始めなきゃ、企業研究しなきゃ、と思い始めた大学生も、今の時期多いのではないでしょうか?
コロナ禍での就活も3年目、オンライン面接や説明会がニューノーマルにもなりつつある状況で、会社の実情を理解するのはそうたやすいことではありませんよね。
私自身、コロナ禍が始まって最初に就職活動をする世代でした。
就活生だった私が一番知りたかったポイント
そんな私が就職活動中に気になっていたのは、「どんな忙しさで、どんな一日を送っている人がいるのか」という具体的な部分。こういった細かいところは、企業に聞くこともできないし、かといって直接話けるような人もいないし…と思っていました。
何時に起きて、一日のどれくらいを仕事に充てているのか、自分がその生活を送ることができる人間なのか、見極めながら現実的に職探しをすることも就活の大事なポイントの一つですよね。
私の一日のスケジュール
そこで!
今回は、入社2年目の私がフォーミュレーションで働く毎日が、具体的にどのようなものなのかを、「通常の日のスケジュール」と「ちょっとバタバタしている日のスケジュール」を交えて解説していこうと思います!
フォーミュレーション2年目の、私の一日のスケジュールは以下のようになっています。
※スケジュールは社内でも個人差があります。あくまでも一例としてご参照ください。
(※①)
『フッテージ番組』は、YouTubeなどの海外映像を取り扱う動画を利用して構成される番組のことを指します。ハプニング動画やアニマル動画、怪奇現象動画などがよく利用されます。
(※②)
『急発注』と言って、朝にリサーチの発注が来て、その日の夜に資料を提出するなんてことも多々あります。イレギュラーな発注なので自分の思っていたスケジュールにうまく組み込んで素早い対応が求められます。
(※③)
『追リ』追加リサーチの略。ネタ出しが難しいリサーチなどで「もう少しネタの個数が欲しい」また「より詳しく調べたい」というときに追加リサーチを行います。
(※④)
『ネタ打ち』は番組を担当しているスタッフ同士がリサーチネタを持ち寄り、どのネタを資料におこすかを決定するミーティングです。この時に自分のネタが選ばれると、成長を感じられ、自信につながります。
ざっと、スケジュールを示してみました。
私は今、自分が担当している日本テレビの番組、テレビ朝日の番組、TBSの番組に加え、先輩の担当番組のサポート要員もしています。いっぱいいっぱいになりながらも食らいつく日々で、今の私以上に番組を抱えておられる先輩方を見ていると本当に「すごいな…」「タフだなぁ…」と感じます。
私が行う業務の特徴
スケジュールの話に戻ると、
フォーミュレーションの大きな特徴として始業時間が11時と、通常に比べて遅く設定されている点が挙げられます。その分帰り時間もずれ込みますが、私には、生活スタイルにあった動きで仕事ができる時間配分です。
また、私は英語のスキルを活かせる職に就きたいと思っていたので、会社に入って国際部として英語を活用しながら動画の使用の交渉を行えることはとてもいい経験になっています。必要な時には英語や韓国語で電話をかけることもあり、先輩にお願いされることもあるのでやりがいを感じています。
回りのデスクの人には突然英語で話し出すので少し驚かれますけどね(笑)
リサーチ業務に関しては、
私は3つの担当番組のうち、それぞれジャンルの違う番組を担当しているので、リサーチの仕方や業務内容にも差が出てきます。
A番組では、動画サイトを使ったネタ探し、動画の使用許諾の交渉、放送内容に間違いがないかのチェックなど。
B番組やC番組では、ネタ探しだけでなく、見つけたネタのどこを切り取って面白くするか、資料作成の時に何を主張するのかを考えることが最も重要なポイントになります。リサーチが難しいものほど、リサーチャーのこういったスキルが必要になってくるのでまだまだ修行中といったところです。
就活の前と後~入社してからイメージが変わったこと
ここからは、
私が入社してから、入社前と後でイメージと違ったなと思ったことをお話していこうと思います。
一つ目は、自分が思っていた以上に番組の制作に大きくかかわる仕事だということ。
もちろん「テレビ番組のリサーチ」という仕事が何をするものなのか理解はしていましたが、実際に自分がリサーチしたネタが番組制作に採用され、電波に乗るというという流れが、ものすごいスピード感をもって行われます。もちろん私の体感上の話にはなってしまいますが、想像以上にいろいろな物事がバタバタと同時進行で進んでいく仕事です。その分、短い時間の中で自分のリサーチに責任と正確性も求められますが、番組の企画制作の一部になれている実感をこの業界では比較的早く得られる仕事ではないかと思います。
二つ目は、意外と個人プレイも多いということ。
入社前、「テレビ業界」というと集団で仕事をする。会議をたくさんして決める。体育会系。みたいなイメージが強かったのですが、リサーチ業務は一人で黙々と作業をする時間も多いです。もちろん、ネタを決めるときなどは集まって相談しますが、その時間以上にパソコンと向き合って一人、ネタを探し続ける時間の方がはるかに長いのです。もちろん、コロナ禍ということもあり、人との接触に制限があるという理由もありますが、ある意味、自分の中で集中して作り上げるといった点では職人気質な人の集まりなのかな?とも思います。
おわりに
さて、ここまで、私が1年と4カ月、フォーミュレーションに務めてきた経験をもとにその具体的な働き方や、働いた中で感じたことをつづってきました。
フォーミュレーションの実情、できるだけ伝わるように細かく書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
書いてきたように、一日の中で多くのタスクを処理するために短い時間での正確性、迅速な対応、工夫する発想力が求められる現場ですが、その分、自分が担当した番組がテレビで放送さたときの気持ちや、自分がそこに携わったという誇りを大事に働いている人ばかりです。
このnoteが少しでも弊社に興味を持ってくれた人のためになる話になっていればなと思います。
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