footant10
ACIDMAN, ASIAN KUNG-FU GENERATION, 羊文学, など。
鹿島アントラーズにまつわる物語
2023年7月19日、午後7時30分ごろ。リキッドルームのステージに向かって右側の、整理番号120番台で無理なく入れた5列目あたりで、僕は自分の体と対話していた。 選ぶべ…
Loop再現ツアー2日目で訪れたKT Zepp Yokohamaは、ACIDMAN初の神奈川県での単独公演の舞台となった。彼らほどのキャリアがありながら初ということは、池袋や目黒の壁の…
公式戦に出場した選手を10点満点、平均は6.0で採点してみる。平等ではなく公平に、その選手が本来持つ能力や、立場も考慮した。 GK・DF・ボランチはこちら 土居 5.5 …
公式戦に出場した選手を10点満点、平均は6.0で採点してみる。平等ではなく公平に、その選手が本来持つ能力や、立場も考慮した。 チーム 6.0 2つのカップ戦は勝ち残り…
開幕前の天気予報では、川崎戦の日には傘マークがついていた。 ところが、開幕戦で京都に勝ったあと、曇り予報になっていた。 そして迎えたホームカシマでの初戦、最…
1・2本目(0-0,0-0) 早川 常本 植田 関川 佐野 樋口 ピトゥカ 師岡(聖真) 藤井 荒木(知念) 優磨 ※2本目途中で樋口→荒木、藤井→師岡、知…
チケット争奪戦を勝ち抜き、大木伸夫のトーク&ライブに行った。こういった類の大木さんのイベントは初めてだが、Fanicon会員でもある僕としては1時間という設定が心配だ…
93分、ふらふらになった身体で収めたボールを、左足でそっと送り出した。 スペースへ流されたパスは、不調に喘ぐ同胞の独走と、歓喜の爆発を導いた。 これまではベ…
昨年の12月、仙台で味噌味の牛タンを食した。 少し変化球な選択をしたのは、目当ての店が閉まっていたこともあるが、やはり何年にもわたり仙台に行きすぎたからであ…
僕がサッカーの奥深さを初めて知ったのは、相馬直樹のプレーからだった。 いてほしい場所に、いてほしい時にいる。頬を膨らませながら走り、左サイドを支配する背番号…
長くタイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズが、再び栄光のときを迎えるために必要なことは何か。 現代サッカーに適応することは当然だが、基礎からの作りなおし、1…
長くタイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズが、再び栄光のときを迎えるために必要なことは何か。 現代サッカーに適応することは当然だが、基礎からの作りなおし…
ザーゴ解任を受けて就任した相馬監督は、それなりのペースで勝ちを積み重ねているが、安定した強さとまではいかず、ルヴァン杯では敗退した。 クラブの方向性が曖昧な…
僕が考える鹿島らしさを、書きながら整理してみる。ただテーマが壮大すぎるので最初に言い訳を。 僕はただの素人サポーターなので当然「これが正解です」と言うつもり…
2010年7月、南アフリカW杯による中断明けの初戦、鹿島アントラーズは湘南ベルマーレをホームに迎えた。ようやく再開したJリーグで昇格組と戦う王者は、義務とも言える勝…
一見あたたかな日差しが降り注いだ鹿嶋の街には、身に染みるほどの冷たい風が吹きすさんでいた。 春の訪れと冬の名残は、後者が優勢だった。 エヴェラウドのヘッド…
2023年10月15日 12:09
2023年7月19日、午後7時30分ごろ。リキッドルームのステージに向かって右側の、整理番号120番台で無理なく入れた5列目あたりで、僕は自分の体と対話していた。 選ぶべきは塩塚モエカか、健康か。 きっかけはアジカンの「触れたい 確かめたい」だった。パシフィコ横浜でゲスト出演の出番が終わったあとも会場の端っこで踊る姿(たぶん)に惚れ、初めての羊文学はOOPARTSの追加公演である。遅めのス
2023年6月27日 20:02
Loop再現ツアー2日目で訪れたKT Zepp Yokohamaは、ACIDMAN初の神奈川県での単独公演の舞台となった。彼らほどのキャリアがありながら初ということは、池袋や目黒の壁の高さに驚かされる。 創再現に続く自身の過去のアルバムを再現するツアーだが、一度成功したことを臆面なく繰り返し、そして堂々と成功に導く大木伸夫の胆力と手腕には恐れ入る。ANTHOLOGY、SAI、THIS IS
2023年6月21日 18:33
公式戦に出場した選手を10点満点、平均は6.0で採点してみる。平等ではなく公平に、その選手が本来持つ能力や、立場も考慮した。 GK・DF・ボランチはこちら土居 5.5 もう何年も、聖真が輝いてこそだと思い続けているが物足りない。もちろん役割はこなし、瞬間的な輝きもある。でも土居聖真がそれで満足していいはずがない。荒木 4.5 レネのサッカーに合わなかったのは理解できるが、岩政監督の
2023年6月20日 18:35
公式戦に出場した選手を10点満点、平均は6.0で採点してみる。平等ではなく公平に、その選手が本来持つ能力や、立場も考慮した。チーム 6.0 2つのカップ戦は勝ち残り、リーグ戦も「ねーよ」とは言えない差に踏みとどまっている。もう少し早く立て直せた気もするが、必要だった紆余曲折なのかもしれない。その評価は今季終了後ではなく何年か後になるのだろう。早川 ⒎0 ビルドアップにおける顔の出し方と
2023年3月1日 18:35
開幕前の天気予報では、川崎戦の日には傘マークがついていた。 ところが、開幕戦で京都に勝ったあと、曇り予報になっていた。 そして迎えたホームカシマでの初戦、最近の春の気配を消し去るような寒々しい雨に打たれた。 開幕戦の勝利は確かに大きかったが、プレシーズンの不安を払拭するものではなかった。変則的な4バックによるビルドアップも左右非対称にした幅の取り方も諦め、キャンプ当初の優磨インサイドハー
2023年2月6日 19:21
1・2本目(0-0,0-0) 早川常本 植田 関川 佐野 樋口 ピトゥカ師岡(聖真) 藤井 荒木(知念) 優磨※2本目途中で樋口→荒木、藤井→師岡、知念→藤井 1本目、立ち上がりはかなり苦戦した。ヴェルディのプレスをまともに受け余裕が無かった。ここで岩政監督が叫んだ。 「全部空いてるじゃん!全部フリーだよ!」 鹿島はボールを持ったとき全体
2023年1月22日 20:31
チケット争奪戦を勝ち抜き、大木伸夫のトーク&ライブに行った。こういった類の大木さんのイベントは初めてだが、Fanicon会員でもある僕としては1時間という設定が心配だった。138億年の宇宙に比べれば大したことないので2時間でも3時間でも話してほしい。 が、チケット1,600円という安さの理由が千葉市さんの規則だか何だからしく、だとすれば1分の延長も難しい。何事も表裏一体である。公的機関にとって
2022年8月16日 18:54
93分、ふらふらになった身体で収めたボールを、左足でそっと送り出した。 スペースへ流されたパスは、不調に喘ぐ同胞の独走と、歓喜の爆発を導いた。 これまではベンチに座っていた時間に、ディエゴ・ピトゥカはピッチで。 序盤から、最近すっかり見なくなった光景が広がる。 ボランチが最終ラインに落ち、相手の2トップに対して3枚でビルドアップを開始する。そこから、間に顔を出す聖真や優磨にグラウンダー
2022年2月2日 20:00
昨年の12月、仙台で味噌味の牛タンを食した。 少し変化球な選択をしたのは、目当ての店が閉まっていたこともあるが、やはり何年にもわたり仙台に行きすぎたからであろうか。それに東京で気軽に食べられるところに入る気にはなれなかった。 店のテレビでは、当日に行われた楽天イーグルスのファン感謝祭の模様が放送されていて、田中将大が実家に戻った長男のようであった。少なくとも2022年には仙台に来そうもないの
2021年12月17日 18:49
僕がサッカーの奥深さを初めて知ったのは、相馬直樹のプレーからだった。 いてほしい場所に、いてほしい時にいる。頬を膨らませながら走り、左サイドを支配する背番号7の姿は、1人の少年をサッカーの虜にしていった。 僕にとって相馬監督は待望だった。 一方で選手としての鹿島との別れ方を見ると、叶わぬ夢とも思っていた。 だからザーゴ監督のもとでコーチになると聞いた時、喜びしかなかった。近いうちに監督に
2021年11月16日 18:57
長くタイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズが、再び栄光のときを迎えるために必要なことは何か。 現代サッカーに適応することは当然だが、基礎からの作りなおし、180度違うことをやるのは難しいし、やるべきではない。培ってきたことを捨てるのではなく、どうアップデートするか。選手どうしの連携や感覚で行ってきたことを体系化するか。 僕はこれまでの鹿島らしさを「後の先」と表現したが、ポジションごとのプレ
2021年11月14日 17:56
長くタイトルから遠ざかっている鹿島アントラーズが、再び栄光のときを迎えるために必要なことは何か。 現代サッカーに適応することは当然だが、基礎からの作りなおし、180度違うことをやるのは難しいし、やるべきではない。培ってきたことを捨てるのではなく、どうアップデートするか。選手どうしの連携や感覚で行ってきたことを体系化するか。 僕はこれまでの鹿島らしさを「後の先」と表現したが、ポジションごとのプ
2021年9月9日 18:59
ザーゴ解任を受けて就任した相馬監督は、それなりのペースで勝ちを積み重ねているが、安定した強さとまではいかず、ルヴァン杯では敗退した。 クラブの方向性が曖昧ななかで、彼が来年以降どのように処遇されるかを気にしている。これまでの監督キャリアを見れば、バラバラのチームを整理することはできるが、果たして更なる高みに連れて行ってくれるかは分からない。 しかし、そもそも高みとはどこなのか。それが明確でな
2021年4月16日 21:53
僕が考える鹿島らしさを、書きながら整理してみる。ただテーマが壮大すぎるので最初に言い訳を。 僕はただの素人サポーターなので当然「これが正解です」と言うつもりは毛頭ない。また、世代的な問題で、イメージは第1期セレーゾ政権以降、特にオリベイラ監督や石井監督の鹿島である。歴代最強は97年のジョアン・カルロス時代と言われることもあるが、そのサッカーの内容までは記憶に残っていないのでご容赦願いたい。
2021年3月9日 21:54
2010年7月、南アフリカW杯による中断明けの初戦、鹿島アントラーズは湘南ベルマーレをホームに迎えた。ようやく再開したJリーグで昇格組と戦う王者は、義務とも言える勝ち点3を積み上げた。 W杯期間中は、岡田監督による篤人の扱いに怒りを覚えて日本代表の躍進には気が向かず、李正秀のゴールとオリベイラ監督の解説に癒されながら、僕たちの日常が帰ってくるのを待ちわびていた。 しかし湘南戦は、再開の喜びも
2021年3月3日 00:21
一見あたたかな日差しが降り注いだ鹿嶋の街には、身に染みるほどの冷たい風が吹きすさんでいた。 春の訪れと冬の名残は、後者が優勢だった。 エヴェラウドのヘッドが権田にセーブされたり、土居のシュートがポストやバーを叩いたりするたび、2020年2月の広島や、7月の川崎を思い出した。公式戦3連敗の冬がコロナによって中断され、一足とびに訪れる夏に抱いた希望が何度も、何度も跳ね返された昨シーズン序盤のト