クリエイションの前後のスキル。僕のSNSの役割分担
今回は大手SNSを実際にどのようにつなげているかについて書きます。
SNSマーケティングは現在では「当たり前」になっていますが、各SNSをどうやって使っているのかを書いてみます。
言わずと知れた写真を基軸としたSNS。
僕は自分の店の商品告知に使っています。
Baseにて販売している商品はインスタに連携させて商品ページに誘導できるようになっています。
Facebookアカウントからの少し面倒な手間はありますが、視覚からの直感的なアクセスは自身のページへの間口を広げてくれています。
また載せるからにはかっこいい写真を投稿したいので、写真をどのように撮るかという勉強にも一役買っています。
ビジネスアカウントでは視聴者の動向や居住地、みている時間帯などさまざまな情報が手に入り、そのためにどうすればいいのかという作戦も無料で考える事ができます。
このビジネスアカウントで得られる情報はbaseでの商品告知やインスタの投稿、noteの投稿の時間帯など様々なことに使っています。
note
まさにこれです。
この「文字」を基軸としたSNSには 僕の料理人としての思考 が主に書かれています。
他のSNSと比べ、基本的には文字が主体のオンライン空間だけあって、変な人が集まりにくいと考えています。
フォローしている方々の独自の目線や考え方、世界観などは人生の手本になる事が多く、勉強になります。
基本的には料理のことはここでは書かないようにしています。
なぜ料理人なのか、料理人とはどんな人間なのかを多くの方に知ってほしいと思ったと同時に、
料理以外の「発信」という現代の大切なスキルを「書く」というシンプルだけどやってこなかった習慣を通して磨いています。
「文字を読む」というネットワーク上の不便さを逆に追求したおかげで、noteには荒らしや失礼な人が本当に少ないように感じます。
また有料であっても価値のある考え方は多く存在していて、広がっているように見えてとても狭いインターネット空間でお金を払うことで人の価値観に触れれることはむしろ安いと思います。
現在一番なんとかしなければいけないSNSであり、今後の重要度が一番高いネットワークです。
現状はnoteで投稿した記事をシェアすることしかできていませんが、
140字という少ない文字数で現状を表現する大喜利的な面や、情報の拡散性、速度面においてはまだまだ圧倒的に速いこのSNS上でもっと自分なりに行動できなければいけないと考えています。
一時はinstagramのデザイン性や直感的な分かりやすさに埋もれてしまったようにも思えましたが、根強いユーザー数や専門的な呟きもフォローするだけで勝手に入ってくる仕組みは、旬の情報をいち早く手に入れる事ができる媒体としてはまだまだ現役です。
今後は製造工程のポイントや現状などを呟き、商品の前後もお客様に提供できたらと思っています。
全く利用していません。
他のSNSの先駆けで祖となる存在ですが、現状はインスタグラムのショップページ作成のためのアカウントとなっています。
以前オーストラリアで生活していた時に外国人の友達とのコミュニケーションツールとして使っていましたが、今ではさっぱり使いません。
なんやかんや使わなくてもいいかなと思っています。
TikTok
投稿はしていません。
ただ、楽しんでます。
息抜きに最適です。
頭アホになりそうになります。
でも面白いです。
クリエイションの前後のスキル
上に紹介した通りのSNSを僕は使っています。
各SNSにお互いをつなげるコネクションが存在していると思います。
投稿後に他のSNSで簡単にシェアできるように。
僕は各SNSに「役割分担」を持たせたいと思い利用しています。
商品のことを書くSNSや料理人としてのバックボーンを書くSNS。
進行している現状を切り取り提供するSNSなど、他の人と繋がる媒体には「理由」が必要だと思っています。
その「発信する理由」がないと、どのSNSも同じようになってしまい、
結局一個でいいじゃん
となってしまうからです。
また基本的には全てのSNSが「僕の店」に関して書いています。
自分の店をいろんな角度から切り取り各SNSに載せているという概念で使っています。
根本的に発信したいベースが同じなのであれば各SNSの互換性を高めてあげる事が重要だと考えています。
プロフィールに各SNSのリンクを貼って飛べるようにしたりなどです。
ご覧になる方が僕のどのような面に興味を持ってもらえるかは僕にはわかりません。
ですので間口を沢山広げておく事が重要だと思っています。
そもそも誰にも必要とされていないことの方が現実は多いです。
料理が美味しければお客様が来るという時代はとっくの昔に終わっています。
基本的に調理場を持つ「店」を出した時点で料理人は物理的にフットワークが重くなってしまうのが現実です。
もちろん出張料理人や出店など時代に合わせたさまざまな働き方もあるのも事実ですが、まだまだ割合は少なく、料理人は基本的に店でお客様を「待つ」しかありません。
このような状況が当たり前だと思わずに、オンラインの世界では積極的に自分のテリトリーや得意分野から足を伸ばす事が本当に重要だと思います。
料理人の料理が美味しいのは当たり前です。
だれもそこに感動はしません。
「安くてうまい」も当たり前です。
これからの料理人は値段で勝負してはいけないと僕は考えています。
料理人としての価値を落とさないという意味でもそうですが、
もう私たち料理人は値段では勝負できません。
やるとこまでやってしまったと思います。
これからの料理人の必要なスキルは料理の前後のスキル。
発信やその技術を使ってどのような体験価値を提供できるかです。
料理人の前に現代人としてSNSなどのオンライン上の空間を利用するのは当たり前。
そこにどんな役割を持たせる事ができて、どんなふうに料理を「皿」だけではないところで提供できるかが大きな課題だと思っています。
偉そうなことを言っていますが、私自身まだまた素人もいいところ。
自分の料理の技術を見つめ直し、社会に合わせた変化をどのように対応していくかは前料理人の必須課題です。
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