ゴレムス

不定期更新。 格闘家が作り出すノンフィクションのドラマを 自分なりに噛み砕きながら楽し…

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不定期更新。 格闘家が作り出すノンフィクションのドラマを 自分なりに噛み砕きながら楽しんでいます。

記事一覧

クレベル・コイケvs斎藤裕-禍根への決着に向かう姿に諭される-

令和の修斗伝承者vs柔術界の鬼神 2023年10月26日(木)、時はお昼過ぎ。 突然降りかかってくる突発的な仕事にあたふたする中、ふとRIZIN45のカード発表が頭をよぎり、 思わ…

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6か月前
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斎藤裕vs平本蓮-心を「ゆたか」にする極上の非日常-

数値化できないプライスレスな体験 2023年4月29日(土) RIZIN landmark5 斎藤裕vs平本蓮 大晦日にこの試合が発表されてから、僕はどうしてもこの試合を【現地で】【自分の…

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1年前
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今日、僕を救ってくれた選手達

今日僕は仕事をミスりました。 自身は要領が悪かったり ミスが多かったり 能力が高いタイプの人間ではない事は 自覚している為 毎日休憩を返上して働いたり 少し早めに会…

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1年前
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勝手に背負わせる

2021年11月。 斎藤裕選手がRIZIN25でフェザー級チャンピオンに戴冠してから、自分は斎藤選手の物語を追ってきました。 どんなに外野がうるさくとも どんなに理不尽な状況…

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1年前
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「MUST BE DONE」

日本の格闘技には「A選手vsB選手のどちらが強い?」という競技的な要素だけでなく 各選手のYouTubeや各団体の選手紹介で、その人の人生を垣間見ながら楽しむ、ドキュメンタ…

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2年前
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牛久絢太朗vs斎藤裕-苛烈を極めた2人の物語-

斎藤裕「オレが勝つだけだ」 2022年4月17日。 「牛久絢太朗vs斎藤裕2」が始まったのは、ちょうど夕食で鍋を囲んでいる時でした。 「これを見るために5,000円払ったから」…

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2年前
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斎藤裕の物語に懸ける-RIZIN35-

RIZIN35まで後1週間。 「牛久絢太郎vs斎藤裕2」 とても楽しみな試合ですが、 その瞬間を想像するだけでも 脈拍が早くなって 心臓の辺りが少し苦しくなり 胃に何か違和感を…

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2年前
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まーちゃんの訃報と向き合う

2022年3月25日。 そういえば今日コブクロのライブやな。 盛り上がったんかなー? と、何気なくTwitterでレポを見ていると 「まーちゃんが来てくれていました」 と言う言葉…

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2年前
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クレベル・コイケvs斎藤裕-禍根への決着に向かう姿に諭される-

クレベル・コイケvs斎藤裕-禍根への決着に向かう姿に諭される-

令和の修斗伝承者vs柔術界の鬼神

2023年10月26日(木)、時はお昼過ぎ。
突然降りかかってくる突発的な仕事にあたふたする中、ふとRIZIN45のカード発表が頭をよぎり、
思わずデスクにあるPCから、RIZINの公式サイトを覗き見てしまいました。

そこでは、全てメインイベント級の注目カード4枚が発表されていましたが、その中でも
「クレベル・コイケvs斎藤裕」
は、斎藤選手ファンの自分から見

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斎藤裕vs平本蓮-心を「ゆたか」にする極上の非日常-

斎藤裕vs平本蓮-心を「ゆたか」にする極上の非日常-

数値化できないプライスレスな体験

2023年4月29日(土) RIZIN landmark5
斎藤裕vs平本蓮

大晦日にこの試合が発表されてから、僕はどうしてもこの試合を【現地で】【自分の目で】見たいと思い、10万円を払って、VIP席のチケットを購入しました。

自分がサラリーマンであり、趣味で投資をしていることから、お金を払う時はどうしても「払った金額への対価」が頭をよぎってしまうのですが

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今日、僕を救ってくれた選手達

今日、僕を救ってくれた選手達

今日僕は仕事をミスりました。

自身は要領が悪かったり
ミスが多かったり
能力が高いタイプの人間ではない事は
自覚している為
毎日休憩を返上して働いたり
少し早めに会社に行ったりして
自分なりに、必死に毎日を過ごしています。

そんな中、
今日は自分のミスで数十万円の損害が出た上に
「お前のせいだ」と言われ
一時、自己嫌悪・他者への嫌悪の両方に気持ちを支配されてしまい、

「仕事行くの嫌やなぁ」

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勝手に背負わせる

勝手に背負わせる

2021年11月。
斎藤裕選手がRIZIN25でフェザー級チャンピオンに戴冠してから、自分は斎藤選手の物語を追ってきました。

どんなに外野がうるさくとも
どんなに理不尽な状況でも
日々淡々とやるべき事をこなしながら物語を進めていく斎藤選手の生き方や哲学に魅せられて
自分自身もその姿勢に感化されながら
格闘技の魅力にのめり込んできました。

そんな中、様々なものを背負い
自分に鞭を打って戦ってきた

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「MUST BE DONE」

「MUST BE DONE」

日本の格闘技には「A選手vsB選手のどちらが強い?」という競技的な要素だけでなく
各選手のYouTubeや各団体の選手紹介で、その人の人生を垣間見ながら楽しむ、ドキュメンタリー的な要素が多く含まれています。
そこで選手の生い立ちや背負っているものを知ることで
2人の男の戦いを技術的、競技的な視点を超えた楽しみ方をすることができます。

また競技の性質上、応援している選手が「殺るか殺られるか」の極限

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牛久絢太朗vs斎藤裕-苛烈を極めた2人の物語-

牛久絢太朗vs斎藤裕-苛烈を極めた2人の物語-

斎藤裕「オレが勝つだけだ」

2022年4月17日。
「牛久絢太朗vs斎藤裕2」が始まったのは、ちょうど夕食で鍋を囲んでいる時でした。

「これを見るために5,000円払ったから」と、無礼を承知でスマホを机の上に置き
右手に箸を持ちながらも、視線は常に画面を凝視していました。

心臓の鼓動は早く、胃はキュッと縮んでおり
箸を持つ手は軽く震えるくらいの緊張感。
たかがスポーツの試合を見るだけなのに、

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斎藤裕の物語に懸ける-RIZIN35-

斎藤裕の物語に懸ける-RIZIN35-

RIZIN35まで後1週間。
「牛久絢太郎vs斎藤裕2」
とても楽しみな試合ですが、
その瞬間を想像するだけでも
脈拍が早くなって
心臓の辺りが少し苦しくなり
胃に何か違和感を感じるような…
すこぶる感情移入してしまう試合。

想い、責任、プライド…
様々な重荷を背負った(背負わされた)1人の男が
血と涙と共に崩れ落ちたRIZIN31。
そこから止まってしまった時間を取り戻す為の
絶対に見逃せない

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まーちゃんの訃報と向き合う

まーちゃんの訃報と向き合う

2022年3月25日。
そういえば今日コブクロのライブやな。
盛り上がったんかなー?
と、何気なくTwitterでレポを見ていると
「まーちゃんが来てくれていました」
と言う言葉を見つけました。

「おっ、久々にドラムにまーちゃん復帰か!!」
とワクワクしたのもほんの一瞬…

よく読んでみるとそれは
・まーちゃんが亡くなった事
・追悼の意を込めてコブクロがまーちゃんの音源でパフォーマンスを行った事

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