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今日、僕を救ってくれた選手達

今日僕は仕事をミスりました。

自身は要領が悪かったり
ミスが多かったり
能力が高いタイプの人間ではない事は
自覚している為
毎日休憩を返上して働いたり
少し早めに会社に行ったりして
自分なりに、必死に毎日を過ごしています。

そんな中、
今日は自分のミスで数十万円の損害が出た上に
「お前のせいだ」と言われ
一時、自己嫌悪・他者への嫌悪の両方に気持ちを支配されてしまい、

「仕事行くの嫌やなぁ」
「もうやってられんわ」
「人の気も知らんで、勝手なこと言いやがって」

などと、自分自身がネガティブな気持ちに飲み込まれてしまいました。

ただ、そのような時に
なんとか気持ちを切り替えないと…
と思いを巡らせていると
堀口恭司選手が言っていた

「リングに上がったら、ビビらずにやるべきことをやれるやつが強いんですよ」

「ガハハハハ、勝手に言ってろって思ってました。お前は俺じゃねーんだって」

などという言葉が頭に浮かんできて
自分のメンタルが何の生産性もないマイナスな方向に走っていく状況を
軌道修正することができました。

仮に自分が辛い局面にあっても
感情論ではなく
機械のようにただやるべきことを
ひたすら前を向いてやっていく。

めちゃくちゃ難しいことですが
KOされた後の担架の上で拳を突き上げ
困難な状況を笑い飛ばし
淡々と日々の練習に向かっていく…
そんな姿を体現している人物を見てきたことで
綺麗事ではなく、文字通り勇気をもらい
自分自身が生活の中で、
前を向くきっかけを与えてくれました。

また、そんな心の浮き沈みを終えた後に帰宅して
何にも知らずに、自分に笑いかけてくる子供を見ると

「こんなことでは倒れられない」
「この子を大人にするまでは、意地でもお金を家に持ち帰らないといけない」

と、揺るぎない責任感が湧いてきました。

この時の場面を思い返すと、最近お子さんが生まれて
「絶対勝つ」
という言葉と共に子供を抱く写真をSNSにあげていた
扇久保選手の姿が目に浮かびました。

この投稿には

「きっとこんな気持ちなんだろうな」
「何があろうと意地でも勝ちたいだろうな」
「そんな思いを持った人に勝ってほしいな」

と、自分自身すごく共感する部分があります。

(奇しくも自分に勇気をくれた2人のファイターが、大晦日ぶつかるわけですが…)

僕たちファンが見る格闘家達の姿は
筋書きがない無慈悲な物語の中であるが故に
見る人の自己啓発になり得るものだと思っています。

格闘家達がリアルに命を削ってリングに上がってもなお
勝ち負けで大きく人生が左右されるように
その辺の学生やサラリーマン達も日々を過ごしていると
決して良いことばかりがあるわけではありません。

今日僕は生きていくのが辛いなと思いましたが
格闘技を見ていたことをきっかけに
「また明日からやるべき事をやっていこう」
と、前を向くことができました。

ありふれたことではありますが
今日起きた自分の心の動きを
しっかりとここに刻み
再び明日から頑張っていこうと思います。

また、自分のピンチに勇気と共感をくれた
どちらも負けてほしくないファイター同士が戦う大晦日。
少し複雑な気持ちではありますが
しっかりと見届けたいと思います。

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