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斎藤裕の物語に懸ける-RIZIN35-

RIZIN35まで後1週間。
「牛久絢太郎vs斎藤裕2」
とても楽しみな試合ですが、
その瞬間を想像するだけでも
脈拍が早くなって
心臓の辺りが少し苦しくなり
胃に何か違和感を感じるような…
すこぶる感情移入してしまう試合。

想い、責任、プライド…
様々な重荷を背負った(背負わされた)1人の男が
血と涙と共に崩れ落ちたRIZIN31。
そこから止まってしまった時間を取り戻す為の
絶対に見逃せない戦いです。

RIZIN初代フェザー級チャンピオンになってから
様々な騒動を経て
自身のベルトをかけて戦ったRIZIN31。
終始ペースを握っていた斎藤選手が
膝蹴り一発でまさかのTKO負け。

当時PPVを買って試合を見ていた僕は
思わず画面から目を逸らして、視聴を止め、
目と鼻の奥が熱くなってくるのを必死に堪えていたことを鮮明に覚えています。

RIZIN31の防衛戦までは
・ケラモフ戦で反則の嵐を喰らう
・その試合に対する榊原社長の厳しいコメント、またケラモフ陣営からの抗議
・華が云々論争
・RIZIN31タイトルマッチ問題(クレベル問題)
・摩嶋選手と写真間違えられた問題(これは違うか)

等、頻発するボヤ騒ぎの煙の中を
真っ直ぐ戦いに向かって歩んでいる姿を見てきたので、何としても勝って欲しかった1戦でした。

一方でそういった騒動をくぐり抜ける姿を
YouTubeやTwitter、Instagram等
様々な媒体を通して垣間見る中で
斎藤裕の人間臭さや哲学的な一面
お茶目な部分や支えてくれる仲間達の存在など
今まで知らなかったたくさんの魅力を知ることもできました。

あくまで個人的な見解ですが、斎藤選手は
「他人に気遣いができるが、意志は簡単に曲げない自分を持った人」
という印象があります。

YouTubeを見ていても、自分の意思に大きく反した無理なサービスはしなかったり、しんどいタイミングでのライブ配信だと疲れが見え隠れしたりするなど
人間臭さや良い意味での不器用さを垣間見ることがあります。

そんな「オールラウンダーの好青年」だけではない姿に滲む親近感や人間味がスパイスとなり、斎藤裕の更なる魅力が見る人たちに伝わっているような気がします。

先に書いたように(自他共に認める)「嵐を呼ぶ男」である斎藤選手ですが
大晦日の敗戦後である今、タイトルマッチを受けることは、
自身を取り巻く環境に再び嵐を起こしかねないことを斎藤選手自身も認識していたと思います。
それでも斎藤選手が今回のタイトルマッチを受けたのは
RIZIN31でのクレベル問題を経ての想いや、ファンから山のように届く「もう1度チャンピオンになってください」という声があったからではないかと思っています。

そんな自身の強い意志とファンへの想いが重なって、今回のダイレクトリマッチを受諾したとするならば、それは斎藤裕という人間の哲学が存分に詰まった1つの大きな決断であり、ファンとして応援しない手はありません。

様々な苦難を超えて、また今もなお茨の道を歩み続ける「挑戦者 斎藤裕」が「斎藤チャンプ」に返り咲き
「辛くても頑張ってれば良いことがある」
人生を再度体現してくれるのがRIZIN35です。

リング内外での激闘を経て、並々ならぬ強者のオーラをまとった第3代フェザー級チャンピオンの斎藤裕が、これからフェザー級戦線の強者達と対峙するストーリーを夢見て、4月17日は画面にかじりつきながら応援していきたいと思います。

こんな文章を書いている自分自身も
何気ない一般人の毎日を生きる中で、大変さや辛さを感じることも多々ありますが
一生懸命日々を過ごしていくことがいつか報われると信じて
とりあえずRIZIN35までの後1週間、前を向いて頑張っていこうと思います。

「RIZIN 第3代フェザー級チャンピオン 斎藤裕」
の誕生を心より楽しみにしています。

斎藤裕、必勝!!!

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