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人事制度づくりで大切なこと(その4)

前回までの記事で、「社員制度」、「報酬制度」、「評価制度」、「人材育成」の関係性について紹介しました。この4つが人事制度の根幹になると弊社では考えています。

では、この4つを整えればそれで終わりかというと、そんなことはありません。

社員をどのように採用するのか?
配置や異動をどのように行うのか?
労働日や労働時間などの勤務の体系をどのようにするのか?
どのような福利厚生を行うのか?
安全衛生や健康管理をどのように確保するのか?
などなど、人事の守備範囲はとても広いのです。

人事制度づくりで大切なこと、その4は「多岐にわたる人材マネジメント機能を整合性を持って整える」です。

これらを図にしたものがタイトルに使っている画像です。

よくご覧になってみてください。

各項目のうち、中央に縦に並んでいる4項目、すなわち
「人材育成」
「評価制度」
「労働時間管理」
「安全・健康管理」
の4項目は、他の項目と異なる点があります。

それは、この4つは現場の管理者の果たす役割が極めて重要ということなのです。

どんなに制度が整っていても、部長、課長、グループ長などの現場の管理者が、個々の社員との関係の中でしっかりとマネジメントできなければ全く意味がありません。ですから、管理者がマネジメント能力を高め、それを日々の業務の中でしっかり発揮することが求められます。

次回の記事では、このマネジメント能力について書いてみたいと思います。

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