敏腕バリスタとまわるキエフ

午後から友人のバリスタ、アルセーニと街をまわることに。

彼はキエフの人気カフェYellow place の敏腕バリスタだ。

彼の入れるホワイトフラットは我々を虜にし、毎日通いつめた。

そんな彼は日本語・英語が堪能だ。
一度ホームパーティにも来てもらってから、意気投合。

プライベートでも仲良くなり今回は街を案内してくれることに。

キエフの待ち合わせスポット、中央郵便局前で合流。

早速ランチに。

ウクライナのファストフード:プザータ・ハータに来た。

食堂のようにトレーをとって、自分の好きな料理をのせて、最後にレジで会計する。

３００円ほどでボリューム満点のウクライナフードを楽しめる。

超オススメだ。

腹ごしらえをした後は、早速観光に。

Lyadsky Gateに。
中央郵便局の広場前にある。

２０１４年クリミア危機の際に、
大規模デモがあった独立広場はこちらのLyadsky Gateから一つ道路を挟んだところにある。

この周辺は所謂、市の中心だ。

多国籍レストランと多く点在する。

ウクライナ料理以外を食べたい場合はジョージア料理をオススメする。

ジョージアという国を聞いたことのない方も多いと思うが、旅人のなかでは、ジョージアは人気の国だ。

美食大国だ。

ゲートから徒歩３分のところにあるKrim cafeはジョージアに行かなくても本場の味が楽しめる。

次の目的地は、黄金の門。
街並みがチェコのような中央ヨーロッパっぽくなってきた。

５分ほどでゴールデンゲートに到着。

１１世紀にキエフを城壁が建てられた際に作られた門だ。他国からの侵略から国を守ったのだ。

黄金の門横にバラが売っていた。

ハンガリーでフラワーマーケットに行ったので、ウクライナの花の価格を見てビックリだ。

ハンガリー価格の半分のプライスだ。安い！！

次に向かったのが、聖ソフィア大聖堂。

世界遺産にも登録されているキリスト教の大聖堂だ。

目の前には、ウクライナの英雄ボフダン・フメリニッキーの像がある。

彼が指す先は、宿敵がいるモスクワだそうだ。

次に向かったのが、街を一望できるVolodymyska Hillだ。

ドニエプル川を眺め三人で黄昏る。

夕日が沈むのが近づいてきたので、少し早足で、Verkhnia stantsiia駅に向かう。

こちらの列車は箱根列車を彷彿させてくれる。

降りたったのは、Poshtova Ploshcha駅、なんとも美しいつくりだ。

こちらのキエフの城下地区、下町のポジールエリアに美味しいカフェがあるそうだ。

バリスタがオススメするカフェ、楽しみだ。

丁度冷えた体を温めたかった。

到着したのが、カフェSvit Kavy。

ここでは、なんとトルココーヒーを楽しめるのだ。

２０１３年にユネスコの無形文化遺産に登録されたことで和食同様、今注目を浴びているのだ。

味は、口に入れた瞬間は少し薄いと思ったが、後からコーヒーのフルーティーさが口の中に広がるのだ。

エスプレッソより薄いがアメリカーノより濃くて、飲みやすいがしっかり味も残る。

癖になるうまさだ。

さすがバリスタが選ぶカフェは間違いなかった。

体があったまったので次の目的地に。
次は、アルセーニの母校に。

道路は平日なのに封鎖中 。歩行者天国だ。

夕日が沈んでピンク色の空がなんとも綺麗だ。

こちらの銅像の向こうに彼の母校、キエフ・モヒーラ・アカデミー国立大学がある。

１６３２年に建てられた東欧最古の大学校である。

ウクライナ語・英語で授業が行われている、ウクライナの大学教育の国際化の中心だ。

通りで彼の英語が上手なはずだ。

大学の目の前には、赤色のトラムが走っていた。

下町感が大好きだ。

もう一つ彼が見せたいものがあるということで連れてきてくれたのがこちら。

何やら怪しい雰囲気が漂うが。。。

こちらはRybalskii bridgeといって、既に封鎖された橋だ。

車は通れないがローカルの人は今でも歩いて渡っているそうだ。

これぞまさに、ローカルツアー。
観光では絶対にこない。

草もボウボウに生えてる。

ウォーキング・デッドなみに怪しいが、スリリングだ。

実は、この橋から街を眺めるととても綺麗だ。

今は冬なのであまり人はいないが、
夏には多くのローカルがビールを片手にこちらの橋で景色を楽しむそうだ。

橋の上で記念撮影。

たくさん歩き回ったので、喉が渇いてきた。

ということで、ウクライナのクラフトビールパブに。

初めて見た英語表記が、

「No water only beer」。

クラフトビール楽しみだ。

種類も豊富だ。
私はダークビールが好きなので
ビターなものを頼んだ。

ここもバリスタの彼のオススメをチョイス。

バリスタが選ぶビールも間違いなかった。

こうなったら、夕食も彼のオススメにすることに。

なんと、彼のチョイスは日本のラーメン！

麺屋武蔵だ。

店内はこんな感じ

ラーメンはホワイト、ブラック、レッドのスープから選ぶ。

レッドがオススメということで。

Mサイズは小ぶりのお椀に入っていて約３００円程だ。ウクライナプライスだ。

餃子も注目してみた。

中にカレー粉が入っていて、意外にこれがうまい。

上手にローカライゼーションしてるな。

味はラーメン・餃子とも日本よりパンチが効いて美味しかった。

三軒目は彼の行きつけのビールバーでフィニッシュ！

魚の置き方がまた良い！

アルセーニ、今日は一日ありがとう！

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