住宅工事でトラブルや間違いを減らすために注意したいこと
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
一般的な木造の戸建て住宅工事には、およそ25業種~30業種くらいの職人さんや業者さんが出入りし、それぞれの専門分野の工事を行うことで完成します。
多くの住宅会社や工務店では、数人の現場監督が、常に5件~10件を受け持ち、工事の進行に合わせて商品手配や職人さんの段取りを行う仕組みになっています。
住宅工事でトラブルや間違いを減らすために注意したいこと
間取り打ち合わせや仕様打ち合わせで決定したことを、営業や設計からコーディネーター、そして現場監督から各業者さんへ間違いなく伝達して工事を進めることで、お施主さまの要望を形にしていくという流れになります。
つまり、大勢の人たちが工事に携わるという事は、しっかりと伝達をする仕組みが出来上がっていないと、工事中の間違いやトラブルになる可能性が高まってしまうことになります。
間違いや、言った言わないのトラブル、工事のやり替えなどは、お施主さまをはじめ、住宅会社や工務店、職人さんに至るまで、誰一人として望んでいません。そこで今回は、そのような住宅工事中の間違いやトラブルを減らすために注意しておきたいことをお伝えしていきます。
画像や写真を使って伝える
多くの方が、仕上がりをイメージするためにインターネットを活用します。どのような仕上げにしたいのか、またどんな使い方をしたいのかを、全てを言葉だけで伝えるのには限界があります。そんな時は、出来るだけイメージに近い写真や画像を使って、住宅会社や工務店に伝えるようにしましょう。
言葉で伝えるだけだと、お施主さまも担当者もお互いに、思い違いや勘違いが起こりやすく、「こうなるとは思っていなかった」とか、「こうなると思っていた」というトラブルが起こりやすくなります。
そのようなことにならないためにも、メールやSNSを使った文章や電話の言葉だけで伝えるのではなく、実際の打ち合わせの際に、写真や画像などを見せながら、直接、顔を見ながら伝えるようにしましょう。
イメージの出来ていない部分を無くす
先ほどは、イメージしやすいように画像や写真を見せながら伝えると言いましたが、実際には住宅会社や工務店ごとに、その部分の納め方に違いがあるのも事実です。
見せた写真通りに作るということは出来ないかも知れません。そこで、依頼される住宅会社や工務店に、過去の施工事例を見せてもらうようにしましょう。
また住宅会社や工務店によっては、現場見学会などを開催していることがあります。特にこだわりのある部分や、気になる部分がある場合などは、積極的に現場見学会へ参加して、どのような仕上がりになるのかを必ず確認するようにしましょう。
保留部分を残さない
一生に一度の家づくりです。数回の仕様打ち合わせの中で、どうしても決めきれない部分があるのも無理はありません。しかし、あまりにも保留部分が多くなると、どこまで決めたのか、何が決まっていて、何が決まっていないのか、訳が分からなくなってしまいます。
皆さんは、日々、お仕事や子育てで忙しくされていることと思います。日中ずっと家のことを考えている人はいないと思います。ですから保留部分が多すぎると、何を検討しなければいけなかったかすら忘れてしまわれる方もいらっしゃるくらいです。
また、あまりに長期で保留にしておくと、家でご夫婦間で話していたことだったのか、打ち合わせで話したことだったのかも曖昧になって、言ったつもり、聞いたつもりになってしまうこともあります。
そのようなことにならないためにも、保留部分は出来るだけ少なくし、もし保留したとしても短期で決めていくことを心掛けましょう。
決めていく順番を守る
多くの住宅会社や工務店では、仕様の打ち合わせを行う順番が決まっています。好きな部分から決めていくのではありません。
おおむね打ち合わせは家の外側、屋根や外壁、玄関ドアや窓などの外部に面する部分から打ち合わせが始まり、その次に室内の床やドア、クローゼットなど木質建材と合わせて、キッチンやお風呂などの設備を打ち合わせしていきます。
電気配線や照明器具、クロスやカーテン、外構工事などは中盤から後半の打ち合わせになります。気になるからと言って、いきなりコンセントの位置や照明器具の種類の希望を伝えたり、いくつもの設備メーカーのショールーム巡りをしたりというのは、あまりおススメできません。
特に設備メーカーのショールームへ訪問する際は、図面や見学ポイントなどを住宅会社や工務店から、設備ショールームスタッフに伝達しておくことが一般的ですから、事前情報なしで見学に行くと、スムーズに見学することができない場合もあります。
設備ショールームを見学したい場合には、住宅会社や工務店の担当者に、ひとこと伝えておくことをおススメします。
工事着工後に変更しない
トラブルや間違いにつながりやすいポイントとして、一番可能性の高いことが、工事着工後の変更です。通常、工事着工前には、それまでに決定したことの全てをお互いに再チェックし、お施主さまに了解をいただいてから着工をします。
迷っている部分がある場合は、この段階で工事の着工を延期し、決定してから工事を進めるようにしましょう。
また工事の着工をするということは、その住宅工事に関わる全ての職人さんや業者さんに、仕様書や図面が配布されています。
見た目は小さな変更であっても、実は大工さん、設備屋さん、電気屋さんなど、その変更を行うために何人もの人が関わる場合があります。図面に記載のない一つの変更が、その部分に関わる人全員に間違いなく伝わっていなければなりません。
「その都度、図面を作り直したらいいじゃないか」と思われるかも知れません。しかし細かな変更があるたびに図面を修正し、全員に配布をし直したとしたら、今度はどの図面が最終図面なのかも分かりにくくなってしまいます。
一生に一度の家づくりだから後悔したくないという気持ちは十分理解できますし、住宅会社や工務店も出来ることなら希望は最大限、叶えて差し上げたいと考えています。
しかし「まだ着工したばかりだから」「これくらいなら大丈夫だろう」と、工事着工後に変更を繰り返すことで、予期せぬ間違いにつながることがあります。住宅工事にとって、キレイに仕上げるためも、やり直しはあまりよいことではありません。
どうしても変更できるか確認したい場合は、「無理そうなら諦める」という気持ちで確認してみるという方が良いと思います。
最後に
住宅会社や工務店によっては、工事着工後の変更は、どのような理由があっても受け付けないと徹底している会社もあります。
それは、意地悪でとか、面倒だから受け付けないのではなく、1回でスカッと納めた方がキレイに仕上がりますし、トラブルや間違いが発生し、商品の再手配や職人さんの段取りで工期が延期になったり、引き渡し時期が遅れるなど、費用や時間が無駄になる、ひいてはお施主さまにご迷惑がかかることを防止するために決めているものです。
お施主さまと住宅会社や工務店の信頼関係がなければ、良い家づくりは出来ません。小さなトラブルで積み上げてきた信頼関係を壊さないためにも、お施主さまと住宅会社や工務店が協力しながら、素晴らしい家づくりを進められるといいですね。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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