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未来をかけたBtoBからBtoCへの事業シフト-サミット登壇者紹介⑦

三陸水産イノベーションサミット2021の登壇者紹介、7人目の登壇者はDAY2イノベータートークセッション④『BtoCへの変換で見えてきた課題と希望』に登壇する末永海産株式会社 代表取締役 末永寛太 氏です。

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末永海産は宮城県石巻市で1986年に創業した水産加工会社です。同社はワカメをボイルして業務用に出荷するという事業から始め、徐々に牡蠣、ホヤ、ホタテなどの加工に事業を拡大してきました。

順風満帆に事業を拡大していた2011年に震災が起きました。海に面する旧社屋と工場は大きな被害を受け、取引のあった生産者の養殖筏も全て流されました。

「以前と同じ仕事をしていたら、うちだけではなくこの業界が衰退していくという危機感がありました。生産者にも喜ばれ、なおかつ勝負が出来る、以前とは違う形の商売をしていこうと、先代社長含め3名でイチから経営を再開しました。」

何もなくなった所からの再スタート。これを末永氏は「第2創業」と呼び、今までの水産業にはない働き方、販売形態を模索する挑戦を始めました。

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そして震災前は業務用メインで生鮮原料に近い加工をしていましたが、 食の安心安全を担保した高度衛生管理の新工場を再建し、クオリティの高い小売り商品の開発に着手しました。
素材の持つ美味しさを最大限に引き出すことを目指して開発した商品は数々のヒット商品を生み、塩や水さえも使わない、獲れたての魚介の中から溢れ出る旨味の「潮(うしお)」のみで煮込む漁師直伝の“潮煮製法”で作った「牡蠣の潮煮」「ほやの潮煮」「帆立の潮煮」の潮煮3種セットは、2020年第59回「農林水産祭」において『内閣総理大臣賞』を受賞するにまで至りました。


創業以来掲げているのは『地域や漁師たちと共に歩むこと』、そして『大切な人にこれが海だと自信を持ってお贈り出来る製品造り』をすることです。
快進撃を続ける同社ですが、BtoBメインからBtoCへのシフトするには多くの困難や努力があったと思います。当セッションでは同社のこれまでの苦労や課題、そして未来への展望を聞いていきたいと思います。

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■登壇情報
DAY2 10/22(金)19:10~20:10
三陸水産イノベータートークセッション④『BtoCへの変換で見えてきた課題と希望』
登壇者①:末永海産㈱ 代表取締役 末永寛太 氏
登壇者➁:㈱斉吉商店 専務取締役 斉藤和枝 氏

■末永海産 株式会社
http://www.suenaga.co.jp/

■三陸水産イノベーションサミット2021
https://sanrikusuisan-innovation.go.jp/summit/

■視聴申込み
https://forms.gle/zemPDwewS6QAHpj26

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