FISHERMAN JAPAN -フィッシャーマン・ジャパン-

漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水…

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漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団。公式サイトはこちら https://fishermanjapan.com/

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最近の記事

世界的なマーケターがなぜフィッシャーマン・ジャパンを応援してくれるのか? Allbirds日本代表、蓑輪光浩さんインタビュー

私たちフィッシャーマン・ジャパンを強力にサポートしてくれている恩人の一人を紹介します。大ヒット中のシューズメーカー「Allbirds(オールバーズ)」日本代表の蓑輪光浩さんです。 Allbirdsのスニーカーと言えば、天然素材を使い、製造工程での「脱炭素化」を徹底している点が特徴です。デザイン性、実用性に加えて環境へのやさしさも兼ね備えた「エシカルファッション」として注目されています。 ナイキ、ユニクロ、レッドブル、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とキャリアを積み重ねてきた蓑輪

    • 両親を亡くしたからこそ大切にしたい「毎日家族で食卓を囲む幸せ」地方からの挑戦!海外の仕事と家庭の両立

      「16歳で両親を失いました」 人はいつ死ぬかわからない、という現実を突きつけられた幼い少年。 その後の人生は、どうなったのだろうか。祈るような気持ちで、彼に聞いた。 両親を失った少年、向き合う現実 吉岡は10歳の時に病気で母親を亡くし、16歳の時に父を亡くした。父は、”ヨットで世界一周”という夢に向かう最中で事故にあった。 「人はいつ死ぬかわからない」という現実は受け入れがたいものだったが、祖母やその兄弟が、吉岡と兄を一生懸命育ててくれたという。 しかし、普通の高校生な

      • チームTRITON南伊勢 海の未来を考えるワークショップ第二回を実施しました

        三重県南伊勢町の水産関係者や町の方が集い、この町の海の未来について考えるワークショップの第二弾。今回も漁業者や漁協職員、役場職員、地元の大学生が参加。さらに町で飲食店やカヤックのツアーを実施している方も参加していただき、活発な議論が行われました。 まずはフィッシャーマン・ジャパンの安達より、前回のワークショップの振り返りと、その際に参加者のみなさんからの意見を整理していくと、そこから「海での活動が、町全体によい影響を与えていく」という図が見えてくる、ということを共有。 海で

        • チームTRITON南伊勢 海の未来を考えるワークショップ第一回を実施しました

          先日行われた知事との円卓会議のあと、円卓会議に登壇した海のプレイヤーたちだけでなく、ほかの漁業者や漁協職員、役場職員、漁師の奥さん、新人漁師、地元の大学生、そしてフィッシャーマン・ジャパンのメンバーで海の未来について語り合うワークショップを実施しました。 3テーブルに別れ、まずは「感じている海の課題は?」というテーマで、それぞれの立場から日々感じている海にまつわる課題や疑問などを話し合いました。 漁業者からは日々獲れる魚の減少や魚種の変化、潮の流れの変化、藻場の減少などが

        世界的なマーケターがなぜフィッシャーマン・ジャパンを応援してくれるのか? Allbirds日本代表、蓑輪光浩さんインタビュー

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        • 事務局メンバー
          10本
        • チームTRITON南伊勢
          5本
        • 西伊豆 & ANGLER
          2本
        • うおうおキッチン
          5本
        • 水産イノベ2021
          20本
        • FISHERMAN COLLEGE
          16本

        記事

          チームTRITON南伊勢ー知事と県民との円卓対話 全文書き起こし

          令和6年1月17日(水) 13:50~15:20 ふれあいセンターなんとう(三重県南伊勢町) 出席者: 一見 勝之(三重県知事) 上村 久仁(南伊勢町長) 長谷川 琢也(一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン) 坂井 心(株式会社ライトハウス)  岡 真也(三重外湾漁業協同組合) 中村 直登(清洋水産株式会社) 舌古 勇樹(株式会社南勢水産) 岸本 和真(有限会社丸久水産) 橋本 純(有限会社友栄水産) 司会:神田 和弘(三重県地域づくり推進課) [司会] ただいまから「

          チームTRITON南伊勢ー知事と県民との円卓対話 全文書き起こし

          チームTRITON南伊勢、三重県知事と対談【後半】

          2024年1月17日(水)、南伊勢町ふれあいセンターなんとうで知事と県民との円卓対話が開催され、チームTRITON南伊勢は三重県知事の一見 勝之氏と対談しました。後半は水産資源の問題やデジタル化について語ります。 前半の記事はこちら まずは近年のまき網の水揚げについて、清洋水産の中村さんから伺いました。 「町内全体の水揚げですが、2021年で3万7000tかな。これが今7000tですと。4月から12月まで9か月ですね。でももう今全然本当に大蛇行の影響なのか、今自分とこの

          チームTRITON南伊勢、三重県知事と対談【後半】

          チームTRITON南伊勢、三重県知事と対談【前半】

          2024年1月17日(水)、南伊勢町ふれあいセンターなんとうで知事と県民との円卓対話が開催され、三重県知事の一見 勝之氏と対談しました。参加したのは南伊勢町長の上村久仁氏に加え、南伊勢町の水産業を支えるプレイヤー5名、岡 真也氏(三重外湾漁業協同組合)、中村 直登氏(清洋水産株式会社)、舌古 勇樹氏(株式会社南勢水産)、岸本 和真氏(有限会社丸久水産)、橋本 純氏(有限会社友栄水産)。 さらにパートナーの株式会社ライトハウスからは坂井 心氏も参加してくれ、FJからはCo-Fo

          チームTRITON南伊勢、三重県知事と対談【前半】

          石巻名物「金華サバ」の缶詰が店頭から消える日・・・

          宮城・石巻の特産品と言えば、石巻漁港で獲れた「金華サバ」です。身が大きく、脂のりもよくて大人気。今シーズンも11月下旬から石巻漁港でサバの水揚げが本格化し、シーズン到来が宣言されました。 ところが、金華サバはここ数年不漁が続いています。地元の水産加工会社が名物の缶詰を作れなくて困っているほどです。三陸の海でいったい何が起きているのでしょうか。おいしい金華サバを絶やさないためにはどんなことができるのでしょうか。石巻を拠点に水産業の変革を目指すフィッシャーマン・ジャパンが、みなさ

          石巻名物「金華サバ」の缶詰が店頭から消える日・・・

          第4回 うおうおキッチン 三和の秋、石高生みんな初めてだったけど上手だったよ編

          10月12日(水)に第4回うおうおキッチンを開催しました。 今回のうおうおキッチンには高校生5名とFJ社員2名が参加してくれました。 前回に引き続き、三和で購入したタコとムール貝、イシモチを使ってタコとムール貝のパエリア、イシモチのムニエル、野菜たっぷりコンソメスープを作りました。 今回は石巻高校の5名の女の子が参加してくれました。みんな魚を触ったことがなく、最初は素手で触ることに躊躇していましたが、一回捌けるようになると「楽しい!」と言いながらあっという間に何匹も捌いてい

          第4回 うおうおキッチン 三和の秋、石高生みんな初めてだったけど上手だったよ編

          第3回 うおうおキッチン 三和の秋の味覚、宮水生はやっぱりさばくのうまかった編

          9月26日(火)に第3回うおうおキッチンを開催しました。 今回は高校生5名、大学生2名、水産加工会社の社員1名、FJ社員2名が参加してくれました。 メニューはどんこ汁、秋刀魚の炊き込みご飯、アジフライです。 地元で上がった季節の魚を感じてほしい、郷土料理を味わう機会を作りたいと思い、近くの魚屋さん「三和」で購入しました。 参加者のうち半分以上は今回初めて魚を捌く学生たち。最初は不安そうに戸惑いながら魚を触っていましたが、三枚おろしが得意な学生に包丁の持ち方や切り方を教わりな

          第3回 うおうおキッチン 三和の秋の味覚、宮水生はやっぱりさばくのうまかった編

          第2回 うおうおキッチン ミノリフーズの秋鮭でバーガーかぶりついちゃうよ編

          9月14日(木)に第2回うおうおキッチンを開催しました。今回のうおうおキッチンには高校生3名、大学生1名、食材を提供していただいた会社の社員さん1名が参加してくれました。 メニューは秋鮭のフィッシュフライバーガー、ジャガイモと玉ねぎのポタージュ、フライドポテトと野菜チップスです。 石巻の水産加工会社であるミノリフーズさんから秋鮭を提供していただきました。高校生たちに大きな魚を捌く体験をしてもらいたいと社長のご厚意で1匹準備してくれました。 今回参加してくれた高校生たちは

          第2回 うおうおキッチン ミノリフーズの秋鮭でバーガーかぶりついちゃうよ編

          第1回 うおうおキッチン 布施商店のあなご・盛信冷凍庫のいわしで贅沢ご飯編

          8月23日(水)に記念すべき第1回目のうおうおキッチンを開催しました。 今回のうおうおキッチンには高校生4名、FJ社員3名が参加してくれました。 メニューは穴子の天ぷら、穴子ご飯、イワシのつみれ汁、イワシの南蛮漬けです。 メニュー決めから穴子の骨切り、ツミレ作り、天ぷらを揚げるところまで高校生たちが率先して調理を進めてくれました。 メニュー決めでは自分たちが食べたいものの候補をあげて、バランスを考えながら組みました。 調理では、初めて扱う魚にワクワク。ひたすら骨切りをする作業

          第1回 うおうおキッチン 布施商店のあなご・盛信冷凍庫のいわしで贅沢ご飯編

          うおうおキッチン始めました

          2023年8月から、フィッシャーマン・ジャパン(以下FJ)の拠点である宮城県石巻市と、北海道で立ち上がった仲間の団体「DO FOR FISH」の拠点である北海道札幌市の2地域で、魚が美味しい街ならではの体験イベント「うおうおキッチン」を始めました。 子どもから大人まで、みんなで地元の魚をさばき、美味しい料理をつくります。時には、漁船に乗ったり、市場や加工会社を見学して地元や水産業のストーリーを聞くこともできます。 地元への愛を深める。生きる力を身につける。水産業に対する興

          ブルーボトルコーヒー 代官山カフェ でFJ理事 鈴木真悟の銀鮭が採用されました

          2023年12月20日(水)にオープンした「ブルーボトルコーヒー 代官山カフェ」。「循環するカフェ」をコンセプトにし、その設計にはコーヒーの抽出殻の塗料を使用するなど、サステナブルな循環を生み出すことを実現しています。 そしてブルーボトルコーヒー 代官山カフェ限定メニューとして、今回鈴木真悟が常務を勤める「株式会社マルキン」のブランド銀鮭「銀王」が採用されました。 銀王は日本で初めて銀鮭で国際サステナブルシーフード認証を取得しており、その品質だけでなく、サステナブルな社会

          ブルーボトルコーヒー 代官山カフェ でFJ理事 鈴木真悟の銀鮭が採用されました

          石巻からエシカル消費を広げたい 悩みながらも信じる道をゆくフィッシャーマン・ジャパン ワーホリ・海外輸出事業担当 寺田杏寿

          エシカル消費で世の中をよくしたい――。寺田杏寿(24)は学生時代から「やりたいこと」が定まっていた。しかし、実現への道がなかなか見つからない。就職活動で思い悩んだ末にたどり着いたのは、インターンの時に「しんどい」経験をしたはずのフィッシャーマン・ジャパンだった。それから約1年。「自信がもてない」と本人は言うが、チームに不可欠な存在になりつつある。思い悩みながらも、理想に向かって着実に歩みを進めている。 フィッシャーマン・ジャパンと出会うまで寺田の学生時代のアウトラインを聞い

          石巻からエシカル消費を広げたい 悩みながらも信じる道をゆくフィッシャーマン・ジャパン ワーホリ・海外輸出事業担当 寺田杏寿

          豊かな海を守る唯一無二の金融スキームを目指して「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」の投資がスタート

          利回りを追求すると同時に社会課題の解決を目指す「インパクト投資」――津田さんとミュージックセキュリティーズは、2014年にフィッシャーマン・ジャパンができる前からのビジネスパートナーだと聞きました。どんなきっかけでつき合いが始まったのでしょうか? 津田:東日本大震災が起きた時、私は石巻で父母が営んでいた魚屋を継いで働いていました。その時、ミュージックセキュリティーズは被災から立ち上がろうとしている事業者のために「セキュリテ被災地応援ファンド」というスキームを作り、全国の個人

          豊かな海を守る唯一無二の金融スキームを目指して「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」の投資がスタート