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フィッシャーマン・ジャパン グループとみらいマルシェが業務提携し、水産業のしくみの変革を推進

 フィッシャーマン・ジャパン グループ(本社:宮城県)とみらいマルシェ株式会社(本社:東京都)は、水産業のしくみを変えるプロジェクトの一環として業務提携を開始し、産地の水産物の販路拡大、及び産地・スーパー間の流通の最適化を推進します。

昨今、産地の事業者は、市場流通率の低下や、消費者・飲食店向けの産直サービスの出現といった外部環境の変化を受けて、自社に合った独自販路の再構築が求められています。一方で、加速する人手不足の中、効率的で効果的な販売ネットワークを獲得し運用していくことは現実には困難であることが多く、水産業において大きな課題の一つとなっています。

みらいマルシェは、産地の事業者が商流・物流調整に対して手間を掛けることなく全国のスーパー・小売店への販路を獲得し、毎日の取引をより円滑に進めることができるサービスとして、オンライン市場「みらいマルシェ」を展開しており、産地の販路拡大と流通最適化を実現してきました。

産地と食品スーパー・小売店をつなぐ「みらいマルシェ」

この度の業務提携では、全国の産地に幅広くコンサルティング支援実績をもつフィッシャーマン・ジャパン グループと、サービス開始から累計流通金額70億円の実績をもつみらいマルシェが業務上の連携を行うことで、両者の強みをこれまで以上に発揮し、水産業の課題解決に大きな推進力を生むことを狙いとしています。

具体的な取り組みとしては、(1)フィッシャーマン・ジャパン グループがコンサルティングを行う全国の産地に対し、オンライン市場「みらいマルシェ」の活用を支援手段の一つとして組み込むこと、(2)産地事業者の新たな販路に対する円滑な立ち上げを実現するためのオンボーディングスキームを両社で構築・運用すること、(3)オンライン市場の活用ありきではなく、産地の事業者に対し最適な支援ができるよう、みらいマルシェの有する商流ネットワークや物流ネットワークを柔軟に活用すること、等を行っていきます。

「日常食の担い手」であるスーパー・小売店との間の流通を最適化することは、消費者の毎日の食卓を豊かにすることと直結するため、魚食推進の観点からも重要な取り組みの一つとして位置付けられると考えています。

水産業全体の生産性向上のため、豊かな食の未来のため、ぜひ、フィッシャーマン・ジャパン グループとみらいマルシェの業務提携にご期待ください。

産地事業者のコメント

三重外湾漁業協同組合 販売流通課 百合本課長(写真右)

三重外湾漁業協同組合 販売流通課 百合本課長

今春、フィッシャーマン・ジャパン グループの支援のもと導入した『みらいマルシェ』を通じて、ブランド化を進めている「桜ブリ」を中心に販売し、販路を拡大することができました。朝の水揚げ状況を更新すると、東京や神奈川、千葉、茨城、岐阜、大阪、奈良などの多くのスーパー・小売店から注文が入り、その日のうちに出荷して翌日にはお客様のもとに届けられました。 2社の連携は、私たちだけではなく、多くの産地事業者にとって大きな意義をもつと実感しています。

※現在、三重県南伊勢町、三重外湾漁業協同組合、フィッシャーマン・ジャパン グループが連携して、水産業の担い手育成&販路拡大を行っています。

 

■会社概要

フィッシャーマン・ジャパン グループ

2016年3月にフィッシャーマン・ジャパン グループは東日本大震災を機に宮城の漁師と魚屋が集まり組織した若手漁師集団。水産業をカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業を作ることを理念に掲げて活動をしている。現在フィッシャーマン・ジャパン グループは担い手育成や採用支援などを行う「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」と国内外への販路開拓やブランディング支援などを行う「株式会社
フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング」の2社で構成している。


みらいマルシェ株式会社

2018年に創業。産地と生鮮小売店をマッチングし、毎日の取引を円滑に進めるためのオンライン市場「みらいマルシェ」を開発・運営。日本国内に限らず輸出事業者と連携して海外への出荷も行い、2021年から生鮮小売店の旬なフェア開催をトータルサポートする「産地フェア応援プロジェクト」も展開。


■お問い合わせ先

フィッシャーマン・ジャパン グループ 津田
marketing@fishermanjapan.com

みらいマルシェ株式会社 土屋
contact@miraimarche.com


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