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旅旅本 -気だるい空気感-

先週末は、スケボーと打ち上げ飲み会でnoteを書く時間がなかったです。
中国も各地でスケボー人口増加しており、我々が無料で遊んでいた公園のスケボー場所も工事がされて、きちっとしたスケボー場となってます。
仕方なく、公園近辺でコツコツとOLLIE(スケボー技)を練習してます。

公園のスケボー場工事中、引き続き無料開放だと嬉しい


さて、前回Blogにて、旅本について書くと言ったので、大した知識もないですが、ガイドブックとか漫画とかも含めて書きたいと思います。

旅の本と言えば、皆さん何を思い浮かべますか?

まず最初に思い浮かぶのが「地球の歩き方、ダイヤモンド・ビッグ社」ではないでしょうか。
過去(20年以上前)、地球の歩き方は現地の記者の情報に加えて、投稿形式の旅情報が掲載されており、最もローカル情報が載っている旅行ガイドブックでした。
スマホがなく、まだまだ本による情報が重宝された時代でした。
インドで出会った友人は、旅が好きすぎて、この会社に就職しましたが、
コロナの影響で倒産したようです。残念です….
「地球の歩き方」本自体はまだ販売されているようですが、事業譲渡されて、他の出版会社さんが運営されているのですね。

初めての旅、2週間程の往復旅行券を買い、バンコク・ドンムアン空港に降り立ち、情報がない中、赤バスでカオサンにたどり着き、あまりにも情報がないことを思い知らされて、結局、サイアムスクエア・バンコク紀伊国屋で買った「地球の歩き方」が、最初のこの本との出会いでした。
その後、もっとローカルな現地に密着した情報が欲しい、安宿に置いてある旅ノート級の生の情報はないのか?と日本に帰ってから思っていたところ、出会ったのが、「旅行人」です。
ネパールの日本食レストランにも、雑誌「旅行人」が置いてあり、よく読み込みました。(ネパールの日本食うまかった、ありがとうネパールの方々)
そして、就職してお金に余裕が出てからは、私も定期購読しておりました。

(有)旅行人は、蔵前 仁一さんがご夫婦で運営されている会社で、雑誌は編集長も務められていたと思います。雑誌「旅行人」が休刊となった時は、私の旅も一段落した気持ちでした。(仕事ばっかしてた時期ですが購読してました)
旅先で、分厚い写真が少なく文字だらけの「ロンリープラネット」を抱えたドイツ人旅行者によく遭遇しました。当時、この本は日本語訳出版されておらず、日本人はロンリープラネットの1/3の厚さもなく写真だらけの「地球の歩き方」しか持っておらず、ヨーロッパ旅人と比べて、情報量が圧倒的にに少なかったです。
しかし、この旅行人の「旅行人ノート①チベット」本はロンリープラネットでもカバーできない情報を持っていたし、「メコンの国」、「アジア横断」、「アフリカ」等は必要最低限の情報が記載され、重くも(厚くも)なくて、陸路で国を移動する旅人に非常に大切にされた本です。
(有)旅行人から出版された本は多種あり、小説・エッセイ・漫画等、色んな旅人作家が私の人生を旅色にカラフルに染めてくれました。

読みやすい漫画、
アジアのディープな歩き方・堀田あきお」も、何度も読みました。

なぜかこの本の雰囲気が好きで、ラオス・ルアンパパーンからのスピードボードでのタイ・チェンコーンへの移動、カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館・キリングフィールド等は、この本のルートをたどってみたりしました。
インド・ネパール編は私が行った後に出版されたので、ぁ~そうそうそうと共感していたと思います。
主人公が、就職後、仕事モードになっていて、彼女に振られて、アジアの旅で自分を見つける旅の話ですが、物語や漫画・絵の各所に旅の気だるい空気が漂っていて、未だに好きです。(ミャンマーで仏像と寝てるとことかサイコー)

格安航空券で、成田空港に行く時・満員電車に乗っている時の違和感、数か月の旅から戻りボロボロの恰好でバックパックを背負い、東京の電車に乗っているときの違和感を、当時のネオポップジャパン時代(なんじゃそりゃ)では感じました。
そういう感傷に浸った感じが、好きだったのかもしれないです。
出会ったアジアの子供たちは笑顔だった、
なぜ日本はこんなに恵まれているのに皆幸せじゃないんだろうと、
1999年旅帰り、山手線の中で思ってました。

その心境は、「アジアン・ジャパニーズ・小林紀晴」の共感に繋がり、本という本を読んだことがない私が、旅関係の本に惹かれていくのでした。
聖なる河・遠藤周作」は、インドのバラナシの古本レンタル屋(インド人すごい)で借りて、ビシュヌ・ゲストハウスで読みました。
(ガンジス河でバタフライというドラマで中谷美紀さんが立ってたところで読んでました…笑)
実は、その店でインド人店主からおススメされて借りるまで、この本の存在自体を知らなかったのですwww

スマホもない当時の旅は、旅人同士の本交換や、安宿に置いてある本を読むことも多く、音楽ばかりで活字苦手な私を良い方向に導いてくれました。

昨日見たドラマ「ソロ活女子3」の最終話でも言ってましたが、目的を持ってするのがソロ活、旅とは普段自分がしないことに出会う機会だということのようです。
ずっと食べらなかった梅干しを食べられるようになった事を思いました。バラナシでお腹を壊してたところ、日本人女子から持参したおばあちゃんの梅干しを貰いました。朦朧としている中、何故か食べてみた。
究極に旨かったです。それから梅干し大好きっ子に変身!


普段の生活では時間がなく、そして、(SNSとか)誘惑が多く、本をゆっくりと読む機会がないと思います。
旅という環境があったから、旅中の街で沈没してて(することないから)、本を読むことができた。
出会った人が持っていた本、安宿やレストランに置いてあった本、旅人に面白いと教えてもらった本、それは普段の生活では出会うことがなかった物語です。

旅に必要なのは、发呆(中国語:ぼーっとすること)だと思います。
その環境があれば、自分が次に何をするか、それは自分を発見する、新しい自分・新たなコトを見つける、旅に、繋がるかもしれないですね。


次回は旅に駆り出してくれた映画について書きたいと思います。
期待せずにお待ちを。
本日は以上です。


本トラベラーより

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