ライブでは手をあげたくない
2024年7月26日(金)朝の6:00になりました。
俺たちに関わるな!ライブにも来るな!レコードも買うな!
どうも、高倉大希です。
「手をあげろ!」
ステージの上から、MCがこう叫びます。
「うおおおお!」と盛り上がり、自分もまわりに合わせて高々と手をあげます。
ところが数秒経ったら、なんだか恥ずかしい気持ちになります。
無理をして手をあげている自分を、メタ認知することになるからです。
手なんてべつに、あげたいと思っちゃいないのです。
だから、ライブはすこしだけ苦手です。
手をあげることができない自分が悪いのだと、思い込んでしまうからです。
隣の人は手をあげているのに、自分があげないのはおかしいのかもしれない。
みんな手をあげているのに、自分だけあげないと輪を乱してしまうかもしれない。
どうしても、こんなふうに考えてしまいます。
音楽自体は大好きなのに、ライブだけはどうしても好きになれません。
とあるアーティストが、ライブ中にこんなことを言ってくれました。
「棒立ちでもいい、つまらなかったら帰ってくれてもいい」
この言葉を耳にした瞬間に、随分と救われました。
数年経ったいまでも自信をもって、このアーティストのファンだと言い切れます。
そのライブは妙な邪念を抜きにして、音楽そのものを楽しむことができました。
手をあげなくてもいいという安心感は、とてつもなく大きなものでした。
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棒立ちでもいい。
つまらなかったら帰ってくれてもいい。
いつかは誰かに、そう言える大人になりたいなと思います。
みんなが手をあげているからといって、必ずしも手をあげなきゃいけないわけではありません。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。