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はじまりはいつも緩やかに


2023年10月9日(月)朝の6:00になりました。

病的なまでに思慮深いやつの思考さえ遠く及ばない。

どうも、高倉大希です。




ノートの1ページ目は、いつだって綺麗です。

心機一転がんばろうという気持ちが、そこには表れるからです。


ところがページを重ねるごとに、字は雑になっていきます。

気がつけば、居眠りによる謎の線が引かれることになるわけです。


これが、スタートダッシュの成れの果てです。

だれもが経験したはずなのに、だれもがこれをくり返します。


さまざまな学校を視察・見学させていただく経験から一ついえるのは、よい実践をしている学校はおしなべてスタートが緩やかである。

藤原さと(2023)「協働する探求のデザイン」平凡社


スタートダッシュが重要になるのは、あくまでも短距離走の話です。

長距離走でスタートダッシュをかましたとしても、のちにバテておしまいです。


それにも関わらず、盛大にかましたくなってしまうのが人間の性というものです。

オープニングセレモニーに予算をかけすぎて、閉会式はハリボテです。


これが、スタートダッシュの成れの果てです。

だれもが経験したはずなのに、だれもがこれをくり返します。


強くなるための強力なギア、それが「言葉」です。私たちは生まれた時代も場所も境遇も遺伝子も変えることができません。環境、体重、筋力などは継続によって変えることができますが、変化させるのに時間がかかります。今すぐに確実にできること、それは「言葉」を変えることです。

二重作拓也(2022)「強さの磨き方」アチーブメント出版株式会社


走っている途中に、軽食をとる人なんているのだろうか。

フルマラソンに出場するまで、ずっとそう思っていました。


いざ走ってみると、その必要性を身に染みて実感します。

とてもじゃないけど、食べなければ走れないのです。


給水所に置いてあるバナナが、いかにありがたかったことか。

チョコレートひと粒が、どれだけ偉大だったことか。


変わりたいときに、うまく変われるコツとは何か?それは、最初からすぐに変われないことを自覚して、時間がかかることを織り込んで、変わる努力を継続することだ。

森岡毅(2019)「苦しかったときの話をしようか」ダイヤモンド社


なにごとも、急に大きく変わることはありません。

最初からすぐに変わらないことを自覚して、継続することが大切です。


言い方を変えるなら、意図して緩やかにスタートを切るべきだということです。

わたしはちは、自動的に張り切ってスタートを切ってしまいます。


はじまりはいつも緩やかに。

給水所で待っています。






サポートしたあなたには幸せが訪れます。