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しゃくとり虫のように進む
2023年10月24日(火)朝の6:00になりました。
しゃくとり虫、そろそろ登れ、富士の山。
どうも、高倉大希です。
遠くに旗を掲げて、そこまでの距離を縮める。
ものごとは、こうして前へと進みます。
あまりに遠くに掲げすぎると、見えなくなってしまいます。
だからといって近くに掲げすぎると、一向に前へと進みません。
多少旗が遠かったとしても、その距離を縮められるようになる。
これが、成長というものです。
なにか新しいことが始まろうというときに、できない理由ばかりを探して並べてしまう人がいます。しかし「ないものをつくる」ということに必要なのは「できない理由」よりも「できる方法」なのです。
わたしたちは、旗までの距離の縮め方を、思い込みによって制限してしまいます。
本当は簡単に縮められる距離なのに、そのための手段を選ぼうとすらしません。
なんなら、はじめからそんな手段はないものだと思っています。
やればできる手段でも、できないものだと信じきっているのです。
できないと思っていれば、当然選択肢にすらあがりません。
できない手段は、思いつきもしないのです。
子どもたちを今の社会に合わせられるようにするのではなくて、むしろ子どもたちが現状を変えていけるように、現状から解放されるような教育を行うべきだよ。
なんだかものごとの前進は、しゃくとり虫みたいだなと思います。
身体を精一杯ぐんと伸ばして、その分だけ前へと進みます。
いちどに進むことができる距離は、自分の身体の長さ分です。
それ以上の距離を、進むことはできません。
なんどもなんども身体を伸び縮みさせながら、旗に向かって進みます。
そして旗についたころには、すこしだけ身体も大きくなっているのです。
私たち自身が作り出しているはずの社会を、私たちはまだ十分にコントロールできないでいます。科学がいくら進歩し自然界をコントロールすることに成功しても、社会をコントロールするための科学を私たちはまだ手にしていません。
そうしているうちに旗を遠くに掲げることが、だんだんと楽しくなっていきます。
夢のような距離だったとしても、到達できるような気がしてくるわけです。
決して、いちどに辿り着こうとしてはなりません。
問題を解決するのは、順番にひとつずつです。
いちどに進めるのは、自分の身体の長さ分です。
しゃくとり虫のように、着実に前へと進むのです。
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— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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