Firenze in Tasca

イタリア・フィレンツェでワイナリーツアーをおこなっています。 イタリアが好きな人・イタ…

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イタリア・フィレンツェでワイナリーツアーをおこなっています。 イタリアが好きな人・イタリアに行きたい人・イタリアを知りたい人のために、イタリア情報やワイン&グルメをフィレンツェから発信しています。 ワインのストーリー(物語)を伝えたい。

最近の記事

偉大なワイン!ポッジョ・ディ・ソットのワイナリーへ行ってきました

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノといえば、イタリアはトスカーナ州モンタルチーノで造られる偉大な赤ワイン。 その中でも、ワイン専門ガイドの最高評価を毎年獲得し続けるポッジョ・ディ・ソット。ワイン愛好家の垂涎の的であるワインです。 そんなポッジョ・ディ・ソットのワイナリーに行ってきましたので、そのときの様子をご紹介します。 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとはブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは、トスカーナ州モンタルチーノ地方で造られるDOCG(統制保証原産地呼称)です。イ

    • トスカーナのワインイベント日程2024

      春の兆しが感じられるようになったイタリア。 春になると、屋外でのイベントが多くなります。ワイン祭りも各地で開催されるようになります。 今回は、2024年、フィレンツェ周辺でおこなわれるトスカーナのワインイベントをご紹介します。 カステッリーナ・イン・キャンティのワイン祭りイベント名:Pentecoste a Castellina in Chianti ペンテコステ・ア・カステッリーナ・イン・キャンティ 日程:2024年5月17日~19日 主宰者ウェブサイト ペンテコス

      • イタリアソムリエ協会主催のワイン試飲イベント in フィレンツェ

        フィレンツェで毎年おこなわれる「エッツェッレンツァ・ディ・トスカーナ」。「トスカーナのエクセレンス」という意味で、トスカーナワインの試飲イベントです。 このイベントは、イタリアソムリエ協会が主催しているイベントで、今年は3月2日~3日に中心街近くのスタツィオーネ・レオポルダでおこなわれました。 そのときの様子をご紹介します。 ワイン試飲イベント「エッツェッレンツァ・ディ・トスカーナ(Eccellenza di Toscana)」は、一般のワインラヴァーに向けたイベントで

        • ワイン試飲会が目白押し! 2月のフィレンツェ

          毎年2月といえば、ワインの試飲会が目白押しのフィレンツェ。 その年にリリースされるヴィンテージのワインが一般公開される試飲会がいくつも開催されるのです。 今年2月におこなわれた、キャンティ、キャンティ・クラシコ、モンテプルチアーノの3つの試飲会に行ってきましたので、それらをご紹介します。どれもチケット制で、自由に行くことができますので、ワイン好きのかたは、イベントに合わせて旅行するのもあり、だと思います。 キャンティ「キャンティ・ラヴァーズ」世界で最も名が知られているイタリ

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          街の中に「ワイナリー」が誕生

          イタリアの物価高騰はすさまじく、ホテル、レストランなどの観光に欠かせないところも、すごい勢いで価格が上がりました。ホテルの価格上昇率は、フィレンツェがイタリアナンバーワンだそう。日本人観光客にとっては、さらに円安が追い打ちをかけて、何をするにも高いという状況になっています。 以前はまあまま気軽に行くことができたワイナリーも、ハイヤー代が高騰したため、「気軽に」というわけにはいかなくなりました。 そんなときに、ワイナリー生産者から、フィレンツェにワインラウンジをオープンした

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          作り話のような本当の話 奇跡的なストーリーを持つワイナリー

          人生なにがあるかわからない、そんな奇跡的なストーリーがあるワイナリーをご紹介します。 ワイナリーを訪れる際、ワイナリーのオーナーはだれで、いつからワイン造りを始めて、どんなこだわりでワインを造っているのかということは、ぜひ聞きたいポイントではないでしょうか。 イタリアのワイナリーのオーナーは、貴族か、ワイン好きの実業家か、代々土地を受け継いでワイン造りをしている農家か、という場合が多いです。 そんななかで、トスカーナ州モンタルチーノにあるチャッチ・ピッコローミニ・ダラゴ

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          イタリア式年越しスパークリングワインで乾杯

          新年明けましておめでとうございます。 日本に遅れること8時間、イタリアでも年が明けました。 日本の年明けのカウントダウンの様子をオンラインで見るのが、ここ数年の恒例になりました。そして、その後リアルでイタリアの年明け。2度年明けを楽しめるなんて便利な世の中になりました。 日本とイタリアのカウントダウンの違いは、日本では「3、2、1、明けましておめでとう!」の瞬間に「わー!」となりますが、イタリアでは年明けの瞬間にスパークリングワインを「ポン!」と開けて、飲んで盛り上がり

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          お酒で人生が豊かに ファストフードがスローフードになった話

          私は「今日は何を食べよう」ではなく「今日は何を飲もう」を先に考えることのほうが多いです。 何を飲むかによって何を食べるかを決めることが多いのです。 「サルデーニャ島のさわやかな白ワインを飲みたいから、魚介のパスタにしよう」 「モンタルチーノのまろやかな赤ワインにするから、煮込み用に牛肉を買ってこよう」 という具合です。 お酒と料理の相性を考えながら、献立を決めるのが楽しい。 お酒と合わせながら料理を食べるのは、もっと楽しい。 お酒を飲みながらの食事は、自然と時間が長くな

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          白トリュフ祭りでトリュフ三昧

          秋のイタリアはおいしいものがいっぱい。特に白トリュフは世界中のグルメの垂涎の的です。 白トリュフの産地で有名なサン・ミニアートの白トリュフ祭りに行ってきましたので、そのときの様子、そして買ってきた白トリュフを使った料理をご紹介します。 白トリュフの産地サン・ミニアートとは白トリュフの産地といえば、イタリア・ピエモンテ州アルバが有名ですが、その次に有名なのがトスカーナ州サン・ミニアートです。 サン・ミニアートは、フィレンツェから西へ約45キロのところにある村。小高い丘にあ

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          美食の街ボローニャでグルメツアー

          ボローニャといえば、イタリアでも「美食の街」として知られています。 ボローニャはエミリア・ロマーニャ州の州都で、エミリア・ロマーニャ州といえば食材の宝庫。モルタデッラ(ボローニャソーセージ)、パルマの生ハム、パルミジャーノ・レッジャーノ、モデナのバルサミコ酢はすべてエミリア・ロマーニャ州が産地です。 フィレンツェから、エミリア・ロマーニャ州のグルメを求めて、ボローニャに行ってきました。 ボローニャとはボローニャは、フィレンツェの北110キロほどのところにある街で、エミリ

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          フィレンツェからアッシジへ 名物パスタとウンブリアのワイン

          フィレンツェから電車で日帰りの旅、アッシジへ行ってきました。 アッシジはウンブリア州にありますので、トスカーナ州のフィレンツェからは州をまたぐ小旅行。イタリアでは州をまたぐと、食べ物とワインがいっきに変わるので、グルメは旅の醍醐味のひとつ。 アッシジは、イタリアの守護聖人である聖フランチェスコの町で、カトリック教徒の巡礼の地となっています。一番のみどころは、サン・フランチェスコ聖堂。 ウンブリアのグルメと神聖なサン・フランチェスコ聖堂をめざしてアッシジへ行ったときの様子

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          大理石の洞窟の中で出会ったワイン カッラーラへ日帰り旅行

          イタリアでは、日用品から家具、家の内装や建築、そして芸術作品まで大理石をよく見かけます。かのミケランジェロ作ダヴィデ像も大理石。ダヴィデ像の大理石はカッラーラ産で、ミケランジェロはカッラーラの白大理石を愛したといわれています。 そのカッラーラに行ってきました。 大理石の洞窟の中でワインとの出会いもありましたので、カッラーラに行ったときのことをご紹介します。 カッラーラとはカッラーラとは、イタリア・トスカーナ州の北西部に位置し、世界最大の白大理石の産地です。 大理石の山が

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          アペリティーボとは。フィレンツェのアペリティーボおすすめ店

          イタリアの食習慣で欠かせないのがアペリティーボ。アペリティーボとは、食事の前に食前酒を飲みながらおつまみを食べること。食事前になぜ飲んだり食べたりするのか、日本の食文化にはなかなか受け入れにくい習慣かもしれませんが、じつはとっても便利でお得で楽しいもの。 アペリティーボとは何か、アペリティーボの楽しみ方、そしてフィレンツェでのアペリティーボのおすすめのお店をご紹介します。 アペリティーボとはアペリティーボという単語自体は、食前酒のことを指すイタリア語です。広義に、食前にお

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          イタリア・トスカーナのワインイベント

          トスカーナのキャンティ・クラシコ地方では、春と秋にワインイベントがおこなわれます。 地元の人と多くのツーリストが訪れ、おおいに盛り上がるイベントです。 ワインのエキスパートがテイスティングをする試飲会というより、ワインラヴァーが楽しくワインを飲むフェスティバルといった感じです。 秋のワイン祭りは、毎年9月。グレーヴェ・イン・キャンティとパンツァーノ・イン・キャンティでワインイベントがおこなわれます。 今年は、その両方に行ってきましたので、ご紹介します。 グレーヴェ・イ

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          最高のおもてなしがいつもあるワイナリー カスティリオン・デル・ボスコ

          イタリアはトスカーナのモンタルチーノにあるカスティリオン・デル・ボスコは、最高のおもてなしがあるワイナリーです。 最高というとおおげさに聞こえるかもしれませんが、環境(畑、蔵、テイスティングルーム)、サービス(見学内容)、ホスピタリティ、気配りのすべてがすばらしいです。 これらすべてが完璧なワイナリーは多くありません。ワイナリーはおいしいワインさえ造っていればいい、という考えもあるかもしれません。でも、ワイナリーに出かけていって、心地よい対応をしてもらったら、ワインがよりお

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          大手だけど生産者の情熱を感じるワイナリー コルドルチャ

          大手ワイナリーに行くと、スタッフの対応がとても事務的なことがあります。 大規模ワイナリーの見学では、たいてい、シフト制の見学ツアー担当従業員が台本通りの話をするため、生産者の情熱を肌で感じることがなかなかできないのです。(念のため補足しますが、大手ワイナリーのワインを批判しているわけではありません。ワインはすばらしいです。) 大きな企業に人間味を求めるのは難しいかもしれませんが、ワイナリーは「生産者」です。百貨店やスーパーのような小売店ではありません。生産者には自分の生み出

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