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ティラミス発祥の地トレヴィーゾで食べたティラミス
世界中で有名になったイタリアのスイーツ、ティラミス。イタリアでも、とってもポピュラーで、定番のスイーツです。
ティラミスの発祥の地はどこかというと、北イタリアのトレヴィーゾです。
トレヴィーゾに行ってきましたので、本場で食べたティラミスはどうだったかをお届けします。トレヴィーゾの街の様子もご紹介します。
トレヴィーゾとは
トレヴィーゾは、北イタリアのヴェネト州にある街です。ヴェネト州はヴェネツィアがある州で、トレヴィーゾはヴェネツィアから北へ約40キロのところに位置します。
トレヴィーゾの街の中には、いくつもの運河が流れていて「小さなヴェネツィア」と呼ばれています。
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トレヴィーゾの街の中心は、シニョーリ広場とドゥオモ広場の周辺です。
シニョーリ広場は、県庁の建物がある広場。
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テラス席のある広いレストランがあり、18時半にはあまり人がいませんでしたが、20時半ごろ通ったら、アペリティーヴォを楽しむイタリア人カップルや、ピッツァを食べるイタリア人家族でほぼ満席になっていました。
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夕方のドゥオモの前では、イタリア人たちがおしゃべりをしている姿がありました。
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外はにぎわっていましたが、中はひっそり。
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ドゥオモのまわりで、ジェラートを食べている人が多かったので、私もジェラートが食べたくなり、近くのジェラート屋さんへ。
ティラミス味のジェラートはありませんでした。ティラミスはジェラートではなく、生菓子として食べるのが鉄則なのでしょうか??(フィレンツェではティラミス味のジェラートがあります)
この地域ならではのクレマ・ヴェネツィアーノ(ヴェネツィアのクリーム)にしてみました。
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キャラメルとチョコレートがトッピングされた濃厚なクリーム味でおいしかったです。
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ティラミス発祥の地トレヴィーゾのティラミス
トレヴィーゾの街を散歩したあと、シニョーリ広場近くの運河の脇にあるレストランへ行きました。
トレヴィーゾはヴェネツィア近郊というだけあって、海の幸のメニューのレストランが多いです。
肉の街フィレンツェで、普段魚介をほとんど食べない生活をしているため、シーフードはとってもうれしい。
食べたのは、エビのタリオリーニ。エビの出汁のきいたトマトソースが濃厚で、エビもたっぷり。おいしかった!
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合わせたワインは、スパークリングワインのプロセッコ。トレヴィーゾを含め、この辺り一帯はプロセッコの産地なのです。
さわやかな味わいのプロセッコと魚介のパスタの組み合わせはいうまでもなくバツグン。
さて、一番の目的だったティラミス。
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クリーム部分がたっぷり。かなり黄色っぽい色で、卵黄がたっぷり使ってあるということがわかります。
ティラミスのクリーム部分の材料は、マスカルポーネ、卵、砂糖というのが伝統的なレシピ。それらの分量で、やわらかさや色が異なってきます。
もったりとした濃厚さがおいしい!
下の生地には、濃いエスプレッソの味がしみこんでいて、上の濃厚なクリームに負けていません。
ティラミスは「私を元気にさせて」という意味で、高カロリーのクリームと目が覚めるようなコーヒーの味は、まさに元気になる味わい。
念願だった本場のティラミスのおいしさに満足。トレヴィーゾのティラミス食べ歩きをしたくなりました。
トレヴィーゾのスーパーのティラミス
トレヴィーゾでティラミス巡りをする時間はなかったため、レストランでティラミスを食べた翌日、トレヴィーゾのスーパーでティラミスを買って食べました。
工場生産の日持ちするパッケージのものではなく、ケーキ屋さんコーナーにおいてあり、3種類ありました。
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フィレンツェのスーパーではこんな風にティラミスが売られているのを見たことがないので、さすが本場は違うなあと思いました。
一番小さいものを購入して、ホテルで食べました。
小さいといっても200グラム以上で、充分な量。
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2層になっていて、クリーム部分は白っぽい色。
なめらかでふわっとした食感。クリーミーでおいしい。
生地はフィンガービスケットで、コーヒーがしっかりとしみこんでいました。
トレヴィーゾのすすめ
旅行好きの知人は、「トレヴィーゾはあまり観光地化していなく、素敵な街で、とてもおすすめ」といっていました。
たしかに、風情があり、ゆったりとしているもののほどよい活気があり、魅力的な街です。
フィレンツェやヴェネツィアは、オーバーツーリズムで生活感があまり感じられなくなりましたが、トレヴィーゾではイタリア人の生活を垣間見ることができます。
ティラミスのほかにも、高級野菜のトレヴィーゾ産ラディッキオや、ヴェネト州のワインやチーズとおいしいものがいっぱい。
ヴェネツィアに行くなら、ついでにトレヴィーゾに立ち寄ってみるのもよいのではないかと思います。
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